

2025年3月24日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)
『もぐら伝 ~狼~』 矢月秀作
旅に出た竜星が行方不明となっていた。
刑事研修で警視庁に出向中の真昌は益尾とともに竜星の消息を追うのだが――。
痛快なる新シーズン、ここに開幕!
『天祐は信長にあり(四) 四面楚歌』 岩室 忍
将軍足利義昭の工作により、信長包囲網が張り巡らされる。
甲斐の龍・武田信玄と尾張の天才・織田信長の雌雄を決する戦いの行方は――。
文庫書き下ろし。
『武将列伝 秀吉の四傑』 海音寺潮五郎
昭和を代表する歴史小説家のベストセラー 『 武将列伝 』 全33編より、豊臣秀吉を支えた加藤清正、伊達政宗らの生涯を綴る4編を厳選。
〈 解説 〉 本郷和人
『猟奇歌 夢野久作歌集』 夢野久作
故郷・福岡で 『 ドグラ・マグラ 』 を執筆する合間、夢野久作が手帳に綴った独自の短歌世界。
本篇と関連作品を初めて1冊に。
〈 巻末エッセイ 〉 寺山修司
『掌の読書会 島本理生と読む 田辺聖子』 田辺聖子 著/島本理生 編
恋愛小説の名手として数多くの読者を虜にしてきた田辺聖子。
数百もの作品群の中から、時を経てなお色褪せない短編小説とエッセイを作家・島本理生が選ぶ。
『目白雑録Ⅲ 日々のあれこれ』 金井美恵子
マスク不足やサッカーW杯の熱狂......。
あの時の空気を的確にとらえ、ささやかだが見逃せない事象を鋭く批評する名エッセイ、完結編。
〈 解説 〉 小山田浩子
『小説を書くということ』 辻 邦生
作家志望への講座 「 言葉の箱 」、フィクション論、歴史小説の史料活用法まで。
豊饒な文学世界の実現へ誘う創作講義。
〈 あとがき 〉 辻 佐保子 〈 解説 〉 中条省平
『随筆 ふるさとの味』 森田たま
明治の札幌に生まれ、作家、政治家として激動の時代を駆け抜けた著者。
その人生は多様な美食で彩られていた。
芳醇なる記憶にあふれた名随筆集を増補復刊。
『小泉八雲 ラフカディオ・ヘルン』 田部隆次
小泉八雲の全生涯を直弟子が綴る伝記の決定版。
坪内逍遙、西田幾多郎らの序、八雲夫人・小泉節子 (セツ) の 「 思い出の記 」 を収録。
〈 解説 〉 池田雅之
『あめゆきさんの歌 山田わかの数奇なる生涯』 山崎朋子
シアトルの苦界から抜け出した女性が、1人の男性に導かれて評論家に転身。
『青鞜』 等で健筆をふるい、女性解放運動史に名を刻むまで。
〈 解説 〉 城戸久枝
『石原吉郎 シベリア抑留詩人の生と詩』 細見和之
極限と日常のはざまを生きた詩人・石原吉郎。
苛酷なシベリアの体験を経て紡ぎ出された作品世界をその生涯とともに丹念に跡づける。
〈 巻末対談 〉 山城むつみ
『桜島・狂い凧 兵隊小説集Ⅰ』 梅崎春生
敗戦直後に書き上げた出世作 「 桜島 」、芸術選奨文部大臣賞受賞作 「 狂い凧 」 他、戦後派を代表する著者の主要作を収録する小説集。
全2巻。
〈 解説 〉 真鍋元之 / 日和聡子