新刊のお知らせ

2023年6月22日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)

『海神の島』 池上永一
一騎当千の花城三姉妹が、沖縄、東京、台湾などを疾駆する! 「海神の秘宝」を巡り三人の欲望と日米中の思惑が錯綜する壮大な冒険小説。
〈解説〉阿津川辰海

『憂き夜に花を 花火師・六代目鍵屋弥兵衛』 吉川永青
時は享保。未曾有の飢饉に苦しむ江戸の町を、文字通り明るく照らそうとする男がいた。花火師・鍵屋弥兵衛。彼の熱い思いがあの花火大会を生んだ――。

『落語刑事サダキチ 泥棒と所帯をもった女』 愛川 晶
百戦錬磨の泥棒たちに翻弄される新人刑事・三崎優子。落語を愛する先輩刑事・平林定吉、隠れた名探偵・八代目林家正蔵とともに犯人を追う。シリーズ第2弾。

『ゆめはるか吉屋信子 秋灯机の上の幾山河(上)』 田辺聖子
大正、昭和と絶大な人気をほこった小説家・吉屋信子。少女時代から敬愛してやまない著者がその真の姿を描き尽くす本格評伝。上巻は『花物語』執筆と青春時代。

『百年の女 『婦人公論』が見た大正、昭和、平成』 酒井順子
「婦人と言えども人である」と言われた創刊時から一世紀。女の上半身と下半身を見つめ続けた1400冊余を繙いた異色の近現代史!
〈解説〉中島京子

『広島風土記』 井伏鱒二
広島生まれの著者による郷里とその周辺にまつわる回想や紀行文17編、小説「因ノ島」「かきつばた」、半生記などを収める。
文庫オリジナル。 〈解説〉小山田浩子

『おどるでく 猫又伝奇集』 室井光広
芥川賞史上最も難解な受賞作とされる伝説の表題作ほか、故郷・会津を舞台とした短篇を集成。
文庫オリジナル。 〈巻末エッセイ〉多和田葉子 〈解説〉川口好美

『日本史の旅人 野呂邦暢史論集』 野呂邦暢
邪馬台国から日露戦争まで。芥川賞作家・野呂邦暢のもうひとつの顔。単行本未収録の諸作からその歴史観を浮き彫りにする。
文庫オリジナル。 〈解説〉中村彰彦

『時刻表昭和史 完全版』 宮脇俊三
ハチ公のいた渋谷駅、玉音放送を聞いた今泉駅。歴史の節目は鉄道とともにあった。元祖・乗り鉄による昭和史にエッセイ、北杜夫との対談を増補した完全版。

『午後三時にビールを 酒場作品集』 中央公論新社 編
酒友との語らい、行きつけの店、思い出の味......。銀座、浅草の老舗から新宿ゴールデン街、各地の名店まで酒場を舞台にしたエッセイ&短篇アンソロジー。

『対談 日本の文学 作家の肖像』 中央公論新社 編
泉鏡花、国木田独歩、島崎藤村、林芙美子、柳田国男、菊池寛、稲垣足穂、横光利一......全集編集委員や同時代評論家による作家論。
〈解説〉大岡昇平/関川夏央

『決定版 ゲゲゲの鬼太郎6 釜なり・ダイダラボッチ』 水木しげる
雨の晩に現れる泥田坊、棺桶から死体を奪う火車、催眠術を操る傘化け、悪魔軍団を率いる悪魔ブエル......妖怪たちの奇襲に鬼太郎は!? 全18話を収録。

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