

2024年7月22日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)
『やさしい猫』 中島京子
小さな家族を見舞った大事件。幸せが奪われたのは、彼がスリランカ出身の外国人だったから。
温かな語りで描く圧巻のドラマ。吉川英治文学賞ほか受賞続々の話題作。
『デス・パレード 警視庁組対特捜K』 鈴峯紅也
死のドラッグを追い続ける、東堂絆刑事たち警視庁組対特捜。
次々と襲い来る凶敵と激闘を繰り広げる絆の前に現れたのは、新たな死兵――!?
書き下ろし。
『七人の鬼ごっこ』 三津田信三
自殺しようとしたえいくん――多門英介をわざわざ襲い、連続殺人を行う《鬼》は誰?
封じた記憶に潜む《鬼》。その正体とは――。
〈解説〉若林 踏
『波のかたみ 清盛の妻』 永井路子
政争と陰謀の渦中に栄華をきわめ、西海に消えた平家一門を、頭領の妻を軸に描く。
公家・乳母制度の側面から平家の時代を捉え直す。
〈解説〉永井紗耶子
『芸人たちの芸能史』 永 六輔
能・歌舞伎の発生から昭和のテレビまで。
日本の芸能を源流からたどりつつ「芸」の魅力、「芸人」「芸能人」のありかたを問い直す壮大な芸能史。
〈解説〉児玉竜一
『占領神話の崩壊』 西鋭夫/岡﨑匡史
占領下の日本で収集され米国に持ち出された多くの公文書が、70年間地下室で眠り続けていた。
これら極秘文書の調査から、隠蔽された歴史の真実を炙り出す。
『対談集 あなたが子どもだったころ 完全版』 河合隼雄
臨床心理学者と各界を代表する16人が幼少期の思い出を語り合い、浮かび上がる「私が私になるまで」。
好評連載対談を全1冊にした完全版。
〈解説〉小川洋子
『百鬼園先生と私』 内山 保
漱石の軸を売り、佐藤春夫に雑誌への紹介を頼む――
寝食を共にし、錬金術のお供をした書生が見た家庭での内田百閒。百閒の関連エッセイ・短篇を収録する。
『スミルノ博士の日記』 ドゥーセ 著/宇野利泰 訳
天才法医学者スミルノが名探偵レオ・カリングと遭遇した殺人事件、そして不可解な謎の真相は?
世界ミステリ史上に名を刻む傑作長篇。
〈解説〉戸川安宣
『ジョゼフ・フーシェ ある政治的人間の肖像』
シュテファン・ツヴァイク 著/山下肇/山下萬里 訳
陰謀と変節の限りを尽くして激動期のフランスを生き抜いたフーシェ。
革命家への転身からナポレオンとの対決、その最期までを鮮烈に描いた本格評伝。改訳版。