琉球処分「沖縄問題」の原点
塩出浩之 著
琉球処分とは、日中の両属国家だった琉球王国を日本が強制併合した過程をいう。1872年の琉球藩設置から、「処分官」派遣、警察・軍隊を動員した79年の沖縄県設置、80年の強く抗議する清国との八重山分島交渉までを指す。国王は東京に送られ、島内では組織的抵抗が日清戦争まで続く。本書は、併合の過程とその後を精緻に追い、清国や西洋諸国を巻き込み東アジアに新秩序をもたらした「沖縄併合」の全貌を描く。
書誌データ
- 初版刊行日2025/6/20
- 判型新書判
- ページ数280ページ
- 定価1100円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102860-0
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・図書新聞2025年9月27日号
・日本歴史2025年10月号
・週刊エコノミスト2025年9月2日号
・日本経済新聞(朝刊)2025年8月2日/前田勇樹(琉球大学図書館職員)
・沖縄タイムス(朝刊)2025年8月2日/熊本博之(明星大学教授)
・読売新聞(朝刊)2025年7月27日/福間良明(歴史社会学者・京都大学教授)