『吾妻鏡―鎌倉幕府「正史」の虚実』/藪本勝治インタビュー
鎌倉幕府の歩みが綴られた文献、『吾妻鏡』。幕府の公式記録という認識が根強かったが、史実の錯誤や改変も少なくないという。近年の研究も踏まえて検証すると、いったい何が見えてくるのか。『…[続きはこちら]
2024/09/30
鎌倉幕府の歩みが綴られた文献、『吾妻鏡』。幕府の公式記録という認識が根強かったが、史実の錯誤や改変も少なくないという。近年の研究も踏まえて検証すると、いったい何が見えてくるのか。『…[続きはこちら]
2024/09/30
世界で最も多くの米軍基地を抱え、米兵が駐留する日本。なぜ、いつから基地大国になったのか。米軍は何のために日本にいるのか。本書では、在日米軍の〈裏の顔〉である「国連軍」が駐留してきた…[続きはこちら]
2024/09/06
世界の思想・宗教に大きな影響を与え続けているインド思想。それを記述する大事なことばがサンスクリットです。じつはこのことばは日本語の語彙にもたくさん流入していますし、50音図もそもそ…[続きはこちら]
2024/08/29
チンギス・カンの生涯と事績を中心に、はるかなる祖先の系譜から第2代君主オゴデイの治世までを綴った『元朝秘史』。モンゴル帝国の草創期はこの史書なくしては語れない。長年にわたる文献史学…[続きはこちら]
2024/07/17
現在のドイツの源流となった神聖ローマ帝国。その領域は広大で、歴史はゆうに800年を超える。だが、世界史の授業で名前は出てきたものの、詳しく教わった記憶はない、という人も多いのではな…[続きはこちら]
2024/06/05
岡本: おっしゃるように、中国は「広大」ですので、観察理解するには、どこからどのようにみればよいのか、とまどうことが少なくありません。これは研究者・専門家であろうとなかろうと、誰し…[続きはこちら]
2024/06/05
最初の武家法として名高い御成敗式目。鎌倉幕府の基本法とも言われるが、それは本当か。どのように生まれ、何が定められ、なぜ広く知られるようになったのか――。『御成敗式目 鎌倉武士の法と…[続きはこちら]
2024/05/24
西武鉄道や国土計画、西武百貨店に代表される西武グループの創始者・堤康次郎。2024年は没後60年に当たります。この堤康次郎の企業家としての事績を網羅した『堤康次郎 西武グループと2…[続きはこちら]
2024/05/14
11年に及んだ応仁の乱の終結後、室町幕府の将軍の求心力は低下し、群雄割拠する戦国時代が幕を開ける。だが、幕府はすぐに滅亡したわけではない。歴代将軍は百年にわたり権威を維持し、各地の…[続きはこちら]
2024/05/10
法華経への帰依を説き、他宗を激しく攻撃して、幾多の苦難を経験した日蓮。時代を超えて影響力を持ちつづける不世出の僧は、地震や疫病、蒙古襲来などで多難を極めた鎌倉時代をどう生きたのか。…[続きはこちら]
2024/04/30
近年、DNAの解析速度は飛躍的に向上し、かつては不可能だと思われていたことが次々と実現しつつある。となれば、恐竜やマンモスの復活も夢ではない? 現時点での達成と限界とは? 『化石に…[続きはこちら]
2024/04/28
天正3年(1575)、現在の愛知県新城市で、織田信長・徳川家康の連合軍と武田勝頼率いる軍勢が激突した。長篠合戦である。鉄砲の威力の前に武田方が大敗を喫した戦いとして知られるが、そう…[続きはこちら]
2024/04/26
音声英語に接し、聴き取れないからと英語習得を断念したことはありませんでしょうか。どうしたら聴き取れるのか。「一定の速度で英文が読めれば、おのずとリスニングの力も上がる」と北村一真さ…[続きはこちら]
2024/03/26
世界は広いけれども、それぞれの生き物が生きることができるのは、ほんの小さな場所です。「なぜ生き物はそこに棲んでいるのか」を巡るエキサイティングな新書『生き物の「居場所」はどう決まる…[続きはこちら]
2024/02/29
国家の「知」を支えるべく国立の図書館、帝国図書館が作られたのは明治時代。誕生までの道のりはもとより、以降も困難な歩みを続けることになりました。その軌跡を周到に描き出した『帝国図書館…[続きはこちら]
2024/02/06
インテリジェンス(情報分析や防諜活動)への関心が高まり、TBS日曜劇場『VIVANT』でも日本の情報機関「別班」が話題になりました。そのなかで、戦後日本の情報機関の全体像を描いた『…[続きはこちら]
2024/01/30
今年10月29日に建国100年を迎えたトルコ。同国を建てたのは、ムスタファ・ケマル(1881~1938)だ。オスマン帝国時代に救国の英雄として活躍した彼は、帝国崩壊後に新国家の建設…[続きはこちら]
2023/11/07
ヨーロッパ中世を画する人物としてはカール大帝が有名ですが、カール大帝から百数十年後、もうひとりの「大帝」が現れます。このオットー大帝の生涯を巨細に描いた『オットー大帝―辺境の戦士か…[続きはこちら]
2023/10/26
四季に恵まれた日本。春一番も梅雨も台風も大雪も、すべて季節風にかかわっています。この季節風がモンスーンです。モンスーンによって日本をはじめとするアジアの文明がどんな影響を受けたか、…[続きはこちら]
2023/09/21
鳥が一羽もいない都市を想像できるでしょうか。 通勤・通学の途中で、ちょっと足をとめて下さい。耳を澄ませ、上を見上げて下さい。そこにはよく知った鳥が、あるいはなんだか見慣れない鳥がい…[続きはこちら]
2023/09/12
不変の様式美を極めたビザンティン美術、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックと変革を続けたローマン・カトリックの美術――。1000年を超える歴史を持ち、今も美術ファンを魅了して…[続きはこちら]
2023/08/28
2023年8月、ハワイ・マウイ島で、アメリカ史上最大級の犠牲者を出す山火事が発生。6月にカナダの山火事で生じた煙がアメリカ国内に及び、ニューヨークが最悪レベルの大気汚染に見舞われる…[続きはこちら]
2023/08/17
勇猛果敢で知られる戦国武将、柴田勝家。だが勝家には羽柴(豊臣)秀吉の引き立て役という負のイメージがつきまとっている。小説やドラマで繰り返し描かれる人物像は、はたして真実の姿を映し出…[続きはこちら]
2023/07/31
ユダヤ教やキリスト教、イスラム教にまつわる史跡が数多く残り、今も世界中から巡礼が訪れる「聖都」エルサレム。多様な文化が混じり合う街の魅力を、まるで美術館を巡るように丹念に解説した『…[続きはこちら]
2023/07/27
『大東亜共栄圏』(2022年7月25日刊)は版を重ね、各紙誌でも取り上げられ高い評価を得ています。加藤陽子(東大教授・日本近代史専攻)さんからは「毎年夏に読み返したい必読の本だ」(…[続きはこちら]
2023/07/13
日本がまだ若々しく、何事もおおらかだったイメージがある奈良時代。だが歴史をひもとくと、皇位継承をめぐって長屋王の変、橘奈良麻呂の変、恵美押勝の内乱などの政争が相次ぎ、激しい権力闘争…[続きはこちら]
2023/07/10
アジアの中心に位置する、世界最大の高原チベット。この地に生まれたチベット仏教は、各地に多大な影響を及ぼし、いまなお人々の心を捉えてやみません。チベットの文化・宗教と歴史を古代から現…[続きはこちら]
2023/07/06
世界は今でも理不尽な悲惨さに満ちています。貧困、差別、災害、疫病、戦争……。これらに立ち向かうための学問が開発経済学です。『入門 開発経済学』を刊行した山形辰史先生にお話を伺いまし…[続きはこちら]
2023/06/28
高校で古典文法を習うので、日本語の文法が時代とともに変わってきていることはよく知られています。では、発音はどうなのでしょうか。昔も今と同じ発音だったのでしょうか。この難問に答えたの…[続きはこちら]
2023/06/24
保坂三四郎さんが執筆した『諜報国家ロシア』は、諜報機関のKGB、そしてFSBがいかにしてソ連、そしてロシアを掌握してきたか、その歴史と思想、行動原理を解き明かします。保坂さんに執…[続きはこちら]
2023/06/22
2022年2月、ロシアがウクライナに全面侵攻しました。国際法を無視するロシアに世界各国からの非難の声があがっていますが、停戦の兆しは見えず、長期戦になるとも言われます。なぜロシア…[続きはこちら]
2023/06/20
情報源が多様化する時代、岐路に立たされる従来型のマスメディア。負のイメージや批判が先行しがちなその実像に迫った『マスメディアとは何か 「影響力」の正体』が、第38回電気通信普及財団…[続きはこちら]
2023/02/22
いまや「PCR検査」という言葉は、ごく当たり前のものになりました。これは細胞の核内にあるわずかなDNAを増やして検査するもので、遺伝学の知見にもとづいています。(なお、新型コロナウ…[続きはこちら]
2023/02/09
古代オリエントは、人類初の「国際社会」でした。自分たちとは言葉も文化も民族も異なる相手とどうやって生きていったらよいのか。交易、外交、戦争……人類が経験することはすべて古代オリエン…[続きはこちら]
2023/02/02
初の「平民首相」として、本格的な政党内閣を率いた原敬。藩閥と時に敵対、時に妥協し改革を主導し、日本の立憲政治を実現するために奮闘しながら、1921年11月、東京駅で凶刃に斃れる。独…[続きはこちら]
2022/11/01
かつて国鉄という巨大企業がありました。日本全国津々浦々まで鉄道やバス、航路を延ばし(沖縄にも那覇港駅がありました)、国民の生活になくてはならないものでした。1949年に設立されたこ…[続きはこちら]
2022/10/07
京都駅に到着する直前、東側からだと鴨川を、西側からは桂川の鉄橋を渡ります。そして京都駅の新幹線ホームからは清水寺を抱く東山の山々も見えます。京都が川とも山とも距離が近い街であること…[続きはこちら]
2022/10/05
進化する南極研究の最前線を解説した『南極の氷に何が起きているか 気候変動と氷床の科学』が、第38回講談社科学出版賞を受賞しました。受賞を記念して、著者の杉山慎さんに今の想いや研究の…[続きはこちら]
2022/09/15
田んぼを見ない日はあっても、コメを見ない日はないでしょう。日本人にとってコメはもっとも身近な食物のひとつですが、それを作っている田んぼのことは忘れがちです。しかし、いま、この田んぼ…[続きはこちら]
2022/09/08
(その2)から続く[続きはこちら]
2022/07/11
(その1)から続く[続きはこちら]
2022/07/11
ここは正式には、我孫子市谷津(やつ)ミュージアムといいます。 谷津の低地にある谷津田は、周りの斜面林からしみ出した水を水田に利用したあと、排水路に流します。谷津は千葉県に見られる地…[続きはこちら]
2022/07/11
中国(唐)の律令制を模範として中央集権国家の樹立をめざした政治改革、大化改新(たいかのかいしん)。時の権力者である蘇我蝦夷・入鹿父子は、「改革の障害」となる存在だったため、中大兄皇…[続きはこちら]
2022/06/27
後悔は苦々しく、恥ずかしく、できればしないで済ませたい感情です。しかし、後悔をしない日はありません。 この、やっかいな「後悔」について、『後悔を活かす心理学』を執筆した上市秀雄さん…[続きはこちら]
2022/06/22
中公新書から『秀吉と海賊大名』『天下統一』『藩とは何か』の三部作を刊行してきた藤田達生・三重大学教授が新たにテーマに選んだのは、戦国時代に「鉄炮」がもたらしたインパクトでした。『戦…[続きはこちら]
2022/05/20
2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公として注目を集める北条義時。教科書には必ず出る重要人物のはずだが、その生涯と事績はあまり知られていない。鎌倉幕府成立をめぐる時代背景…[続きはこちら]
2022/04/28
中学英語が出来なければ、英語は出来ません。好評前著『英文法再入門』に続き、『中学英語「再」入門』を刊行した澤井康佑さんにお話を聞きました。[続きはこちら]
2022/04/08
「仕事のやる気が出ない」「子どもの学習意欲が足りない」「部下のモチベーションを上げたい」――わたしたち誰もが、「モチベーション」について毎日悩んでいます。しかし、どうすればよいか、…[続きはこちら]
2022/03/24
「この世をばわが世とぞ思ふ」に始まる有名な望月の歌が詠まれたのは、千年ちょっと前の1018年。藤原道長は3人の娘を次々に天皇や皇太子の后とし、得意の絶頂にあった。だがその翌年、驚く…[続きはこちら]
2022/03/17
儒教伝来以降、日本に強く影響を与え、ついには軍国主義下の「忠孝」道徳まで至った親を大切にするという徳目、「孝」。多くの逸話や表彰制度から、『親孝行の日本史』で、その通史を描いた勝又…[続きはこちら]
2022/03/11
エビもカニも、川や海やスーパー・鮮魚店でよく見かける身近な生き物です。しかし、知名度のわりにその生態等はあまり知られていません。新書としてはおそらくはじめてのエビ・カニの概説書であ…[続きはこちら]
2022/03/09
いまだ実態が定かではない、古代日本の地方支配と豪族たち――、この問題について最新の研究を紹介しながら包括的に解説するのが、『国造―大和政権と地方豪族』です。著者の篠川賢先生にお聞き…[続きはこちら]
2022/02/03
ロヒンギャは、仏教国ミャンマーに住むイスラーム系民族のひとつである。軍事政権下、国籍が与えられないなど長く差別されてきた。2017年、紛争と国軍による掃討作戦で、隣国バングラデシュ…[続きはこちら]
2022/01/20
2月刊行の『現代民主主義 指導者論から熟議、ポピュリズムまで』は、20世紀以降の文字通り「現代」の民主主義の潮流について、その見取り図を提示しながら今後を考えた一冊です。 ウェー…[続きはこちら]
2021/10/27
パンデミックの時代に「音楽の未来」を追求した『音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日』が第20回小林秀雄賞を受賞しました。受賞を記念して、著者の岡田暁生さんにいまの想いや本書の制作…[続きはこちら]
2021/10/13
物語作品を、作家の用いる〈小説技法〉と、歴史、宗教、科学など〈教養〉を深めるトピックから解説した『小説読解入門』。著者の廣野さんに、タイトルに込めた意味や今後のご研究について伺いま…[続きはこちら]
2021/10/07
生まれたての仔鹿はすぐにプルプルと立ち上がります。歩けなければ敵に襲われて死んでしまうからです。このように、誰にも教わらなくても出来る、生存に必須な行動が「本能」です。これまでは単…[続きはこちら]
2021/10/01
戦後の日本人は、「戦争終結」を考えることから目をそむけてきたのではないだろうか。この一文から始まる『戦争はいかに終結したか』。期せずして刊行直後に米軍がアフガニスタンから撤退。読売…[続きはこちら]
2021/09/14
2020年に、統一から30年を迎えた東西ドイツ。『物語 東ドイツの歴史』で、ソ連による占領からはじまる40年の内幕を描いた河合さんに、研究をはじめた理由やドイツでの思い出などうかが…[続きはこちら]
2021/09/09
「エジプトはナイルの賜物」というように、人類文明は4つの大河流域で誕生したといわれてきました。それに対して、新たな文明の発祥地として「高地文明」を提唱したのが、『高地文明―「もう一…[続きはこちら]
2021/08/04
いよいよ夏真っ盛り。緑も濃く、植物の旺盛な生命力を感じるこのごろです。『植物のいのち』を刊行した田中修先生にお話を伺いました。[続きはこちら]
2021/07/15
大学入試改革の頓挫、コロナ禍での突然の休校、「ブラック化」に悲鳴をあげる教員たち――この数年を振り返っても、日本の教育は迷走が続いています。また、学術・科学技術研究における国際競争…[続きはこちら]
2021/06/07
先進文明国の中国(唐)から律令を導入し、天皇を頂点とする中央集権国家をめざした古代日本。だが、支配層が望んだ理想に反し、官僚たち(とりわけ下級官僚)の意識は低かったという。遅刻・欠…[続きはこちら]
2021/05/20
「幕末」というと真っ先に、「桜田門の変」や「近江屋事件」といった事件が想起されます。それらの暗殺事件から幕末・維新期を捉え直す『暗殺の幕末維新史』を刊行した一坂太郎さんにお話を伺い…[続きはこちら]
2021/04/15
人類の不治の病と言われる戦争。そのほとんどが国家間の紛争ではなく凄惨な内戦です。シリア、イラク、アフガニスタン、南スーダンなど21世紀以降の内戦を例に、発生から拡大、国連や周辺国の…[続きはこちら]
2021/04/02
英語はむずかしい、英語がわからない、英語は苦手だ、もうダメだ、と思ったまま卒業してしまった人たちに、再入門の第一歩として読んでほしいのが『英文法再入門』です。本書の著者で、予備校、…[続きはこちら]
2021/03/19
2020年に没後500年を迎えたラファエロ(1483~1520)。短い生涯にもかかわらず、多くの傑作を残した彼の全体像を描く『カラー版 ラファエロ―ルネサンスの天才芸術家』が、20…[続きはこちら]
2021/03/17
バイデンとトランプの大統領選で、あらためて大きく注目を集めたアメリカ。だが実は大統領の権力はさほど強くはない。アメリカ政治は民主・共和という二大政党によって実は動いている。『アメリ…[続きはこちら]
2021/03/04
1960年代後半、インドネシアで二度のクーデターが起こった。事件発生の日付から、前者は9.30事件(1965年9月30日)、後者は3.11政変(1966年3月11日)と呼ばれる。一…[続きはこちら]
2021/02/26
ドイツを代表する政治学者・社会学者のマックス・ウェーバー(1864-1920)。1920年6月14日に、スペインかぜが原因とみられる肺炎で、56年の生涯を閉じます。昨年は、没後10…[続きはこちら]
2021/02/19
「板垣死すとも自由は死せず」の言葉で知られる板垣退助(1837-1919)。戊辰戦争で名を馳せ維新政府に参画した板垣は、その後在野に移り、議会開設を求めて自由民権家の指導者として活…[続きはこちら]
2021/01/29
昨秋に刊行された『アジアの国民感情』は、他国に抱く意識・感情・心理について、データから明らかにした作品です。対象国は、日本、中国、韓国、台湾、香港、ベトナム、フィリピン、タイ、マ…[続きはこちら]
2021/01/27
大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公となった明智光秀。本能寺の変で主君信長を討ったことは周知の事実だが、そこに至るまでの業績はほとんど知られていない。光秀とはいったい、どのような武将だ…[続きはこちら]
2021/01/07
鎌倉幕府滅亡後、後醍醐天皇は建武の新政を行うが、のち足利尊氏と対立。尊氏が新天皇を擁立して京都に幕府を開いたため(北朝)、後醍醐天皇は奈良の吉野に逃れ、自らの正統性を主張した(南朝…[続きはこちら]
2020/12/22
世界四大文明のひとつで、誰もが知っているのが「メソポタミア文明」です。しかし、現在の教科書では1頁くらいで駆け足で通り過ぎてしまい、どんな文明が生まれ、どんな王国が現れては消えてい…[続きはこちら]
2020/11/30
戦後ドイツに残されたナチスドイツに関する「最後のタブー」が脱走兵です。この問題について、日本で初めて紹介する『ヒトラーの脱走兵』を刊行した對馬達雄さんにお話を伺いました。[続きはこちら]
2020/11/27
感染症などの病と人類はいかに闘ってきたか――。協力と対立を繰り返しながら、時に病を克服し、時に大きな被害を受けてきた国際社会の苦闘の歴史を描いた『人類と病 国際政治から見る感染症と…[続きはこちら]
2020/11/18
Covid-19による緊急事態宣言下、2020年4月に発売された『五・一五事件』。1932年5月15日に起こった首相暗殺事件について、その起点から実行犯たちのその後までを追った作品…[続きはこちら]
2020/11/16
WHOが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックを宣言したのが2020年3月11日。そして安倍晋三前首相が緊急事態宣言を発出したのが4月7日のことである。『感染症…[続きはこちら]
2020/11/13
『アジア経済とは何か』が第32回「アジア・太平洋賞特別賞」を受賞した後藤健太さん。あらためて本書にこめた思いや、新型コロナウイルスの影響をどう見るか、等についてうかがった。[続きはこちら]
2020/10/26
『戦争とは何か』は、国際政治学の成果を生かして科学的に国家間戦争や内戦、国際介入や平和構築を論じ、話題を呼んだ。その狙いなどについて、著者の多湖淳さんにお話をうかがった。[続きはこちら]
2020/10/15
新聞の短歌や俳句の投稿欄には毎週たくさんの作品が掲載され、高校生たちが「俳句甲子園」に集うなど、「歌を歌う文化」は、いまの日本にも残っています。この文化をさかのぼると、文字に記録さ…[続きはこちら]
2020/08/24
屈指の人気観光地・台湾。リピーターも多く、コロナ禍で往来が制限されている今は特に、「台湾ロス」を感じている人も少なくないだろう。『台湾の歴史と文化』は、そんな今夏の読書にうってつけ…[続きはこちら]
2020/08/11
フランスを主戦場として英仏が攻防を繰り広げた百年戦争(1337~1453)。誰もがその名を知る戦いだが、肝心の中身となると「たしかジャンヌ・ダルクが活躍したはずだけど……」といった…[続きはこちら]
2020/08/07
日々の楽しみとして、また記念日の脇役としても欠かせない「お酒」。日本酒、ビールからウイスキー、焼酎、そしてサワーまでを広く経済学の視点から論じた『お酒の経済学 日本酒のグローバル化…[続きはこちら]
2020/07/31
数学者は、どんなことを考えて数学を「する」のでしょうか。この難問に数学者自身が真っ正面から切り結び、数学という豊穣な世界に読者を誘った稀有の書である『数学する精神』の増補版がこのた…[続きはこちら]
2020/07/21
織田信長には正統な後継者がいた。長男の信忠である。偉大な父の陰に隠れ、その活躍は見えにくいが、19歳(数え年)で織田家の家督を継承しており、織田軍の総大将としての実績も申し分ない。…[続きはこちら]
2020/06/22
昨年末に刊行した『中国の行動原理』は、各紙誌の書評で取り上げられ、高く評価された。この本では、世界各国で批判される中国の特異な行動について、毛沢東から習近平にいたる指導者たちの歴史…[続きはこちら]
2020/06/01
古今東西、偽文書は作られつづけてきました。偽文書と知らずに受け入れたり、あるいは知っているにもかかわらず利用したりしてきました。偽文書はどうやって作られ、広まり、影響を与えてきたの…[続きはこちら]
2020/05/27
3月30日に放送が開始されたNHK連続テレビ小説「エール」。昭和を代表するヒットメーカー古関裕而とその妻・金子(きんこ)が主人公のモデルになっている。 戦時歌謡でブレイクし、戦後は…[続きはこちら]
2020/05/25
1964年の東京五輪閉会直後に首相に就いた佐藤栄作。米ソ両陣営が激しく角逐するなか、吉田茂の軽武装・経済重視路線を踏襲。アメリカと関係を深め、沖縄返還に漕ぎ着けた。当時、「寡黙な官…[続きはこちら]
2020/05/19
いま、月の開発競争が過熱している。2019年4月にイスラエルの民間探査機ベレシートが、9月にはインドの探査機チャンドラヤーン2号が月への軟着陸に挑戦した(ともに、最終段階で失敗)。…[続きはこちら]
2020/05/11
作品を鑑賞しても、よくわからない、と思われがちな現代アート。『現代美術史』は、特に第二次世界大戦後の芸術について、社会との共鳴、そして葛藤から描き出した概説書です。欧米の実践と理論…[続きはこちら]
2020/04/27
2014年に刊行した『禁欲のヨーロッパ』以来、『贖罪のヨーロッパ』、『剣と清貧のヨーロッパ』、『宣教のヨーロッパ』と、佐藤彰一先生はヨーロッパの修道制、さらにはその精神・社会につい…[続きはこちら]
2020/04/23
私たちの身近にある美味しい植物は、どのように進化し、普及してきたのでしょうか。『日本の品種はすごい』では、品種改良をなりわいとする育種家の目線を通じて、そのドラマをありありと描いて…[続きはこちら]
2020/04/06
海洋覇権をめぐる400年の激動を描いた『海の地政学』は、書評などにも複数取り上げられ話題を呼んでいます。広範な範囲を扱った本書は、どのような狙いで書かれたのか、著者の竹田いさみさん…[続きはこちら]
2020/03/31
『太閤検地 秀吉が目指した国のかたち』は、豊臣(羽柴)秀吉が各地を征服するたび奉行を派遣して断行した検地の実態や狙いを描き出す話題作。統治権力を天下人に集約し、中央集権を成り立たせ…[続きはこちら]
2020/03/16
世の中は複雑怪奇です。そこに何らかの法則を見つけるのはむずかしいようにも思えます。では、どうすれば世界の法則が見えてくるのでしょうか。『統計分布を知れば世界が分かる―身長・体重から…[続きはこちら]
2020/03/09
注目を集めることが少なく、たまに話題になれば不祥事のことや首長との不毛な対立……。「不要論」すら出てくる地方議会の制度、実態、課題について、第一人者が丁寧に論じた1冊が『日本の地方…[続きはこちら]
2020/02/03
かつては、人間の夢や希望を叶えるものとされた科学技術。近年では、AI、バイオテクノロジーなど、人間の生き方・あり方までも変えようとする技術が台頭しています。『科学技術の現代史』は…[続きはこちら]
2019/12/03
百人一首の2首目「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天香具山」の作者として、また『天の川の太陽』(黒岩重吾)や『天上の虹』(里中満智子)など、さまざまな小説やコミックにも描かれて…[続きはこちら]
2019/11/25
令和改元後、初の中公新書となった『日米地位協定』は、現在の日米関係を考える上で大きな反響を呼んでいます。朝日、毎日、読売、日経新聞といった全国紙、北海道新聞、東京新聞、琉球新報、沖…[続きはこちら]
2019/11/07
過去を振り返ると、歴代の天皇は生涯の節目ごとに着用する装束(しょうぞく)が大きく変化した。皇太子は即位式を経て、天皇としての公私にわたる生活を始め、譲位すれば上皇となり、やがて出家…[続きはこちら]
2019/10/08
わたしたちの人生はいつも文学とともにあります。歓喜、憧憬、嫉妬、憤怒、悲哀……文学者たちは、どのようにして、これらの作品を生みだしてきたのでしょうか。『日本近代文学入門』を刊行した…[続きはこちら]
2019/10/01
最も身近にある「公」、それが都道府県市区町村の「地方政府」だ。人口178人の青ヶ島村から1350万人の東京都まで1700を超える政府がある。中央集権の批判から地方政府へ権限委譲が進…[続きはこちら]
2019/09/17
30代の新進気鋭の古代史家・河上麻由子さん。『古代日中関係史』では、倭の五王の時代から遣唐使派遣以降の500年に及ぶ通史を描いて下さいました。「通説」に変更を迫ろうとする意欲的な作…[続きはこちら]
2019/09/11
ナポレオンと聞けば、才能のある軍人、英雄、皇帝、などのイメージがすぐに浮かぶのではないでしょうか。その甥・3世は、マルクスやユーゴーの影響で、たいへん評判の悪い人物であるという先…[続きはこちら]
2019/08/23
コーラにハンバーガー、フライドチキン。アメリカ食に抱くイメージはそんなところではないでしょうか。しかし、そのルーツを辿れば、移民大国ならではのエピソードがあり、社会の選択が詰まっ…[続きはこちら]
2019/08/19
戦国時代から江戸の泰平へ。16世紀から17世紀にかけて激変した日本社会。その背景にあったのが「藩」の誕生だった――。刺激的な議論を提示するのが藤田達生・三重大学教授だ。『秀吉と海賊…[続きはこちら]
2019/08/02
中公新書では、『物語 アメリカの歴史』以来、『物語 ○○の歴史』シリーズを刊行してきました。このたび、はじめてアフリカの国を取り上げました。それが『物語 ナイジェリアの歴史』です。…[続きはこちら]
2019/07/23
研究に国境はありません。海外の大学や研究機関で活躍する日本人研究者たちも数多くいます。自らもイギリスの大学で研究リーダーを務め、このたび『海外で研究者になる 就活と仕事事情』を刊行…[続きはこちら]
2019/07/18
バブル経済の崩壊ととも幕を開けた平成の30年間は、いったいどんな時代だったのか。未曽有の「金融動乱」を継続的に取材し、当時の関係者の証言を得て『平成金融史 バブル崩壊からアベノミク…[続きはこちら]
2019/07/16
江戸の放火犯・盗賊・博徒を取り締まった火付盗賊改(ひつけとうぞくあらため)。その頭(かしら)といえば人気小説『鬼平犯科帳』の長谷川平蔵が有名だが、描かれる鬼平はあくまで創作上のキャ…[続きはこちら]
2019/06/04
『日本鉄道史 昭和戦後・平成篇』をこのたび刊行し、『日本鉄道史 幕末・明治篇』『日本鉄道史 大正・昭和戦前篇』とあわせ、日本の鉄道の通史を完成させた老川慶喜さんにお話を伺いました。[続きはこちら]
2019/05/29
山手線目黒駅から歩いて10分、高級住宅地として知られる白金台に国立科学博物館附属自然教育園がある。園内全体が天然記念物に指定され、入場者も最大300人に制限されるなど、貴重な都心の…[続きはこちら]
2019/05/24
いまから5000年前に文明が誕生したとき、すでに神々はいました。古代エジプトから、メソポタミア、ペルシアなどまで、オリエント世界各地に誕生した宗教とその神々について解説する『古代オ…[続きはこちら]
2019/05/22
「加齢で得るもの、失うもの」の副題を持つ、『老いと記憶』は、高齢者心理学の立場から記憶のメカニズムをわかりやすく解説した内容が話題を呼び、版を重ねている。本書の狙いや年齢差別(エイ…[続きはこちら]
2019/05/17
小笠原群島の南方に位置する硫黄島。その知られざる歴史を入植の時期から悲惨な戦争、そして戦後の軍事基地化していくまでを鮮やかに描いた話題作『硫黄島 国策に翻弄された130年』。その著…[続きはこちら]
2019/04/22
承久の乱といえば、後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒す目的で起こした兵乱というのが一般的なイメージではないだろうか。だが研究の進展により、そういった見方は過去のものになったという。ではなぜ乱…[続きはこちら]
2019/04/12
代替わりを前にして、明仁天皇についての関心が強くなっている。31年にわたる在位とともに、象徴天皇として初めて即位し、その役割をどのように担ったのか――。天皇自身の来歴への関心も強ま…[続きはこちら]
2019/03/26
2018年を象徴する漢字が「災」であったように(日本漢字能力検定協会)、異常気象とそれに由来する災害が多発しています。気象予報の最前線で長年活躍し、中公新書『気象予報と防災―予報官…[続きはこちら]
2019/01/30
大航海時代のキリスト教、とくにイエズス会の誕生と海外布教に光を当てた『宣教のヨーロッパ』を刊行した佐藤彰一さんにお話を伺いました。[続きはこちら]
2019/01/08
教育をめぐる議論は、ややもすると感情論や自身の経験談などに陥りがちだ。そのため、日本の教育システムにどのような課題があるのかは見えにくくもなっている。また、不正入試と文部科学省のス…[続きはこちら]
2018/12/26
世界中の民間企業が自前の人工衛星を開発するようになった現在、衛星の小型化が進んでいる。『宇宙はどこまで行けるか』を書いた東京大学の小泉宏之さんは、小型衛星に用いられる超小型イオンエ…[続きはこちら]
2018/12/10
誰もが共通に理解できる「正義」はあるのか。公正な社会は実現可能か。このたび、アメリカの政治哲学者ロールズにはじまる正義論の系譜をわかりやすく解説する『正義とは何か』が刊行されました…[続きはこちら]
2018/11/29
幕末の動乱を描いたものは小説、映画、ドラマ問わず人気が高く、数も多い。しかしそこで描かれるのは武家たちの姿ばかりで、朝廷の公家たちは後景に退いていることが多い。はたして幕末の公家た…[続きはこちら]
2018/11/22
日本における国際政治学の最大の巨人・高坂正堯(1934~96)。広田弘毅、田中角栄、大平正芳、中曽根康弘など、歴代首相の評伝を描き、高い評価を得てきた服部龍二さんが、今回は研究者の…[続きはこちら]
2018/11/14
条約改正や日清戦争の難局を打開した外交指導者、陸奥宗光。「明治150年」となる今年、1987年生まれの若き研究者が『陸奥宗光 「日本外交の祖」の生涯』を著した。陸奥に関心を抱いた経…[続きはこちら]
2018/11/06
天皇や上皇を支え、朝廷の政治を動かした、「貴族の中の貴族」ともいうべき公卿(くぎょう)。風雅な趣味に興じ、遊んでばかりいたようなイメージとは異なり、彼らは真面目に政務に取り組み、か…[続きはこちら]
2018/10/29
いまや、東京の銀座や京都の清水寺といった有名スポットだけでなく「こんなところにも」と思うような場所でも外国人観光客を見かけることが多くなりました。 そもそも外国人観光客は日本に何を…[続きはこちら]
2018/10/24
「中国の経済統計は信頼できるか」「不動産バブルを止められるか」など8つのテーマから中国経済を分析した『中国経済講義』。日本経済新聞2018年10月4日付夕刊の書評でも話題を呼び、刊…[続きはこちら]
2018/10/22
『現代経済学』は、副題に「ゲーム理論・行動経済学・制度論」とあるように、広範な領域をカバーした一冊だ。多様化した経済学を捉え、その先を模索した本書は、発売即重版となり、話題を呼んで…[続きはこちら]
2018/10/12
『帝国議会―西洋の衝撃から誕生までの格闘』を刊行した久保田哲さん。日本近代史に関心を持つようになったきっかけや、執筆の動機について、お話しをうかがいました。[続きはこちら]
2018/09/18
27歳の織田信長が大軍を擁する今川義元に挑み、勝利した桶狭間の戦い。今日誰もが知る有名な合戦にもかかわらず、戦闘場面を伝える良質な史料は『信長公記』にほぼ限られると聞けば、驚く人も…[続きはこちら]
2018/09/13
ヘーゲル研究で知られる、在野の哲学者・長谷川宏さん。2015年には、三内丸山遺跡から四谷怪談まで、日本の美術・思想・文学について、1000ページを超える大著『日本精神史』(講談社…[続きはこちら]
2018/08/31
明治維新150年に際して、『斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起』を刊行した星亮一さんにお話を伺いました。[続きはこちら]
2018/07/27
紀元前一千年紀の古代文明から、サウジアラビアやアラブ首長国連邦、イエメンなどアラビア半島の諸国家の現状までを解説する『物語 アラビアの歴史 知られざる3000年の興亡』を刊行した蔀…[続きはこちら]
2018/07/23
近代仏教研究者の碧海寿広さんが、『仏像と日本人』を上梓した。宗教学はもとより、歴史、美術、ツーリズムなど多くの領域を踏まえ、副題にある「宗教と美の近現代」を描こうとした一冊だ。馴染…[続きはこちら]
2018/07/20
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗らお馴染みの英雄たちと、アジアに勢力を広げてきたスペインやポルトガルなどヨーロッパ列強との虚々実々の駆け引きを活写した『戦国日本と大航海時代』…[続きはこちら]
2018/07/12
旅行に出かけるなら温泉地は有力候補――そう考える人は少なくないだろう。広く親しまれ、なくてはならない温泉だが、その歴史的、文化的な意義が顧みられることはあまりない。日本人と温泉の長…[続きはこちら]
2018/07/09
病気や精神的な問題を抱えた家族をケアする18歳未満の子どもや若者は、近年「ヤングケアラー」と呼ばれ、関心が高まっている。『ヤングケアラー―介護を担う子ども・若者の現実』は、その実情…[続きはこちら]
2018/07/02
2018年1月に刊行された『倭の五王』。好評を得て版を重ね2万8000部(6月現在)となっている。この本は、「倭の五王」と5世紀の日本について、『日本書紀』など日本の史料だけでなく…[続きはこちら]
2018/06/29
1914年、第一次世界大戦が勃発します。原因は複合的なものですが、ドイツの軍拡もその鍵になったと言えるでしょう。このたび、ふたつの世界大戦を生きた、最後のドイツ皇帝の評伝『ヴィルヘ…[続きはこちら]
2018/06/18
理系の知識や技術を持ち、政策の立案や実施を担う技術官僚。西洋化に邁進する明治日本において重要な役割を果たしたにもかかわらず、彼ら技術官僚の活躍はあまり知られていない。『明治の技術官…[続きはこちら]
2018/06/11
『カラー版 ふしぎな県境―歩ける、またげる、愉しめる』を刊行した西村まさゆきさんにお話を伺いました。[続きはこちら]
2018/06/08
『カラー版 目からウロコの自然観察』を刊行した唐沢孝一さんに、皇居北の丸公園(千代田区)でお話を伺いました。[続きはこちら]
2018/05/14
電通の女性新入社員の過労自殺や、新国立競技場の現場監督の過労自殺、スポーツ界でのパワハラ、セクハラ、学校での指導死など、日々痛ましい報道が続いています。これらさまざまな職場でのハラ…[続きはこちら]
2018/04/11
アメリカ発祥競技の成立過程やスポーツにまつわるさまざまな事件、出来事、ビジネス、選手などからアメリカの特殊性、原理を浮かび上がらせた『スポーツ国家アメリカ』を刊行した、アメリカ研究…[続きはこちら]
2018/04/09
東日本大震災から7年が経過したことを踏まえ、社会学者の五十嵐泰正さんが、流通や市場の課題、消費者とのコミュニケーション、差別の問題などについて「食」を通して論じた『原発事故と「食」…[続きはこちら]
2018/04/03
朝日新聞(佐倉統氏)、日経新聞(池谷裕二氏)、毎日新聞(中村桂子氏)など各紙の書評で話題を呼んだ『脳の意識 機械の意識』。その著者で、最前線の脳神経科学から脳と機械の関わりを描き出…[続きはこちら]
2018/03/30
酒場の風情と人間模様を描いた紀行エッセイ『酒は人の上に人を造らず』を刊行した吉田類さん。書名の由来、故郷への思い、記憶に残る酒場、自然とのふれあいなど、さまざまなお話をうかがいまし…[続きはこちら]
2018/03/06
科学と人間をめぐるドラマは、いつも、いつまでも、わたしたちの関心事です。科学史上の学説の変遷をユニークな視点で追った『〈どんでん返し〉の科学史』を刊行した小山慶太さんにお話を伺いま…[続きはこちら]
2018/02/26
十字軍に端を発する騎士修道会、アッシジの聖フランチェスコらによって創始された托鉢修道会。この全く性格が異なる2つの修道会について詳細を明かす『剣と清貧のヨーロッパ』を刊行した佐藤彰…[続きはこちら]
2018/01/11
フィンランドは今年12月6日に建国100周年を迎えました。それに合わせて、この国の通史『物語 フィンランドの歴史』(10月25日)を刊行して下さった石野裕子さん。日本では、教育や福…[続きはこちら]
2017/12/12
鎌倉時代後期、外国からの攻撃を受けた蒙古襲来(元寇)。2度とも神風(台風)が吹き、日本は奇跡的に勝利を収めたとされる。教科書にも載っているそうした通説は本当に正しいのだろうか? 『…[続きはこちら]
2017/12/11
『大嘗祭―天皇制と日本文化の源流』を刊行した工藤隆さん。いま話題になっている「大嘗祭」とは、どんな儀式なのか、どのような特徴と歴史があるのか、伺いました。[続きはこちら]
2017/12/07
『トラクターの世界史』を上梓した藤原辰史さん。19世紀末にアメリカで発明されたトラクターが、人類の歴史をどのように変えたのか描いた意欲作です。トラクターという着眼点や執筆時の苦労な…[続きはこちら]
2017/11/22
秋の風物詩「正倉院展」が、今年も奈良国立博物館で開かれています。聖武天皇ゆかりの品を収める正倉院は、皇后である藤原光明子の願いがきっかけとなってつくられました。この光明皇后の生涯を…[続きはこちら]
2017/11/07
天皇の代替わりごとに占いで選ばれた未婚の皇女が伊勢に赴き、伊勢神宮に祈りを捧げる――飛鳥時代から鎌倉時代まで660年間つづいた斎宮について、30年以上にわたり研究し、このたび『斎宮…[続きはこちら]
2017/10/16
今や日本最大の課題と言ってもよい社会保障。人口減少時代に入り、その状況は厳しさを増しています。現状の課題から対応策まで、また制度から現場まで幅広く議論している『人口減少と社会保障』…[続きはこちら]
2017/09/21
「土地は資産」と日本では語られてきました。しかし、一部の都心の土地を除けば、いまや「『負』動産」とも呼ばれる時代に。相続放棄も増え、使いようのない土地の行き場がなく、さらには所有者…[続きはこちら]
2017/09/11
映画やマンガで大人気の海賊たち。彼らは、いつ生まれ、どんな存在として国家や社会にみなされてきたのでしょうか。『海賊の世界史』著者の桃井治郎さんに話を聞きました。[続きはこちら]
2017/08/21
「公共政策大学院」など、大学まわりでよく耳にするようになってきた「公共政策学」。しかし、いったいどんなものかイメージが湧かない人も多いのでは。『入門 公共政策学』を執筆した秋吉貴雄…[続きはこちら]
2017/08/09
ヨーロッパの中央に位置する「平原の国」、ポーランド。コペルニクス、ショパン、キュリー夫人ほか、あまたの優れた人材を輩出したことでも知られる、いわば文化大国である。だが、人々がたどっ…[続きはこちら]
2017/08/08
草創期の室町幕府を揺るがした内乱を丁寧に描いた『観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』。複雑な背景を持つ内乱を読み解いた、著者の亀田俊和さんに、執筆の理由やこ…[続きはこちら]
2017/08/03
ビジネスマンだけでなく、組織に所属する人なら誰もがいつかは迎える定年。その先にある長い「自由時間」をどう考えたらいいのか――。『定年後 50歳からの生き方、終わり方』を書いた楠木新…[続きはこちら]
2017/07/28
私たちは普段、見ることや触れることを特段意識しないのではないでしょうか。細胞たちはうまい具合に連携し、細菌などの外敵からカラダを守ったり、脳が認識をする手助けをしたりしています。人…[続きはこちら]
2017/07/27
歴史認識や領土問題など、常に隣国とは緊張関係にあります。中国の愛国的な行動の背景は何なのか、どう理解すればよいのか。この不可解さを、中国近現代史から追究した『中国ナショナリズム 民…[続きはこちら]
2017/07/21
近代の日本社会でミルクはどのように受容され、普及していったのか。多様な資料を駆使し、綿密かつ実証的にそのプロセスを明らかにした『ミルクと日本人――近代社会の「元気の源」』。ユニーク…[続きはこちら]
2017/07/18
データやインタビューを駆使して、自民党の選挙、派閥、政策決定プロセスなどを浮かび上がらせた話題作『自民党―「一強」の実像』。本書は、どのような狙いと背景から書かれたのか? そして、…[続きはこちら]
2017/07/12
進化はすごい、と思わせる生き物はたくさんいます。ハナカマキリやコノハチョウは花や枯れ葉にそっくりの姿に擬態し、天敵や獲物の目を欺きます。その擬態の精妙さには目を瞠るものがあります。…[続きはこちら]
2017/06/09
毎朝毎晩、通勤・通学のためにラッシュにもまれる人も多いでしょう。小池都知事が「満員電車ゼロ」を訴えたり、西武鉄道や京阪電鉄が通勤時の着席サービスを導入したりするなど、「痛勤」緩和策…[続きはこちら]
2017/05/29
保育園新設などの対策がとられても、なかなか減らない待機児童。そもそも少子化なのに、なぜ保育園が足りないのか――といった基礎から丁寧に解説するのが、中公新書『保育園問題』です。2人の…[続きはこちら]
2017/05/24
毎日かならず目にする漢字。しかし、それだけにさまざまな疑問も出てきます。小学校で厳しくたたき込まれた「『木』の縦棒ははねてはいけない」というのは本当か? 「嫐」「嬲」「娚」など、な…[続きはこちら]
2017/05/08
誰しも感じているストレス。しかし、どれだけストレスに苦しんでも、原因や対処法は漠としているのではないでしょうか。元自衛隊精神科医官で、現在は開業して診療を続ける福間詳さんが、『スト…[続きはこちら]
2017/04/25
誰もが知っている『モナリザ』。しかし、その微笑は謎に包まれています。新著『カラー版 ダ・ヴィンチ絵画の謎』で、レオナルド・ダ・ヴィンチの残した手稿から彼の思考に迫り、この謎を解いた…[続きはこちら]
2017/04/05
日本を代表する大企業の不祥事が相次いでいます。コーポレート・ガバナンスの仕組み等は整備されてきているのに、なぜいつまで経っても不祥事が繰りかえされるのか、問題は別のところにあるので…[続きはこちら]
2017/04/03
俳人にして単身赴任中のサラリーマンでもある小川軽舟さんが、「飯を作る」「会社で働く」「妻に会う」「病気で死ぬ」など日常のさまざまな場面を切り取りつつ、俳句とともに暮らす生活を提案…[続きはこちら]
2017/03/30
劣悪な住環境、生活保護受給者の増加、社会的孤立の広がり、身寄りのない最期など、あいりん地区(釜ヶ崎)が直面する課題の数々。それは今後の日本の地域社会にとっても他人事ではないものばか…[続きはこちら]
2017/03/24
1万を超える大軍勢(方面軍)を率いた柴田勝家・羽柴秀吉・滝川一益・明智光秀らは、巨大な織田軍団における、いわば「派閥」のボスである。ボスとその配下の関係性に迫った『織田信長の家臣団…[続きはこちら]
2017/03/10
スラム街や夜の街、かつてはイメルダ夫人の「靴」、最近ではドゥテルテ大統領の「暴走」……フィリピンに対する日本人の一般的なイメージはこんなところかもしれません。しかし近年のフィリピン…[続きはこちら]
2017/03/09
オスマン帝国の崩壊から現代までを概観する『トルコ現代史』を上梓した今井宏平さん。トルコ共和国の百年の歴史に取り組んだ理由や、現在のトルコの米国や日本国との関係などをうかがいました。[続きはこちら]
2017/02/13
大隅良典東京工業大学栄誉教授のノーベル賞受賞に象徴されるように、近年、生体内のタンパク質の種類や機能について、急速に解明されつつあります。中公新書『タンパク質とからだ』著者の平野久…[続きはこちら]
2017/02/10
『浄土真宗とは何か』を上梓した小山聡子さん。歴史学の立場から、親鸞やその家族、そして浄土真宗の教説や信仰について論じ、新たな親鸞像・浄土真宗像を描き出した本書について、執筆の背景な…[続きはこちら]
2017/02/09
イギリスのEU離脱、トランプ米大統領の誕生、ヨーロッパでの排外主義の広がり……いま最も注目を集める政治潮流となっている「ポピュリズム」。このテーマを正面から扱った中公新書『ポピュ…[続きはこちら]
2017/02/01
ソ連政治や日ソ関係の研究をリードし続ける富田武さんが、シベリア抑留の全貌を描き出す書籍を刊行しました。『シベリア抑留』は、ドイツや日本など400万人以上の将兵、数十万人の民間人が、…[続きはこちら]
2017/01/20
モンシロチョウの配偶行動などを行動生物学から解き明かしてきた小原嘉明さん。それらの知見も踏まえて、ダーウィン以前から最新の分子生物学までをやさしく概説する『入門! 進化生物学』を上…[続きはこちら]
2017/01/10
『英単語の世界』を上梓した寺澤盾さん。辞書や単語帳が教えてくれない英単語の魅力と秘密にせまった本書について、執筆の背景などをうかがいました。[続きはこちら]
2016/12/13
中国近現代史・日中関係史を専門とする大澤武司さんが、膨大な史料をもとに書き上げた『毛沢東の対日戦犯裁判』。そこからは、日本軍の犯罪行為を裁く側に回った毛沢東や周恩来の思想や戦略が反…[続きはこちら]
2016/12/09
前著『禁欲のヨーロッパ』に続き、『贖罪のヨーロッパ』を上梓された佐藤彰一さん。千年に及ぶヨーロッパ古代の思想史に取り組んだ背景などをうかがった。[続きはこちら]
2016/11/30
戦後アジアの国際政治とその中での日本の役割について、精力的に研究を進めてきた宮城大蔵さんが、新著『現代日本外交史』を刊行した。1991年の湾岸戦争から四半世紀にわたる、冷戦後の日本…[続きはこちら]
2016/11/09
鎌田:地球科学を専門に選んで40年になりますが、地球の「通史」をいずれ書きたいと考え構想を温めていましたね。24歳で阿蘇火山の地質研究を開始し、地震と火山の相互作用を明らかにするテ…[続きはこちら]
2016/10/24
『地図と愉しむ東京歴史散歩』シリーズが人気の竹内正浩さん。その最新作は「地下の秘密篇」です。東京の地下にはいかなる世界が広がっているのか――。本書執筆の裏側などについてお話をうかが…[続きはこちら]
2016/10/21
ラテンアメリカ文学の翻訳を精力的に手がけていることで知られる寺尾隆吉さん。その寺尾さんが、小説を中心にラテンアメリカ文学の100年に及ぶ歴史の流れを1冊にまとめた。多くの作家と作品…[続きはこちら]
2016/10/21
たび重なるユーロ危機や難民流入、続発するテロ事件、イギリスのEU離脱決定……欧州は激しく揺れている。これまでの動向、現在の状況、そして今後の展望について描いた『欧州複合危機』の著者…[続きはこちら]
2016/10/20
応仁の乱なんて聞いたことがない、という日本人はまずいないだろう。室町幕府の衰退を決定づけ、戦国時代の扉を開いたとされるこの大乱をめぐって近年、新説が登場し、学界でも議論が高まってい…[続きはこちら]
2016/10/20