新刊のお知らせ

2023年12月21日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)

『2020年の恋人たち』 島本理生
楽しいときもあった。助けられたことも。だけどもう、いらない。母の死後、葵が選んだものは。本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞作。
〈解説〉加藤シゲアキ

『四神の旗』 馳 星周
皇族と藤原氏。それぞれの謀略が交錯するとき、古代史上最大の闇が浮かび上がる。藤原不比等の四人の子がもたらすのは繁栄か、破滅か。
〈解説〉木本好信

『だまされ屋さん』 星野智幸
70歳の秋代の家に、ある日現れた謎の男。娘の婚約者なのか、それとも詐欺師か――。行き詰まりの現在を、言葉の力で解きほぐす傑作長篇。
〈解説〉大前粟生

『うぽっぽ同心十手綴り 病み蛍』坂岡 真
わるいが、おぬしを見逃すことはできぬ――。この世は理不尽なことばかりだが、江戸には"うぽっぽ"がいる! 傑作捕物帳シリーズ第6弾。

『なにごともなく、晴天。』 吉田篤弘
鉄道の高架下商店街〈晴天通り〉で働く美子の前に、コーヒーと銭湯が好きな探偵が現れる。話を聞いた町の人たちは、それぞれの秘密を語りはじめる。

『そこにある山 人が一線を越えるとき』 角幡唯介
結婚も住宅ローンも、犬橇探検も、まったく想定外だった? 人はいつ、そしてなぜ一線を越えるのか。冒険家・角幡唯介の新たな人生論とは。
〈解説〉仲野 徹

『ひとりは平気。だけど、君とは一緒にいたい』 エブリスタ 編
「そういえば、恋ってどんなものだっけ?」無意識に呟いてしまった時、読んでほしい10編を集めました。
『5分でとろける恋物語 ときめきスイート編』改題。

『掌の読書会 桜庭一樹と読む 倉橋由美子』 倉橋由美子 著 / 桜庭一樹 編
60年代、衝撃のデビューを飾り、孤高の文学世界を創造した倉橋由美子。その短篇・エッセイから桜庭一樹が厳選し魅力を語る。
〈対談〉桜庭一樹・王谷 晶 〈解説〉小平麻衣子

『本阿弥行状記』 中野孝次
書、陶芸、茶の湯などで知られる江戸初期の数寄者・本阿弥光悦。光甫「行状記」を筆記した孫娘が語る、一族の風流で清貧な生活と美の世界。
〈解説〉川村 湊

『構造と力 記号論を超えて』 浅田 彰
1980年代、ポストモダン/現代思想をはじめて明晰に体系化。2020年代、混迷する世界を理解するうえで、その理論は今なお新しい。
〈解説〉千葉雅也

『柔らかい個人主義の誕生 増補新版』 山崎正和
不確実性の時代から顔の見える大衆社会へ。消費文化を美学的見地から捉えた第16回吉野作造賞受賞作。「日本文化の世界性」他一篇を増補。
〈解説〉福嶋亮大

『わが封殺せしリリシズム』 大島渚 著/高崎俊夫 編
「日本のヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手として、戦後日本の映画界を牽引した大島渚のベストエッセイ集。巻末に坂本龍一、小山明子夫人のエッセイを付す。

『潜水艦隊』 井浦祥二郎
潜水艦艦長を歴任し参謀として作戦を立案した著者が、真珠湾攻撃から終戦まで、太平洋戦争の潜水艦戦の全てを記録した唯一無二の作品。
〈解説〉戸髙一成

『漱石の読書と鑑賞』 佐藤春夫 編著
新刊の感想、門下生の指導・売り込みなど。漱石書簡中の同時代小説評を佐藤春夫が解説。登場作品16篇を収録する。百閒の随筆、芥川と久米の返信を付す。

12月下旬刊MAI_2966.jpg

 

1

カテゴリー関連記事