

2025年7月23日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)
『連鎖』
黒川博行 著
食品会社社長の遺体が車内で見つかった。 自殺か、他殺か。暴犯係の刑事・礒野と上坂の緻密な捜査で浮かび上がる真相は。 警察小説の白眉!
〈解説〉春川正明
『新装版 夜の終焉(上)』
堂場瞬一 著
両親を殺された真野は、故郷を捨て「深夜喫茶」を営む。 客が事故で意識不明に。 その少女の身元を探るため、真野は帰郷する――。
「汐灘サーガ」第三弾。
『新装版 夜の終焉(下)』
堂場瞬一 著
父が殺人を犯し検事への夢を断たれた川上。 弁護士として活躍中の彼に、死刑を望む殺人犯の弁護依頼が......。
「汐灘サーガ」最終章。
著者インタビュー収録。
『イオカステの揺籃』
遠田潤子 著
男の子なんやね。本当によかった――。
妻の妊娠と母の豹変を機に、平穏だった青川家の崩壊が始まった。 身も心も震える圧巻の家族小説。
〈解説〉藤田香織
『ちぎれ雲(四) 血旅の剣』
富樫倫太郎 著
将軍より煬帝討伐の命を受け、 謎の美女・朱雀を旅の道連れに、 東海道より京をめざす愛之助だが、 恐るべき凶敵と対決することになり!?
累計10万部突破の大人気シリーズ! 文庫書き下ろし。
『天祐は信長にあり(六) 威風堂々』
岩室忍 著
天下布武を目指す戦いが各方面で続くなか、 摂津守護の荒木村重が毛利に通じて謀反を企てる。 木津川では毛利水軍と信長の鉄甲船が激突!
文庫書き下ろし。
『まんぷく旅籠 朝日屋 ぴりりと山椒の七夕そうめん』
高田在子 著
抜け荷に関わるかもしれぬ水死体の探索で、 火盗改が訪ねてくるなど騒然とする「朝日屋」周辺。 そんな中、ちはるの行く末にも変化が......。
文庫書き下ろし。
『平賀源内捕物帳』
久生十蘭 著
稀代の発明家・蘭学者、平賀源内。 江戸を震撼させる連続殺人、不可能犯罪のトリック、田沼意次暗殺の謀議......。 源内先生の推理が冴える!
〈解説〉日下三蔵
『怪異十三』
三津田信三 編
ホラーの名手・三津田信三が選んだ 「本当にぞっとした、今では入手困難な作品」 十三篇を収録。 また編者の「霧屍疸村の悪魔」も収めた珠玉の一冊。
『日本領サイパン島の一万日』
野村進 著
「楽園」を求めて南の島に渡った日本人の夢と絶望。 二つの家族を通して、日本統治下のサイパン島の歴史をダイナミックに描く。
〈解説〉池澤夏樹
『見果てぬ夢 満州国外史』
星野直樹 著/山室信一 校訂
満洲国の実力者「二キ三スケ」の一角を占めた大蔵官僚による率直な回顧録。 執政溥儀、高橋是清、東條英機、岸信介らの人物描写も興味深い、貴重な証言。
『私の音楽談義』
芥川也寸志 著
リズム、旋律、ハーモニー......。 楽譜を用いず、クラシック音楽の接し方を平易かつユーモラスに説く。 名作曲家による第一級の音楽入門書。
〈解説〉片山杜秀
『アンクルトリス交遊録』
柳原良平 著
サントリー宣伝部の前身で開高健らと多くの伝説的広告を作った著者。 回想から広告論まで。 イラスト37点収録。
〈特別寄稿〉佐治信忠
〈巻末エッセイ〉山口 瞳
『カラマーゾフの兄弟 3』
ドストエフスキー 著/江川卓 訳
カラマーゾフ家の人々の間にさまざまな思惑が入り乱れる中、 ついに父フョードルが殺害される。 はたして犯人は......。
〈巻末資料〉ドストエフスキー著作年譜
『水木しげるの少年戦記 太平洋戦争3 レイテ湾・硫黄島の戦い』
水木しげる 著
昭和十九年、レイテ大海戦を境に大艦隊は永久に姿を消した。 生きることを望みながら死んでいった者たちへ、 祈りをこめて描く戦記漫画。 全三巻完結。
〈解説〉大木 毅