新刊のお知らせ

2023年8月22日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)

『魯肉飯のさえずり』 温 又柔
理想の人と結婚した桃嘉は、夫に「大切なもの」をふみにじられていく。台湾と日本の間で母娘の痛みがこだまする長篇。織田作之助賞受賞作。
〈解説〉渡邊英理

『まだ出会っていないだけ』志駕 晃
3ヵ月で結婚できると評判の結婚相談所を訪ねる何人もの男女。相談所の社長と女性スタッフの2人は、彼らの「出会い」を手助けできるか!?
〈解説〉古川諭香

『たそがれダンサーズ』 桂 望実
下手だが熱いおじさん達と、なぜか無気力な講師。彼らが打ち込むのは男だけで踊る社交ダンス! 人生の景色が変わる、明日が輝く。爽快でときどき涙の物語。

『ゆめはるか吉屋信子 秋灯机の上の幾山河(下)』 田辺聖子
少女小説から出発した信子は歴史小説へ辿り着く。晩年ますます佳作を送り出し筆を擱くことのなかった作家の本格評伝、全3巻完結。〈解説〉上野千鶴子

『トランク 林芙美子大陸小説集』 林 芙美子
旅好きで知られる林芙美子が欧州、ロシア、満洲を描いた小説を集成。絶筆「漣波」を含む7篇と、川端康成が「漣波」単行本刊行時に寄せたあとがきを収録。

『高知・龍馬 殺人街道』 西村京太郎
「現代の坂本龍馬」を名乗る者による連続殺人!! 次の狙いは原子力発電所の爆破か、現職総理大臣の命か? 十津川は龍馬の足跡を辿りながら犯人を追う。

『日本医家伝』 吉村 昭
前野良沢、楠本いね、高木兼寛、荻野ぎん......日本近代医学の先駆者12人の苦闘の生涯を描く。著者の医家を主題にした長編群の原点であり要となる短編集。

『本の神話学 増補新版』 山口昌男
自分だけの「知の見取り図」は、いつの時代も蔵書(アーカイヴ)から生まれる。著者の代表作に「図書館」に関する講演録・随筆を増補。
〈解説〉山本貴光

『50代、足していいもの、引いていいもの』 岸本葉子
50代は棚卸しの時期! 老後に向けて減らすもの、はじめるもの。これからをスッキリと過ごせるよう入れ替えは続きます。人生の総決算はまだまだ先。

『赤ちゃんポストの真実』 森本修代
開設から16年――赤ちゃんポストが日本社会に問いかけた「命」を巡るノンフィクション。内密出産の現状や第2のポスト開設者への取材など大幅加筆。

『国境を越えたスクラム ラグビー日本代表になった外国人選手たち』 山川 徹
リーチマイケル、具智元ら、多様なルーツを持つ選手たちはなぜ「日本代表」となることを選んだのか。彼らの思いに迫り、共生の意味を探る。
〈解説〉平尾 剛

『関東大震災 文豪たちの証言』 石井正己 編
関東大震災から百年。荷風、志賀、谷崎、芥川、与謝野晶子、野上彌生子......文豪たちは何を見たのか? 彼らが書き残した巨大災害の諸相。文庫オリジナル。

『決定版 ゲゲゲの鬼太郎8 小豆連合軍・豆腐小僧』 水木しげる
小豆飯を食べた人々の顔に小豆畑が出現!? 冷奴を食べたねずみ男は全身がカビだらけに。畑や山林を荒らされ怒った妖怪たちが人間を悩ませる。全13話を収録。

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