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オルデンベルク探偵事務所録
九条菜月 著
20世紀初頭のベルリン。そこでは人と、人ならざるものが共存していた。長い任務から帰還した探偵ジークは、事務所に顔を出した途端、人狼の少年・エルの世話を押しつけられる。一方、街ではのどぶえを喰いちぎられたとしか思えない遺体が立て続けに発見されていた。犯人は人狼――!? 二人は否応なく事件に巻き込まれていく!
2006/07/21 刊行
戦争観なき平和論
保阪正康 著
20世紀は昭和の時代であった。戦後に刻印された我々の記憶は本当に正しい20世紀像を結んでいるのであろうか。昭和史研究の第一人者である著者が、昭和の戦争、エポックメイキングな事件を再検証し、昭和という時代と昭和を生きた日本人の実像を、独自の視点から読み解く。
2006/07/21 刊行
村上春樹 訳 レイモンド・カーヴァー 著
アグレッシヴな小説作法とミステリアスなタイトリング。作家カーヴァーの文学的アイデンティティを刻印し、アメリカ文学にカルト的とも言える影響を及ぼした、転換期の鮮やかにして大胆な短篇集。
2006/07/10 刊行
Flutter into Life
森博嗣 著
沢山の命が、最後だけ、ほんの一瞬だけ、光ってから散っていくみたいだった――僕たちは地上での濁った生よりも輝くものを知っている。戦闘機を駆り空に生きる僕たちの物語
2006/06/25 刊行
よしもとばなな 著
ふるさと西伊豆の小さな町は海も山も人もさびれてしまっていた。私はささやかな想いと夢を胸に大好きなかき氷屋を始めたが……。名嘉睦稔のカラー版画収録。
2006/06/23 刊行
ちばてつや 著
滝たちの特別秘密部隊は硫黄島に迫り来る米大艦隊を壊滅すべく作戦を決行する。滝の活躍で大艦隊を撃沈するが、仲間の米田が爆発に巻き込まれてしまう。
2006/06/23 刊行
大日本帝国の試煉
隅谷三喜男 著
日清・日露、二つの戦争に勝って世界を驚かせ、列強の仲間入りをした大日本帝国は、その胎内に様々な矛盾をはらみつつ明治の幕を閉じる。〈解説〉尾高煌之助
2006/06/23 刊行
荻原規子 著
なりゆきでかかわることになった生徒会執行部の活動。合唱祭、演劇コンクールに体育祭、そして、あの事件――。高校二年の上田ひろみが出会った「名前のない顔のないもの」とは?
2006/06/23 刊行
子母澤寛幕末維新小説集
子母澤寛 著
「只、消え行くのみ──この稿を終わるの日、また窓蕭々雨の音あり」幕末維新の奔流の中で、気概を持ちながらも、時代の波にのみこまれてゆく名もない幕臣達……。作者が出会った夢幻の如き老人が幕臣たちの数奇な運命を語る表題作「雨の音」他、時代を必死に駆け抜けた男たちの生涯を描く七篇。
2006/06/23 刊行
蘭印挟撃
横山信義 著
柱島を奇襲した米空母4隻への復仇を果たし、英新鋭艦をも撃沈した日本軍は、辛くも南方資源地帯を制圧した。だが、連合軍は日本の自給自足態勢を崩壊させるべく東西から挟撃を図る“万力”作戦を発動。英軍機ソードフィッシュが油槽船を空襲し、最新鋭戦艦ノース・カロライナ級を擁する米太平洋艦隊はボルネオの油田を艦砲で蹂躙する。急行する老雄戦艦「伊勢」「日向」は、日本の“生命線”を死守できるのか!?
2006/06/23 刊行
藤原瑞記 著
魔女ウォレスに弟子入りした心優しき少女トリシャは、忽然と姿を消した師匠を追い、旅に出た。時を同じくして、辺境では魔導士による殺戮事件が起こり――!? 第一回CN大賞受賞者の受賞第一作登場!
2006/06/23 刊行
高橋義夫 著
新庄領外れの山深い湯治場、肘折温泉。二十歳の藩士で具足術の名手・花輪大八は私闘を咎められ、勘当同然にそこの湯守り役を与えられた。湯守りとは温泉を管理する村役で、収入は湯銭と酒代。勤番の老人・勘兵衛、張番の次郎吉、世話役の六兵衛や奉行所の手先・伝兵衛ら一筋縄ではいかない連中との毎日が始まった。そして、いわくありげな湯治客たちが今日も肘折を訪れる……。
2006/05/26 刊行
タカコ・半沢・メロジー 著
お金をかけないでエレガントな生活を目指したい。百円で豪華なランチ、手作り化粧水・洗剤の作り方、人付き合いの仕方から、ご近所トラブルの防止など……生活のアイディアが満載。これで家計のやりくり万全、家庭崩壊にストップ! 日本と同様に少子・高齢化が進むイタリアのおばあちゃん(ノンナ)の知恵から新世紀を生き抜くヒントを発見する。
2006/05/26 刊行
今野敏 著
横浜、池袋、下高井戸――。非行少年が次々に殺された。いずれの犯行も瞬時に行われ、被害者は三人組でかつ外傷は全く見られないという共通点が。一体誰が何のために? おなじみ碓氷部長刑事も広域捜査の本部にかり出されて……。警察、伝奇、武道、アクション……。今野敏がこれまで書き続けたジャンルを融合した、珠玉のエンターティンメント。堂々のサスペンス巨篇。
2006/05/26 刊行
竹中治堅 著
二一世紀に入り、日本政治は再び自民党の長期政権の様相を呈している。しかしその内実は、かつての派閥による「支配」とは全く異なる。目の前にあるのは、一九九〇年代半ばから進んだ選挙制度改革、政治資金規正法強化、行政改革などによって強大な権力を手にした首相による「支配」なのだ。一九九四年以降の改革のプロセスを丹念に追い、小泉純一郎政権以降に浮かび上がった新しい日本の「政治体制」をここに描く。
2006/05/25 刊行