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海から見た戦国終焉
藤田達生 著
信長・秀吉・家康が天下統一をめざした時、鍵となった地域が瀬戸内である。とくに伊予(現在の愛媛県)は中国・四国・九州を結ぶ「かなめ所」(秀吉の朱印状より)であった。瀬戸内海で活躍した村上氏・来島氏ら海賊衆と彼らを束ねた河野氏・毛利氏ら「海賊大名」は、秀吉など東国勢力との衝突を余儀なくされる。信長が始め、秀吉・家康が引き継いだ「革命」は、地方の人々をいかに翻弄したか。海から見た戦国終焉の物語。
2012/1/25 発売

言葉とイメージをめぐる12章
塚本昌則 著
近代小説は19世紀以来、「(かけがえのない)個人」に焦点を当てて発達してきた。物語の主人公が、神や王から、ありふれた個人に替わる時、イメージこそが物語の書き手と読み手をつなぐために必須のものとなったのだ。本書では、文学とイメージのかかわりを意識的に追求してきたフランス近代文学を素材に、私たちが物語を通して「見ている」ものは何か、そして書かれているものは何かを考えていく。
2012/1/25 発売

漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学
小山慶太 著
文理に異才を発揮した寺田寅彦には、二人の“師”がいた。夏目漱石とイギリスのノーベル賞科学者レイリー卿である。「空はなぜ青いか」の謎を解いたレイリー卿は、私邸の実験室で研究に耽る「道楽科学者」であった。寅彦もまた、随筆や俳句を発表し、音楽や絵画を愉しむ一方で、「尺八の音響学」「椿の落下運動」など、意表をつくテーマの研究にあけくれた。寺田物理学の真髄に迫り、その和魂洋才の精神をさぐる。
2012/1/25 発売

国際協調と日本の成長戦略
中林伸一 著
世界金融危機を契機として、世界経済の構造は大きく変化し、主要先進国に新興国を加えたG20サミットが国際金融の第一のフォーラムとなった。為替政策や経常収支不均衡の是正、金融・通貨危機の防止策、ユーロ圏諸国の財政危機などG20の枠組みで対処すべき課題は多い。各国の利害がせめぎ合う中で日本はいかに対応すべきなのか。世界経済の構造変化と金融危機下の政策協調のあり方を探り、日本の成長戦略を提示する。
2012/1/25 発売