神聖ローマ帝国「弱体なる大国」の実像
山本文彦 著
オットー一世の皇帝戴冠(九六二年)を起源とする神聖ローマ帝国は、ドイツを中心に周辺へと領域を広げた。皇帝位は一四三八年以降、ハプスブルク家がほぼ独占。十六世紀に最盛期を迎える。宗教改革、三十年戦争といった混乱を経て帝国は衰退し、一八〇六年に消滅した。弱体に見える国家が八五〇年も存続したのはなぜか。叙任権闘争など、皇帝と教皇の関係はいかなる推移をたどったのか。捉えにくい「大国」の実像に迫る。
書誌データ
- 初版刊行日2024/4/22
- 判型新書判
- ページ数320ページ
- 定価1100円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102801-3
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・読売新聞2025年7月14日夕刊
・しんぶん赤旗2024年9月29日
・週刊読書人2024年6月21日号/鈴木楠緒子(文部科学省初等中等教育局教科書調査官)