新刊のお知らせ

2022年8月23日発売の新刊をお知らせいたします。

『最果ての決闘者』 逢坂 剛
記憶を失い、アメリカ西部へと渡った土方歳三を狙うのは、女保安官と元・新選組隊士。大切な者を守り抜き、失った記憶を取り戻せ!
〈解説〉西上心太

『あなたの本 新装版』 誉田哲也
これは神の悪戯か、一冊の本が狂わす人間の運命――表題作をはじめ、万華鏡の如く広がる七つの小説世界。新たに五つの掌篇を収録。
〈解説〉瀬木広哉

『落語刑事サダキチ 神楽坂の赤犬』 愛川 晶
噺家に憧れ、高座扇を持ち歩く「落語刑事」平林定吉が、隠れた名探偵・八代目林家正蔵とともに事件を解決。昭和五〇年代が舞台の落語愛あふれる警察小説。

『黄金夜界』 橋本 治
許婚者に裏切られ、一夜にして全てを失った東大生・貫一。孤独な心を満たすものは、愛か、金か、それとも――。橋本治、衝撃の遺作。
〈解説〉橋爪大三郎

『新装版 桃花源奇譚1 開封暗夜陣』 井上祐美子
後宮の主に追われる少女、母を探す皇子、使命を帯びた秀才。運命に導かれ、三人は幻の郷・桃花源を目指す――中華歴史ファンタジー、ここに開幕!

『新装版 桃花源奇譚2 風雲江南行』 井上祐美子
幻の郷・桃花源を探し都を出た一行は、道中盗みの嫌疑を掛けられる。亡国の宝と江南の歴史に隠された、桃花源の手がかりとは? 白熱の第二巻!

『まぼろしの軍師 新田次郎歴史短篇選』 新田次郎 著/細谷正充 編
山本勘助実在の謎にせまる表題作ほか、歴史短篇八篇に、単行本未収録のショートショート「トンボ突き」を付した傑作集。著者の多彩な文業を堪能できる一冊。

『殺意 サスペンス小説集』 井上 靖
戦中戦後の混乱期を背景とした昭和サスペンスの至宝。表題作ほか、「傍観者」「雷雨」「ある偽作家の生涯」など全九篇。文庫オリジナル。
〈解説〉米澤穂信

『神馬/湖 竹西寛子精選作品集』 竹西寛子
表題作ほか、「兵隊宿」(川端賞)「蘭」「鶴」など自選短篇小説全十三篇に、高校の国語教科書で親しまれた随想八篇を併せた決定版作品集。
〈解説〉堀江敏幸

『給仕の室 日本近代プレBL短篇選』 中央公論新社 編
日本近代文学において「男性間の愛と絆」はどのように描かれてきたのか。国木田独歩から山本周五郎まで十五篇を精選。文庫オリジナル。
〈解説〉佐伯順子

『チキンライスと旅の空』 池波正太郎
自分が生まれた日の父の言葉、初めての人と出会う旅の醍醐味、薄れゆく季節感への憂い......国民作家が語る食、旅、暮し。座談会「わたくしの味自慢」収録。

『台湾鉄路千公里 完全版』 宮脇俊三
一九八〇年、戒厳令下の台湾での全線乗りつぶしの旅のエッセイに、その後の増設鉄路をカバー、全島一周を達成した紀行を増補した完全版。
〈解説〉関川夏央

『戦争か平和か 国務長官回想録』 ジョン・ダレス 著/大場正史 訳
対日講和に奔走しアイゼンハワー大統領下で冷戦外交を主導、ソ連・中国の脅威、安保理の機能不全のなか平和への策を提言。
〈解説〉土田 宏

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