新刊のお知らせ

2024年8月20日発売の新刊をお知らせいたします。(順不同)

『タラント』 角田光代
片足の祖父、不登校の甥、〝正義感〟で過ちを犯したみのり。心に深傷を負い、あきらめた人生に使命―タラント―が宿る、慟哭の長篇小説。
〈解説〉奈倉有里

『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』 原田ひ香
昭和、平成、令和――時代は変わっても実家から送られてくる小包の中身は変わらない !?
家族から届く《想い》を開封してください。
〈解説〉岩井志麻子

『眠れる森の殺人者』 佐藤青南
女子児童誘拐事件の背後には、表舞台から消えた名ヴァイオリニスト、そして天才指揮者で鳴海桜子刑事の父親の影が......。
文庫書き下ろしシリーズ第4弾!

『幕府密命弁財船・疾渡丸(一)那珂湊 船出の刻』 早川 隆
水戸藩那珂湊で密かに造られる弁財船、疾渡丸。
この船には商船のふりをして諸国を旅しながら、湊の平和を守る密命が下されていた――!
文庫書き下ろし。

『今村翔吾と読む 真田風雲記』 今村翔吾 編
『真田太平記』を読んで作家となり、真田愛溢れる歴史巨編『幸村を討て』を著した直木賞作家が、敬愛する泰斗の珠玉短編から選りすぐった真田家傑作選。

『隅田川暮色』 芝木好子
組紐に魅了された冴子は八百年前の厳島組紐復元に心血をそそぐ。
伝統工芸の世界と大川端に暮らす人々の哀歓を描く日本文学大賞受賞作。
〈解説〉堀川理万子

『喫茶店文学傑作選 苦く、甘く、熱く』 林 哲夫 編
永井荷風、岡本太郎、中上健次、筒井康隆、田辺聖子......。
国内外の「喫茶店/カフェ」を舞台に、名手が紡ぐ味わい深い随筆・短篇23作。
文庫オリジナル。

『おじさんはどう生きるか』 松任谷正隆
夫婦の冷戦、うす毛問題、時代とのズレ......。
日常のピンチを楽しむヒント満載。
文庫書き下ろしエッセイ2編、ジェーン・スーさんとのナルホド対談も収録。

『鎮守の森 増補版』 宮脇 昭
国内外で森林再生に尽力した生態学の世界的権威が、日本特有の植生が残る鎮守の森について多角的に考察する。
梅原猛との対談2篇を増補。
〈解説〉中村桂子

『小説の諸相』 E・M・フォースター 著/中野康司 訳
ストーリーとプロットの違いは? 平面的人物と立体的人物の役割とは?
イギリス文学界の重鎮がユーモアたっぷりに語る愉しい名講義にして小説論の古典。

『日本語の論理 増補新版』外山滋比古
日本語の独自の論理性と創造性を明らかにし、文学偏重ではない抽象論理的な思考の国語教育の重要さを説く。
論考「島国考」、講演「知識と思考」を増補。

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