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第二十六巻
谷崎潤一郎 著
晩年の日常と創作状況がわかる「日記」、新聞や雑誌のインタビューを編集した「記事」、妻松子が記録した文章など未発表資料を多数収載。充実の「年譜」、「著作索引」を含む最終巻。
2017/06/08 刊行
『中央公論』名編集者の生涯
杉森久英 著
明治末から大正にかけて『中央公論』主幹を務めた滝田樗陰。低迷する雑誌に文芸欄を設け文壇の登竜門にまで押し上げ、吉野作造を起用して大正デモクラシーの時代を招来した、名編集者とその時代を描く。巻末に吉野ほか谷崎潤一郎、芥川龍之介、菊池寛、山本実彦による追憶記を収録。
2017/05/31 刊行
第二十二巻
谷崎潤一郎 著
死に至る限界まで妻の肉体にうちこむ夫を描いた問題作「鍵」、継母への憧れと夭折した生母への思慕から二人を意識の中で混同させてゆく主人公「夢の浮橋」など、円熟期の傑作を収載。
2017/05/09 刊行
『中央公論』名編集者の生涯
杉森久英 著
『中央公論』主幹を務め、大正期の論壇・文壇を演出した名編集者の生涯を描く。吉野作造、谷崎潤一郎らによる追悼文併録。『中央公論』創刊一三〇周年記念復刊。
2017/04/21 刊行
第十二巻
谷崎潤一郎 著
「蘿洞先生」「友田と松永の話」「マンドリンを弾く男」「白日夢」「青い花」など、残酷でエロティックな印象を残す短篇を中心に、大正末から昭和初年に描かれた作品群を収載する。
2017/04/07 刊行
第二十三巻
谷崎潤一郎 著
老境に入った作家が周囲の人々や日本語のこと、幼き日の思い出や若き日の友人たち、東京のことなどを描いた随筆集『三つの場合』『当世鹿もどき』の二冊を中心に、幅広い文章を収載。
2017/03/09 刊行
第九巻
谷崎潤一郎 著
「愛すればこそ」「お国と五平」「本牧夜話」「愛なき人々」など、複雑な私生活を投影しつつ、倒錯した情痴の世界を描いた戯曲を中心に収載。ほかに随筆集「藝術一家言」を収めた。
2017/02/09 刊行
第八巻
谷崎潤一郎 著
谷崎が愛した震災前の浅草を舞台に、劇団員や画家、三文文士の群れと謎の美少女を描いた「鮫人」、藝術的分身譚「AとBの話」、幻の映画脚本「アマチユア倶楽部」などを収載。
2017/01/07 刊行
第二巻
谷崎潤一郎 著
あこがれの女性のために自らの死を願う少年を描いた問題作「恋を知る頃」、マゾヒストであることを表明し、実践におよんだ青年の快楽とむなしさの顛末記「饒太郎」などを収載する。
2016/12/08 刊行
第七巻
谷崎潤一郎 著
美貌の兄妹が思春期を境に世俗にまみれてゆく「女人神聖」、美食を極めた男達がたどり着いた悪夢「美食倶楽部」、グランギニョール風時代劇「恐怖時代」など、大正期の作品群を収載。
2016/11/09 刊行
第五巻
谷崎潤一郎 著
聖と俗とのはざまでゆれる少年を古典的題材のなかに描いた「二人の稚児」、映画のなかのグロテスクな悪夢「人面疽」、美女が暗躍する犯罪小説「白昼鬼語」など、大正時代の異色作。
2016/10/06 刊行
第二十五巻
谷崎潤一郎 著
学生時代に書いた「初期文章」、本音満載の「談話筆記」ほか、ながらく戦争中に焼失したと考えられていた重要資料「松の木影」を含む「創作ノート」など、未発表資料を多数収載する。
2016/09/08 刊行
第十六巻
谷崎潤一郎 著
敵の首級を洗い清める美女にみせられた少年――戦国時代に題材をとった伝奇ロマン「武州公秘話」、随想「恋愛及び色情」、若き日の回想録「青春物語」ほか、昭和初期の作品を収める。
2016/08/09 刊行
第三巻
谷崎潤一郎 著
驕慢な娘と奉公人の破滅的な道行き「お艶殺し」、悪女に恋いこがれて破滅していく男を描いた情痴小説「お才と巳之介」のほか、「金色の死」「神童」など、大正初期の人気作を収載。
2016/07/07 刊行
第十巻
谷崎潤一郎 著
大正時代の一時期、谷崎は映画という藝術表現に魅せられていた。映画、女優、白人女性といったイメージが奔流する「アベ・マリア」、映画台本「蛇性の婬」「雛祭の夜」などを収載。
2016/06/09 刊行