

2024年6月19日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)
『気がつけば、終着駅』 佐藤愛子
人生初エッセイの「クサンチッペ党宣言」「再婚自由化時代」から、五木寛之氏との最新対談まで、『婦人公論』での半世紀あまりにわたる活躍を総ざらい。
『ショローの女』 伊藤比呂美
老いゆく体、ハマるあれこれ、初めて得た自由と一人の寂しさ。六十代もいよいよ中盤へ――〈あたしの今〉をリアルに刻み、熱い共感を集める実体感エッセイ。
『60代、変えていいコト、変えたくないモノ』 岸本葉子
鍋が重たい、本の字が読めない、SNS詐欺、通信トラブル、不測の事態が起こっても、ぶれない心で乗り切ろう。人生後半を素敵に生きるための応援エッセイ。
『軒猿の娘』 岩室 忍
「鶴、信長を殺せ」若き女忍び・逆鶴に託されたのは、軍神上杉謙信の密命。軒猿の鉄の掟とともに、逆鶴は戦国乱世の闇に身を投じる――。
文庫書き下ろし。
『あとは司直の判断に委ねます 私設秘書 真野正司』 阿桜世記
与党が恐れる「国会のトマホーク」荒岩議員が新幹線内で死亡。不幸な事故か、暗殺か? 遺志を継いだ私設秘書・真野正司が真相に迫る!
文庫書き下ろし。
『法王の牙 病院サスペンス集』 黒岩重吾 著/日下三蔵 編
黒岩重吾初期作品の真骨頂、「病院」「医療」を背景にしたサスペンス集。戦後社会の底辺から、虚栄、愛憎、欲望など、人間の業を描き出す6篇。
生誕100年記念。
『不連続殺人事件 附・安吾探偵とそのライヴァルたち』 坂口安吾
日本の本格ミステリ史上屈指の名作と、その誕生背景にあった戦時下の「犯人当て」ゲーム。小説とモデル人物たちの回想録を初めて一冊に。
〈解説〉野崎六助
『中華文人食物語』 南條竹則
中華料理の豊かな食文化を彩る、文人、皇帝、民衆たちの秘話とは? 食と酒を愛する著者が各地の美味・珍味とそのエピソードを語りつくす。
〈解説〉平松洋子
『〈女らしさ〉の文化史 性・モード・風俗』 小倉孝誠
近代社会において〈女らしさ〉はいかに規範化され、共有されたのか。「見られる女」の変遷を辿り、規制されてきた女性の身体を浮き彫りにする。
増補改訂版。
『シェイクスピア』 福田恆存
日本におけるシェイクスピア翻訳の礎を築いた著者が、定本や改訂の考証、作品の歴史的背景や先行作品の紹介などを交え19作品を解説。
〈巻末エッセイ〉福田 逸
『中空構造日本の深層 増補新版』 河合隼雄
日本人の心理を均衡し中空を保つ構造とし、西欧の中心へ統合する構造との対比で論じる。関連論考、吉田敦彦との対談を増補。
〈解説〉吉田敦彦/河合俊雄