新刊のお知らせ

2021年12月22日発売予定の新刊をお知らせいたします。

『道誉なり 新装版』(上・下)北方謙三 著
毀すこと、それがばさら――。後醍醐帝との暗闘、実弟直義との対立で苦悩する将軍足利尊氏を常に支え南北朝動乱を勝ち抜いた、ばさら大名佐々木道誉とは。

『落花』澤田瞳子 著
仁和寺僧・寛朝が東国で出会った、荒ぶる地の化身のようなもののふ。それはのちの謀反人・平将門だった。武士の世の胎動を描く傑作長篇!〈解説〉新井弘順

『恋ほおずき 完全版』諸田玲子 著
浅草田原町の女医者。恋の痛みを癒すため、御法度の子堕ろしを手がける彼女は、あろうことかそれを取り締まる同心と恋に落ちてしまう。最終章を書き下ろし。

『圓朝』奥山景布子 著
「怪談牡丹灯籠」を生んだ近代落語の祖・三遊亭圓朝。師匠や弟子に裏切られる壮絶な芸道を歩み、人々に愛される怪物となった不屈の一代記。〈解説〉中江有里

『静かなる太陽』霧島兵庫 著
明治三三年五月に起きた北清事変(義和団の乱)。五五日に及ぶ籠城戦を、寡兵で戦い抜いた柴五郎中佐たちの戦いを描く歴史巨篇。〈解説〉内田 剛

『おいしい給食 餃子とわかめと好敵手』紙吹みつ葉 著
新たな中学で給食を全力で楽しんでいた教師・甘利田の前に、ひとりの転校生が現れる。それは因縁の相手で? 市原隼人主演の人気ドラマseason2原作本!

『デルフィニア戦記外伝3 ポーラの戴冠式』茅田砂胡 著
リィはデルフィニアの危機に、十年の時を経て再び故国に降り立つ。「小説BOC」に連載された全十話に書きおろしの二話を加えた連作短篇集。

『ビショップ氏殺人事件 曽野綾子ミステリ傑作選』曽野綾子 著/日下三蔵 編
ミステリ分野でも手腕を発揮した作家・曽野綾子の真価。江戸川乱歩に称賛された表題作をはじめ、サスペンスと心理描写に優れた異色作六篇をセレクトする。

『盲目物語 他三篇』谷崎潤一郎 著
お市の方への思慕を盲目の法師に語らせた表題作。北野恒富の口絵、菅楯彦の挿画(「聞書抄」)、正宗白鳥による時評などを付す。〈註解〉明里千章〈解説〉千葉俊二

『日曜日/蜻蛉 生きものと子どもの小品集』志賀直哉 著
志賀直哉は生きものや子どもを好んで書き、普遍的な名品を多く生んだ。これらの作品を集めた短篇集『日曜日』『蜻蛉』を合本とし二十四篇を収録。〈解説〉阿部公彦

『歌のわかれ・五勺の酒』中野重治 著
旧制四高生の青春を描く「歌のわかれ」、天皇感情を問うた「五勺の酒」に「村の家」などを収めた代表作選集。〈巻末エッセイ〉石井桃子・安岡章太郎ほか

『旅の絵日記』和田誠/平野レミ 著
レミさん和田さんが息子二人と旅に出た。フランス・スペイン・モナコ・イタリアを巡った一九八九年の夏休み。たくさんの絵と愉快な文章に心はずむ旅の記録。

『夜の果てへの旅 新装版』(上・下)セリーヌ 著 生田耕作 訳
仏人医学生バルダミュは第一次大戦で絶望し、暗黒遍路の旅へ出る。「呪われた作家」の鮮烈なデビュー作。〈座談会〉中上健次他「根源での爆発、そして毒」 〈巻末エッセイ〉四方田犬彦

『新装版 マンガ日本の歴史21 幕末動乱と御一新』石ノ森章太郎 著
ペリー率いる〝黒船〟が来航し幕府は横浜を開港。西郷・高杉らの活躍で尊皇攘夷から倒幕へ、そして最後の将軍徳川慶喜の大政奉還により新しい時代が始まる。

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