新刊のお知らせ

2022年6月22日発売の新刊をお知らせいたします。

『あとは切手を、一枚貼るだけ』 小川洋子/堀江敏幸
交わす言葉、愛し合った記憶、離ればなれの二人の哀しい秘密――互いの声に耳を澄まして編み上げたのは、純水のように豊かな小説世界。著者特別対談収録。

『ひと夜の恋 元禄お犬小屋異聞』 諸田玲子
「生類憐みの令」のもと犬を収容する「御囲」に、「犬吉」と呼ばれる娘がいた。赤穂浪士が討ち入りを果たしたあくる夜、彼女の身に起きた運命の出来事を描く。

『会社員、夢を追う』 はらだみずき
仕入部に配属された銀栄紙商事の新入社員・神井航樹。仲間たちと品薄な用紙の確保に奔走しつつ、航樹はある夢をとりもどそうとしていた。
〈解説〉狩野大樹

『聯愁殺 新装版』 西澤保彦
迷宮入りの連続殺人事件、唯一の生存者から真相究明を託された〈恋迷会〉の面々。白熱の推理バトルの末、彼らが辿り着いた真実とは――!?
〈解説〉唐木 厚

『冴子の東京物語』 氷室冴子
長電話魔の著者が「電話代より家賃が安い!」と始めた東京暮らし。家族や友人の話、失敗談や女ならではのモンダイを綴る傑作エッセイ。
〈解説〉青山美智子

『狩場の悲劇』 チェーホフ 著/原卓也 訳
殺人事件をめぐる小説原稿に隠された秘密と、読み終えてなお解け残る謎。近代ロシア文学を代表する作家が残した恐るべき大トリック。
〈解説〉佐々木 敦

『組織の盛衰 決定版』 堺屋太一
日本史における巨大組織の盛衰から、組織の「死に至る病」を検証し、未来への処方箋を提案する。二十年以上にわたる組織論研究の集大成に、著者解説を付した決定版。

『般若心経 生まれ変わる』ひろさちや
自分の弱さを知り、あるがままを受け入れ無理して頑張らないで生きよう。般若心経の世界をQ&Aでわかりやすく答える。ひろさちやさんの最期のメッセージ。

『漱石の白百合、三島の松 近代文学植物誌』塚谷裕一
虞美人草、スイートピーから紅茸まで、文豪は植物をいかに描写してきたか。広大な文学作品の森に息づく草花を植物学者の視点で読み解く。
〈解説〉大岡 玲

『川端康成異相短篇集』川端康成 著/高原英理 編
現世界への通常の認識からはいくらかずれた「異相」。初期の掌篇『心中』をはじめ、小説十六篇、随筆三篇により、川端文学の特異な魅力を一望できる作品選。

『新装版 マンガ日本の歴史27 太平洋戦争から高度成長時代まで』 石ノ森章太郎
太平洋戦争へと突き進んだ日本は一九四五年八月、無条件降伏。占領下で民主化政策が実施され、米ソ冷戦のもと講和独立を獲得。高度経済成長時代を迎える。

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