装画・六七質/挿画・田中寛崇
十の短編にはそれぞれ題名があります。せっかくですので、各編の題名とともに執筆時の思い出など、ご披露したいと思います。
こういう法廷劇、一度やってみたかったんです。参考になるかなと思い、『ヴェニスの商人』の映画を観ました。ジェレミー・アイアンズ、格好よかったです。でもアル・パチーノ演じるシャイロックのほうが強く印象に残っています。
最初の設定では、巡礼者は二人だけでした。いろいろと考えているうちに、なぜか七人になってしまいました。もし機会があったなら、長編にリライトしてみたい一編です。
私は虫が嫌いです。死にかけた蝉が怖くて夏は散歩も出来ません。羽音を立てて飛来する大量の虫とか、想像するだけでゾッとします。原稿が滞ったりしてストレスが溜まると、必ずといっていいほど虫にたかられる夢を見ます......。
王と宰相の主従関係が良い!
(担)
最初はサフィロの娘の視点で書き始めました。怖い人達に攫われた父を取り戻そうと奮闘する少女の話でした。が、なかなかうまくいかず、書き直しを繰り返した結果、このような形になりました。
ラストに校正者さんも涙......
私は洋画や洋ドラが大好きです。『大海原の勇者達』のような映画があったら、ぜひとも観てみたいです。ドラマシリーズ『ロケットマン』の作品イメージは『スター・トレック』です。エヴァの演じたレイトン艦長とそのスピンオフ映画、ものすごく観てみたいです。
7年前の私、いい仕事し過ぎなんだよ!
@ray_tasaki
第七問の短編はリドル・ストーリーにしようと決めていました。しかし、これがなかなか曲者でして。書き上げた短編がどうしても気に入らなくて、散々迷ったあげく没にしました。締め切り二日前でしたが、一から書き直しました。すごく苦労した分、思い入れのある一編です。
@magyaaaarさん推しCPの千比呂と妖狐が登場!
この物語の設定は、私が投稿時代に書いていた長編小説が元になっています。シキミと太刀花が登場する『APシリーズ』は私のお気に入りでした。日の目を見ることがなかった二人を、こうしてお披露目することが出来てとても嬉しいです。でもまだまだ語り足りない! というのが本音です。
登場人物の名前は1(ワン)から6(シクス)という数字になっておりますが、初稿では『十五少年漂流記』の少年達の名がつけられておりました。『十五少年漂流記』は小学生時代の愛読書です。私に読書の面白さを教えてくれた本でもあります。
すべての猫好きに装幀家さんがお勧め
そして、最後の第十問。
ぜひ、本文の後にあとがきを読んでください!
第一問『戦士アハートの死』
私の短編好きはレイ・ブラッドベリの影響です。第一問の短編は敬愛するブラッドベリの、とある作品へのオマージュになっています。
シビル一族のインパクトは絶大です。
読了後、第一幕は何度も読み返しました。
@tawa_tawa_ta