新刊のお知らせ

2024年9月19日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)

『星を掬う』 町田そのこ
千鶴が夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」には、自分を捨てた母・聖子がいた――。すれ違う母と娘の感動長篇。
〈解説〉夏目浩光

『まんぷく旅籠 朝日屋 もちもち蒸しあわびの祝い膳』 高田在子
おふさの祖父が、抜け荷の嫌疑がかかる唐物屋の隠居を朝日屋に連れてきた。怜治の元同僚・詩門の兄が抜け荷に関わっているかもしれず......。
文庫書き下ろし。

『天祐は信長にあり(一)覇王誕生』 岩室 忍
『剣神』の岩室忍が描く織田信長の生涯――尾張に生まれた少年は軍略の才を花開かせ、百年続いた乱世を薙ぎ払う!
全8巻シリーズ。文庫書き下ろし。

『文学の空気のあるところ』 荒川洋治
豊かな陰影をもつ作家と作品、印刷や造本のこと、詩歌との出会い。現代詩作家が柔らかなことばで古今東西の文学の魅力を語り、新たな読書へ誘う九つの話。

『中央線随筆傑作選』 南陀楼綾繁 編
御茶ノ水、四谷、新宿、高円寺、阿佐ケ谷、荻窪、三鷹、国立......。中央線を舞台にした42編のエッセイ。車窓から人生の断面が浮かび上がる。
文庫オリジナル。

『子どもと文学 増補新版』
石井桃子/いぬいとみこ/鈴木晋一/瀬田貞二/松居直/渡辺茂男
子どもの本に真に大事なものは何か。戦後日本の児童文学をリードした著者たちが、その草創期に従来の作品を読み解いた児童文学論の古典。
〈解説〉斎藤惇夫

『江戸川乱歩座談』 江戸川乱歩
森下雨村から花森安治まで、探偵小説の魅力を共に語り尽くす。江戸川乱歩の参加した主要な座談・対談を初集成した文庫オリジナル。
〈解説〉小松史生子

『三島由紀夫』 橋川文三
三島由紀夫の精神史の究明を通してその文学と生涯の意味を問う。「文化防衛論」批判ほか『日本浪曼派批判序説』の著者による三島全論考。
〈解説〉佐伯裕子

『ある昭和史 自分史の試み』 色川大吉
十五年戦争を主軸に個人史とともに昭和の50年を描く。「自分史」を提唱した先駆的な著作に「昭和の終焉」を増補。毎日出版文化賞受賞。
〈解説〉成田龍一

『第三帝国の愛人 ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家』
エリック・ラーソン 著/佐久間みかよ 訳
1930年代、駐独大使としてベルリンに赴任した米国人一家は何を目撃したか。ナチの狂気と陰謀をスリリングに描く。
NYタイムズベストセラー1位作品。

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