インドネシア大虐殺
二つのクーデターと史上最大級の惨劇
倉沢愛子 著
一九六○年代後半、インドネシアで二度のクーデターが起こった。事件発生の日付から、前者は九・三○事件、後者は三・一一政変と呼ばれる。この一連の事件が原因となって、独立の英雄スカルノは失脚し、反共の軍人スハルトが全権を掌握する。権力闘争の裏で、二○○万人とも言われる市民が巻き添えとなり、残酷な手口で殺戮された。本書は、いまだ多くの謎が残る虐殺の真相に、長年に及ぶ現地調査と最新資料から迫る。
書誌データ
- 初版刊行日2020/6/23
- 判型新書判
- ページ数240ページ
- 定価902円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102596-8
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書評掲載案内
・週刊読書人2021年1月1日号/磯野真穂(人類学者)
・週刊読書人2020年12月18日号/関智英(津田塾大学准教授)
・毎日新聞(朝刊)2020年9月12日/岩間陽子(国際政治学者・政策研究大学院大学教授)
・読売新聞(朝刊)2020年8月30日/加藤聖文(歴史学者・国文学研究資料館准教授)
・週刊東洋経済2020年8月22日号
・日本経済新聞(朝刊)2020年8月8日
・毎日新聞(朝刊)2020年8月7日/著者インタビュー