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「14億分の10億」のリアル
田原史起 著
経済発展めざましい中国。だが、農村部は置き去りにされていないか。出稼ぎの「農民工」は虐げられ、「留守児童」は劣悪な環境に置かれていないか。1990年代末から中国各地の農村でフィールドワークを重ねてきた著者が実態に迫る。家族の発展を何より重視する精神、末端幹部たちの奮闘、裏金が飛び交う村の選挙、習近平政権が進める都市化の本当の意味とは。現場で農民と酒を酌み交わし、初めて見えてくる実像。
2024/02/21 刊行
グアム要塞
横山信義 著
米艦隊による硫黄島、サイパン島奇襲攻撃は苦闘の末に撃退された。だが、米軍は激戦の裏で密かにグアム島への増援を計画。日米は互いに敵飛行場の破壊と再建の妨害を繰り返す泥沼の状態に。
2024/02/21 刊行
凪良ゆうの世界
凪良ゆう 著
二度の本屋大賞受賞、BL作品の世界的大ヒットを成した人気作家が語る、小説への思いとは? 対談やコミカライズ、全作品インタビューを1冊にまとめた、凪良ゆうを深く知るための必読書!
2024/02/21 刊行
大江健三郎/江藤淳 著
2024/02/21 刊行
南伸坊 著
余白を楽しむ、大人のマンガ。奇妙でおかしな中国怪異の世界を描いた『仙人の壺』『李白の月』を合本、新作描き下ろし作品を収録。
2024/02/21 刊行
チベット潜入ルートを探る三十年の旅
根深誠 著
鎖国時代のチベットに日本人として初めて潜入した僧・河口慧海。謎に満ちたその経路をついに解明する! 30年以上にわたり調査を重ねてきた第一人者による、書き下ろしノンフィクション。
2024/02/21 刊行
下村敦史 著
何かが起こりそうな洋館を建てたいんだよ――。著者の自邸を舞台にした、前代未聞のミステリー!
2024/02/21 刊行
風元正 著
「奴隷の思想を排す」に始まる孤高の批評家の軌跡を丹念に跡づけつつ、「戦後日本」の意味を問い直す、ラディカルな批評の誕生
2024/02/21 刊行
絶滅動物は復活するか
更科功 著
DNAには不思議な魅力がある。大ヒット映画『ジュラシック・パーク』では、琥珀の中に遺されたDNAから、恐竜を現代に蘇らせた。それは絵空事とは言い切れない。マンモスなど絶滅動物の復活をめざす取り組みは今なお続けられている。古代DNAの研究を進展させた新技術はどのようなものか。生命を操作することに重大なリスクはないのか――。科学者たちが織りなしたドラマとともに、起伏に富んだ研究史をたどる。
2024/02/21 刊行
銀行業の先駆け、その技術と挑戦
萬代悠 著
元禄四年(一六九一)に三井高利が開設した三井大坂両替店。当初の業務は江戸幕府に委託された送金だったが、その役得を活かし民間相手の金貸しとして成長する。本書は、三井の膨大な史料から信用調査の技術と法制度を利用した工夫を読み解く。そこからは三井の経営手法のみならず、当時の社会風俗や人々の倫理観がみえてくる。三井はいかにして栄え、日本初の民間銀行創業へと繋げたか。新たな視点で金融史を捉え直す。
2024/02/21 刊行
壊れたアメリカの法制度
ジェド・S・レイコフ 著/川崎友巳/佐藤由梨/堀田周吾/宮木康博/安井哲章 訳
他のどの国よりも多くの人たちを刑務所送りにしているアメリカ。その司法制度の暗部をえぐり出し、現実的な改善案を大胆に提示する。日本の社会や制度の問題についても示唆に富む。
2024/02/21 刊行
森久美子 著
WEBメディア『婦人公論.jp』で好評を博した連載が電子オリジナル書籍化。95歳・男やもめの頑固な父を67歳の一人娘が介護する…笑えて泣けて、ちょっと切ない…肩の力が抜ける、95歳父との老々介護の話。もしかして認知症?免許返納バトルの結末、部屋の温度がわからない…、アレクサと父の会話サンマ効果で回復?、歩ける=徘徊のジレンマなど。老いは必ずやってくる。親への失望、ジレンマ、迷い、自責の念――選択の連続、終わりもわからず、つらく切ない日々でも、日常の小さな喜びを繋ぎ合わせて悔いのないゴールを迎えるための処方箋。 AmazonPODでも近日発売予定
2024/02/21 刊行
保阪正康 著
社会派推理の開拓のみならず、小説、ノンフィクション、古代史、現代史など、領域を自在に超えた執筆活動を展開し、「国民作家」の名をほしいままにした松本清張。その膨大な仕事のなかでも、自らの同時代史に取り組んだ『昭和史発掘』『日本の黒い霧』は重要な柱といえる。清張は、軍部をはじめとする国家権力、二・二六事件で蹶起した将校たちにどのような眼差しをむけていたか。占領期に起きた不可解な事件をいかに捉えていたか。没後30年を経て、清張史観はいかに評価されるべきか。松本清張から「時代の記録者」としてバトンを託された著者が清張史観の核心を平易な文体で伝える。阿刀田高、加藤陽子各氏との対話を収録。
2024/02/21 刊行
オッドアイ
渡辺裕之 著
事実無根のゴシップ記事で活動停止に追い込まれた特別強行捜査局。混乱のなか、朝倉もアフリカ・ジブチで何者かに拉致されてしまい――。特捜局は解体の危機を乗り越えられるのか。
2024/02/21 刊行
女になった英雄たち
井上章一 著
日本を代表する建国伝説の英雄、ヤマトタケル。美貌の皇子は、女をよそおい、敵を殺めたと記紀は伝える。やがて英雄譚は、スサノオの聖剣伝説、源義経の千人斬り、熱田神の楊貴妃転生説、八犬伝の復讐劇へ。千年にわたり変奏する「女になった英雄たち」の物語を、私たちは愛し、語り継いできた。その精神は、帝国軍人の女装劇、現代の多様な性にも至るという。なぜ日本の勇者は、美しき暗殺者なのか? 著者が少年時代から抱いてきた憧憬に出発し、日本史の英雄たちを自在に訪ね、性の日本文化論を描き出す。古今の文献をふまえ麗筆をふるい、日本人の夢や願望、民族感情のありかを明らかにする。
2024/02/21 刊行