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診断から6年、
94歳の母の認知症に
希望が見えた日
山口登志子

実の親とはいえ、認知症の介護の実態は生易しいものではない。娘である筆者はギリギリまで追いつめられたとき、「介護される人」よりも「介護する人」を中心に据えた認知症治療に出合う。そして母の症状は、ガラリと変化した

ただの繰り返しなのに
なぜ感情が渦巻くのだろう
“夕方4時は魔の時間”と、認知症の母(94歳)の介護で初めて知った。
この時間帯になると、介護施設に暮らす認知症のお年寄りは一様に、「家に帰りたい!」と訴えて玄関へ向かうという。
母も同じだ。
父が亡くなった後、独り身の私が母と実家で暮らすようになって、10年。母がアルツハイマー型認知症と診断されて今年で6年になる。昨年、転倒がきっかけで母の症状は一気に加速。夏前には「繰り返し行動」も激しくなって、私はピンチに陥った。

(『婦人公論』2017年11月28日号より一部抜粋)

掲載号

婦人公論 2017年11月28日号(11月14日発売)
定価570円(本体価格528円)
表紙: 鈴木保奈美

2017年11月28日号(11月14日発売)

子育て終了、
セックスレス、
夫の定年が
3つの壁
夫婦の
〝賞味期限〟

認知症と
生きる

山口登志子 母の認知症に希望が見えた日
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