ホーム > 中公叢書
広瀬和雄 著
3世紀中ごろからの約350年間に、日本列島の各地で前方後円墳が築造された。墳丘、埋葬施設、副葬品からなる前方後円墳は、地域的な個性をもちながらも、共通性を大幅に逸脱することはない。しかも大山(仁徳陵)古墳をピークとして、歴然たる規模の階層性を見せている。共通性と階層性はなにを語っているのか。近年の考古学のめざましい発掘成果をふまえ、各地の豊富な事例研究をとおして、出現期から7世紀初めの終末期におよぶ古墳時代の新しい国家像を描きだす。
2019/12/18 刊行
開国を見通した蘭学家老
片桐一男 著
古河藩主二代に仕えた鷹見泉石は名家老として知られる一方、いち早く海外情報を収集、その知見は幕府要人にも影響を与えた。初の評伝。
2019/2/8 刊行