

2025年8月21日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)
『灰かぶりの夕海』
市川憂人 著
千真の前に現れた亡き恋人と、二度死んだ恩師の妻――。
灰色のベールが取られた時、真の姿が現れる。
世界が反転する驚愕ミステリ!
〈解説〉辻堂ゆめ
『葬式同窓会』
乾 ルカ 著
高校の担任教師の葬儀で七年ぶりに再会したクラスメートたち。
彼らは〝ある事件〟のため不登校になった生徒のことを思い出し始める――。
〈解説〉岡田彩夢
『昭和 女たちの食随筆』
木村衣有子 編
「昭和の女性が言葉で残した食の記録」 という観点から、 時代を映し出す食の風景を、 二十七人の味わい豊かな文章で、 執筆年代順に辿る。
文庫オリジナル。
『昭和の遺書』
梯 久美子 著
芥川龍之介、山本五十六、石原裕次郎、 美空ひばりから特攻兵、戦没学徒まで、 遺書を通して昭和をたどる。
平成の遺書を扱った新章を付す。
〈解説〉保阪正康
『文章教室』
八木義德 著
あの名作中の名文はなぜ心に残るのか。
『雪国』から『板極道』まで全七十二篇を、 最後の文士とよばれた著者が小説家ならではの視点で読み解く。
〈解説〉蜂飼 耳
『プラハの古本屋』
千野栄一 著
古都プラハに学んだ言語学者が、 言葉、本、酒、旅を通じて得た出逢いを語る。
文化・言語に対する深い洞察とユーモアに彩られた名随筆。
〈解説〉阿部賢一
『カラマーゾフの兄弟 4』
ドストエフスキー 著/江川 卓 訳
父フョードル殺害事件の裁判が進展し、 明らかになってゆくあの夜の真相。
彼らは、 ロシアは、 そして全人類の運命は何処へ!
好評の注解付き江川訳、ついに完結。
〈解説〉頭木弘樹
『「レ・ミゼラブル」百六景 増補新版』
鹿島 茂 著
十九世紀の木版挿絵二百三十葉に物語の要約を添え、 さらに当時の社会情勢や民衆の生活を解説。 不朽の名作がこれ一冊で理解できる!
エッセイ二篇を増補。