横道世之介

おかえり横道世之介
人生のダメな時期、万歳。
人生のスランプ、万々歳。
横道世之介、24歳
青春小説の金字塔、ふたたび
世之介、24歳。
いわゆる人生のダメな時期。それでも「あの時が良かった」、そう思わせてくれる温かな日々。

バブル最後の売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男。名を横道世之介という。いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、なぜか彼の周りには笑顔が絶えない。鮨職人を目指す女友達、大学時代からの親友、美しきヤンママとその息子。そんな人々の思いが交錯する17年後。オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。

横道世之介と彼に関わる人々。
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〈巻末対談〉沖田修一×高良健吾

おかえり横道世之介

『続 横道世之介』を改題

吉田修一 著

中公文庫 発売日:2022/5/24 定価:880円(10%税込) ISBNコード:ISBN978-4-12-207213-8
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横道世之介
文春文庫 2012/11/09 刊行
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著者紹介

吉田修一

一九六八年長崎県生まれ。九七年「最後の息子」で文學界新人賞を受賞し、作家デビュー。二〇〇二年『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川賞、〇七年『悪人』で毎日出版文化賞と大佛次郎賞、一〇年『横道世之介』で柴田錬三郎賞、一九年『国宝』で芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞を受賞。その他の著書に『怒り』『静かな爆弾』『ミス・サンシャイン』など多数。

著者インタビュー

なぜ著者である私も、ふと世之介に会いたくなるのか。彼の人生は「続きがあったはずなのにその先を摘み取ってしまった私たちの未来」 著者が語る『おかえり横道世之介』
インタビュー記事は
「婦人公論.jp」で読めます

スペシャル対談

沖田修一×高良健吾『おかえり横道世之介』刊行記念対談婦人公論.jp

映画『横道世之介』(13年公開)の監督、沖田修一と、同作品で横道世之介役を務めた高良健吾の対談が『婦人公論.jp』に掲載されています