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谷崎潤一郎 著
人魚に恋をする貴公子、魔術師に魅せられ半羊神と化す幻想世界に遊ぶ名作。水島爾保布の挿画を口絵まで完全収載。〈註解〉明里千章〈解説〉中井英夫/前田恭二
2022/09/21 刊行
谷崎潤一郎終戦日記
谷崎潤一郎 著
激しい空爆をさけ疎開した文豪が思い出す平和な日の記憶。随筆集『月と狂言師』に永井荷風・吉井勇との往復書簡などを増補。〈註解〉細川光洋〈解説〉千葉俊二
2022/07/21 刊行
谷崎潤一郎終戦日記
谷崎潤一郎 著
第二次世界大戦下、激しい空爆をさけて疎開した文豪が、きれぎれに思いかえす平和な日の記憶。表題作と、戦後すぐに発表した随筆を収めた『月と狂言師』をもとに、文庫初収載になる戦時下の永井荷風、吉井勇との往復書簡などを増補した谷崎版「終戦日記」。〈註解〉細川光洋〈解説〉千葉俊二
2022/07/21 刊行
谷崎潤一郎 著
戦国に名高い美女、お市の方への思慕を盲目の法師に語らせた表題作のほか、戦国時代に材を取った「聞書抄――第二盲目物語」など、歴史ものの傑作。北野恒富の口絵、菅楯彦による挿画(「聞書抄」)を完全収載。ほかに短篇二作、正宗白鳥による文藝時評を付す。〈註解〉明里千章〈解説〉千葉俊二盲目物語 他三篇収録作品「盲目物語」「聞書抄 第二盲目物語」「三人法師」「紀伊国狐憑漆掻語」付録『盲目物語』――「文藝時評」より(正宗白鳥)
2022/01/28 刊行
谷崎潤一郎 著
お市の方への思慕を盲目の法師に語らせた表題作。北野恒富の口絵、菅楯彦の挿画(「聞書抄」)、正宗白鳥による時評などを付す。〈註解〉明里千章〈解説〉千葉俊二
2021/12/22 刊行
== 特集 ==一人で老い、一人で死ぬ社会◆カギはプロの介護、世帯分離、人づきあい気楽で悩みもなし おひとりさまの大往生▼上野千鶴子◆「人生の意味」の短い歴史一人を生きるときに頭をもたげる問い▼村山達也◆独身の強みと他人と共にいること僕が結婚しない理由▼ヒロシ◆人生の終わりに向けて終活は誰のためにするのか▼木村由香◆弔いの現場から見えるもの超高齢社会の「孤独死」と葬儀を問う▼佐藤信顕=======【時評2021】●見えてきたバイデン外交の輪郭▼鈴木一人●「45歳定年」論──求められる視点の転換▼飯田泰之●ポリウレタン製マスクから社会の未来を考える▼内田麻理香◆「世界の知性」に聞く【第4回】コロナと貧困から世界を救出するためにすべきこと▼ムハマド・ユヌス/聞き手:佐藤智恵◆ロシア、朝鮮、市民運動……歴史と現実に向き合って見えたこと「進歩的知識人」とリアリズム▼和田春樹/聞き手:辻田真佐憲◆〔対談〕ドストエフスキー 生誕200年『カラマーゾフの兄弟』が映し出す行き過ぎた新自由主義の果て▼池上 彰×佐藤 優◆〔対談〕米中 衝突する理念と力軍事力と可能性から考える台湾有事▼阿南友亮×森 聡◆実務家総理・菅義偉のレガシーと痛恨事▼中北浩爾◆平民宰相とはなにか原敬と菅義偉に求められたもの▼清水唯一朗◆新型コロナ分科会会長が語る菅政権がコロナに敗北した理由▼尾身 茂/聞き手:牧原 出== 特集 ==90年代文化という分水嶺◆SNS前夜の日本社会が残した課題「ネタ」として消費できること、できないこと▼TVOD ◆90年代、書店とは何であったかアマゾン以前の景色として▼小林 浩◆『クイック・ジャパン』創刊編集長が語る90年代と現在個人の眼と情熱が支えた雑誌作り▼赤田祐一=======◆たばこ税をきっかけに考える対立を煽らずお互いが共存できる社会に▼二宮清純◆独りで死ぬまでに読むブックガイド▼浅羽通明【谷崎賞】◆令和3年 谷崎潤一郎賞発表受賞作:金原ひとみ『アンソーシャル ディスタンス』選評:池澤夏樹/川上弘美/桐野夏生/筒井康隆/堀江敏幸◆煙草の吸えた三月の居酒屋▼金原ひとみ《好評連載》●琉球切手クロニクル【第11回】琉球舞踊の復興▼与那原 恵●冒険の断章【第28回】コロナ禍でも北極に行く理由▼角幡唯介●地図記号のひみつ【第18回】森の記号は針葉、広葉、その他いろいろ▼今尾恵介《連載小説》●任?楽団【第9回】▼今野 敏●馬上の星──小説 馬援伝【第7回】▼宮城谷昌光●南洋のエレアル【第9回】▼中路啓太
2021/10/18 刊行
明治・大正・昭和の半世紀にわたり、常に進化しながら、膨大な数の作品を書き続けた唯一無二の作家・谷崎潤一郎。デビュー作「刺青」から、晩年の「瘋癲老人日記」、絶筆「七十九歳の春」まで、没後50年余を経ても古びることのない作品を、単行本ごと、執筆時期ごとに網羅。本文が確定するまでの改稿・改訂の経緯など、最新の研究成果を盛り込んだ充実の解題を各巻に付す。発表当時の創作意識にも迫ることができるように、初出紙誌、初刊本など複数の本文を校合して主なヴァリアントを記載、「細雪」など原稿が現存しているものについては原稿とも校合した。全集未収の創作ノート全11点、新たに発見された晩年の日記8冊など、創作と生活の秘密に迫る貴重な新資料は100点以上にのぼる。
2021/10/15 刊行
谷崎潤一郎 著
特技はお料理、按摩、ゴリラの真似。曲者揃いの女たちが、文豪の家で元気にお仕事中! 珍騒動と笑いが止まらぬ女中さん列伝。〈挿絵〉山口 晃〈解説〉松田青子
2021/09/22 刊行
谷崎潤一郎 著
お料理上手や姉御肌、ハイカラ趣味に特技はゴリラの真似――? 文豪の屋敷でのびのび働く女中さんは曲者揃い。初は「いけすかない爺さん」と主人に言い放ち、銀は大恋愛に猪突猛進、百合は昭和の大女優をもたじたじにさせ、千倉家のお台所は毎日てんやわんや。愛情とユーモアに満ちた抱腹絶倒の女中さん列伝。〈挿絵〉山口晃〈解説〉松田青子
2021/09/22 刊行
変態アンソロジー
谷崎潤一郎/榎本俊二/今日マチ子/久世番子/近藤聡乃/しりあがり寿/高野文子/中村明日美子/西村ツチカ/古屋兎丸/山口晃/山田参助 著
文豪にして、大変態? 美と性を究めた谷崎潤一郎の文学を、十一人の天才が豪華にマンガ化。『痴人の愛』から『陰翳礼讃』まで味わえる、刺激的な入門篇。
2021/08/20 刊行
堂々たる人生
小谷野敦 著
数々の傑作を書き続けた文豪の生涯は、スキャンダルと逸話にみちた生涯でもあった。本書は伝説や通説に惑わされることなく実像に肉迫する本格的評伝である。
2021/08/20 刊行
堂々たる人生
小谷野敦 著
七十歳をすぎてなお数々の傑作を書き続けた文豪谷崎の生涯は、一方でスキャンダルと逸話にみちた生涯でもあった。三度の結婚、妻譲渡事件、人妻との密通、あいつぐ発禁――。本書は伝説や通説に惑わされることなくその実像に肉迫する本格的評伝である。目 次まえがき――大谷崎と私第一章 作家の「誕生」第二章 汽車恐怖症前後第三章 長男としての潤一郎第四章 結婚と支那旅行――大正中期の谷崎第五章 小田原事件――佐藤春夫と妻千代第六章 関東大震災前後――横浜から関西へ第七章 妻君譲渡事件と和田六郎――昭和初年の谷崎第八章 古川丁未子の真実――谷崎第二の妻第九章 「松子神話」の完成まで第十章 谷崎をめぐる人々第十一章 『源氏物語』から敗戦まで第十二章 京の谷崎――戦後の日々第十三章 渡辺千萬子と晩年の谷崎第十四章 「女中綺譚」と「猫犬記」最終章 終 焉主要参考文献跋文〔元本あとがき〕文庫版のためのあとがき谷崎関連家系図人名索引
2021/08/20 刊行
変態アンソロジー
谷崎潤一郎/榎本俊二/今日マチ子/久世番子/近藤聡乃/しりあがり寿/高野文子/中村明日美子/西村ツチカ/古屋兎丸/山口晃/山田参助 著
文豪にして、大変態――? 発禁処分、三度の結婚、老境の性……マゾヒズムに一生を捧げた谷崎潤一郎の文学を、十一人の天才たちが豪華にマンガ化。『痴人の愛』から『陰翳礼讃』まで、夢幻の美しさで描かれる谷崎入門決定版。〈特別付録〉対談・山口晃×近藤聡乃/インタビュー・古屋兎丸&中村明日美子/裏話マンガ・榎本俊二(『谷崎万華鏡』改題)山口晃「台所太平記」しりあがり寿「谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』×ヘミングウェイ『老人と海』REMIX」高野文子「陰翳礼讃」古屋兎丸「少年」中村明日美子「続続蘿洞先生」近藤聡乃「夢の浮橋」西村ツチカ「猿が人間になった話」榎本俊二「青塚氏の話」今日マチ子「痴人の愛」山田参助「?風」久世番子「谷崎ガールズ」
2021/08/20 刊行
谷崎潤一郎 著
平安文学に材を取った、母恋ものの代表作。小倉遊亀による挿画を完全収載。ほかに短篇三作、正宗白鳥らによる時評を付す。〈註解〉明里千章〈解説〉千葉俊二
2021/07/21 刊行
和辻哲郎 著
学友・谷崎潤一郎のほか、志賀直哉、高坂正顕、幸田露伴ら多彩な顔ぶれと自由闊達に語る。オリジナル編集による初の座談集。未収録三篇を含む全十篇。没後六〇年記念。〈解説〉苅部直目次よりⅠ 春宵対談(谷崎潤一郎) 旧友対談(谷崎潤一郎) 戦争と平和(志賀直哉) 世界史における日本の運命(高坂正顕) 緑蔭対談――若い女性に望むこと(柳田國男)Ⅱ 幸田露伴先生を囲んで(幸田露伴・徳田秋声・末広厳太郎・辰野隆・谷崎潤一郎) 日本文学に於ける和歌俳句の不滅性(幸田露伴・安倍能成・斎藤茂吉・茅野蕭々・寺田寅彦・野上豊一郎) 日本文化の検討(柳田國男・長谷川如是閑・大西克禮・今井登志喜) 漱石をめぐって(安倍能成・小宮豊隆・内田百閒) 文学と宗教(高坂正顕・竹山道雄・長與善郎)
2021/05/31 刊行