

2025年6月20日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)
『任侠楽団』
今野 敏
公演間近なのに楽団員同士のいざこざに襲撃事件!? 問題だらけのオーケストラ、阿岐本組は立て直せるか。
大好評「任侠」シリーズ第六弾!
『断絶 新装版』
堂場瞬一
海岸で発見された変死体は自殺と結論づけられたが、刑事・石神は捜査を継続。政界の権力闘争との接点が浮上する。
「汐灘サーガ」第二弾。
〈解説〉渡辺祐真
『おしまいの日 新装版』
新井素子
三津子は、多忙で健康を顧みないほど働く夫を案ずるあまり、少しずつ狂気の淵へと滑り落ちてゆく......。
傑作サイコ・ホラー、待望の復刊。
書き下ろし「新装版へのあとがき」も収録。
『空の王』
新野剛志
昭和十一年夏、新聞社の飛行士・鷲尾順之介は、内モンゴルから満洲へ「ある荷物」を運ぶことになるのだが――。
大陸の空を舞台にした航空冒険小説の傑作!
『ぼくらは、まだ少し期待している』
木地雅映子
高校三年の土橋輝明と秦野あさひは、学校行事に度々駆り出される優等生同士。ある日あさひの失踪を知った輝明はその行方を追い始め......。
〈解説〉藤田香織
『昭和歌舞伎 女方小説集』
中村哲郎 編
男の中にある女。女の中にある男。一瞬、魔的な影がよぎる――
網野菊、三島由紀夫、円地文子。3人の作家は「女方」をどう描いたか。
文庫オリジナル。
『モヤモヤするけどスッキリ暮らす』
岸本葉子
もっと心と体に栄養を! 運動不足は家トレで解消、モノ減らしはいいけど断捨離しすぎに要注意。
気力、体力を保ち、暮らしを整えるためのエッセイ。
『墜落の夏 日航123便事故全記録』
吉岡 忍
一九八五年八月十二日、御巣鷹の尾根にジャンボ機が墜落した空前の事故。
あのとき、機内で何が起きていたのか──。
不朽の決定的ドキュメントに「四十年後の補論」を新収録。
〈解説〉神里達博
『昭和歳時記』
吉村 昭
昭和二年生まれの著者が、幼少年期を過ごした東京・日暮里での暮らしの記憶を掘り起こす。戦前・戦中の下町の事物・生活が鮮やかに蘇る。
〈解説〉森まゆみ
『いのちは輝く わが子の障害を受け入れるとき』
松永正訓
わが子が障害を持っていると知り、不条理な現実を受け入れるまでの拒絶と葛藤を描く。
読む者に静かな感動を広げる、渾身のルポルタージュ。
〈解説〉渡辺一史
『カラマーゾフの兄弟 1』
ドストエフスキー 著/江川卓 訳
ドストエフスキー作品の謎に最も迫った翻訳者・江川卓による魂の訳業、初文庫化。
各巻に、訳者自身による詳細な注解を付す。
〈解説〉江川 卓
『カラマーゾフの兄弟 2』
ドストエフスキー 著/江川卓 訳
大審問官の問い、ゾシマ長老の死......
カラマーゾフ(黒塗)家の一族をめぐる壮大な愛憎劇は、やがて殺人事件へと向かう。
〈巻末資料〉ドストエフスキー略年譜
『水木しげるの少年戦記 太平洋戦争2 ガダルカナル攻防戦』
水木しげる
太平洋戦争の局面を大きく変えたガダルカナル島の戦い。死闘を繰り広げた日本兵の姿を描く。
歴史の流れに沿って漫画で読む太平洋戦争。(全三巻)
〈解説〉大木 毅