半沢直樹×花咲舞 2冊買って得する読者プレゼント
『花咲舞が黙ってない』と『銀翼のイカロス』の同時刊行を記念したスペシャル企画!
- ■応募方法
- 『花咲舞が黙ってない』(中公文庫)、『銀翼のイカロス』(文春文庫)のオビについている「半沢直樹× 花咲舞プロジェクト」応募券それぞれ1 枚ずつ(計2枚)をハガキに貼り、ご希望の賞品番号、お名前、郵便番号、ご住所、電話番号、年齢、性別をお書き添えの上、お送りください。プレゼントの送付先は国内に限らせていただきます。
- ■応募先
- 〒100-8152 千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル19階「半沢直樹×花咲舞プロジェクト」事務局宛
- ■締切
- 2017年11月30日(当日消印有効)
- ■当選者の発表は、プレゼントの発送をもってかえさせていただきます。
応募は締め切りました
A賞
がんばる自分を褒めてあげたい!
高級肉(仙台牛ローストビーフ)
5名
「町の肉屋」の二代目として、小学校3年で鶏ささみの筋引きを、高校卒業時には豚肉の骨抜きをマスターした加瀬敏克さんが現店主の「肉のあさひ」。
牛肉小売業の老舗で修業し、家業を継いで十数年。
仙台黒毛和牛のプロフェッショナルとして腕を磨く日々です。
今回は届いたらすぐに食べられるローストビーフを、ブロックの状態でお届けします。
店主曰く「ご自宅でもすっと切れるよう、いいところを選りすぐってご用意します!」。
お楽しみに!
B賞
デキる大人は筆記具に気を遣う!
特製万年筆セット(万年筆、オーダーインク3色)
5名
「カキモリ」は、広瀬琢磨さんが2010年にオープンした文具店。
併設の「inkstand」では14種のベースカラーを調合してオリジナルのインクをつくることができます。
当企画では、カキモリオリジナル万年筆1本に、この企画のために調合した万年筆用カラーインク「ハンザワ」「ハナサキ」「イケイド」3種をセットにしてのお届け。
お手持ちの万年筆にもお使いいただけますよ。
C賞
デキる大人は小物にも気を抜かない!
特製名刺入れ(本革製)
10名
建築事務所勤務ののちイタリアで修業した村上雄一郎さんが、帰国後、2001年に立ち上げた革製品ブランド
「m+(エムピウ)」。
職人による丁寧な仕上げとその機能性、男女問わず使えるデザインはまさに一生もの!
ほとんどの製品に、天然素材を最大限に活かしたタンニンなめし革を使用しており、同じ製品でも使い込んでいくうちにそれぞれ違った表情を見せてくれます。
モノと人が「ともに育つ」過程を、じっくりゆっくりお楽しみください。
※色はおまかせください。
D賞
ビジネスパーソンもゲーマーも!
特製充電バッテリー
(cheero Power Plus 3 mini 6700mAh モバイルバッテリー)
20名
小型、軽量にして十分な容量のモバイルバッテリー。
スーツのポケットにも入るサイズで、使いやすさは折り紙付き。
内蔵電池はパナソニック製(国産)です。
※色はおまかせください。
ロゴ入りボールペン
(A~D賞にご応募いただいた方の中から)
300名
半沢直樹・花咲舞に教えて欲しい 働くあなたの意識調査
ドラマでも話題になった池井戸潤さんの大人気小説、「花咲舞」シリーズと「半沢直樹」シリーズの最新作が、9月5日に同時発売!
どちらの主人公も、仕事をするうえで自分の信じた正義を貫き、一歩も譲りません。
あなただったら、どうする?
回答してくださった方の中から抽選で、仕事の疲れも吹き飛ぶ素敵な「体験」をプレゼント!
一度はやってみたかったこと、好奇心を刺激する教室、美の追求に癒やし......あらゆる種類の「体験」を選べるカタログをお届けします。
賞品
A賞
ソウ・エクスペリエンス 体験ギフト
「総合版カタログSILVER」
(50,500円相当)
5名
B賞
ソウ・エクスペリエンス 体験ギフト
「総合版カタログBLUE」
(5,500円相当)
10名
「SILVER」にはヘリクルーズ、ホテルステイ、ゴルフラウンドをはじめ、オーダーメイド枕など豪華な「体験」を収録。
複数回楽しめたり、プライベートで体験できるアクティビティやワークショップを含む、約50体験・約250コースからお選びいただけます。
「BLUE」には、より手軽に楽しめる約150体験・約1200コースを収録しています。
- ■応募期間
- 2017年8月25日(金)~ 9月22日(金)
- ■注意事項
- ・当選発表は発送をもって代えさせていただきます。
・プレゼントの送付先は国内に限らせていただきます。
・記載いただきました個人情報は「半沢直樹×花咲舞プロジェクト」事務局にて厳正に管理します。
- 投稿いただきましたエピソードは、 著作権を株式会社中央公論新社、株式会社文藝春秋に譲渡するものとします。
ご登録いただきました年齢、性別情報とあわせて、両社の運営する媒体、ニュースリリース配信先のメディアの記事などで活用させていただく場合があります。
花咲舞を応援したい!
社内プロジェクト「チームおつまみ」奮闘記
――はじめに――
現在大好評発売中の中公文庫『花咲舞が黙ってない』(池井戸潤・著)。
遡ること3カ月前。発売に向け、中央公論新社社内で結成されたプロジェクトチームがあった。
中公文庫『花咲舞が黙ってない』と文春文庫『銀翼のイカロス』の同時発売に向けた2社合同プロジェクト「半沢直樹×花咲舞プロジェクト」のコードネームは、書名から二文字ずつを取った「さきイカ」。
それにちなんで、『花咲舞......』のweb展開の検討を主目的としたプロジェクトチーム名は「おつまみ」に決定。
本コーナーはチーム「おつまみ」の奮闘と迷走を振り返る議事録である――
- 〔チームおつまみ〕
- カラアゲ:販売部長と目があったせいでリーダーに指名された宣伝部員。マヨネーズは飲み物です。
- シオカラ:生真面目すぎて空回りしがちな販売企画部員。webはそんなに得意ではありません。
- ウメスイショウ:若者はwebに強いはず、と引き込まれた新人販売企画部員。シオカラの後輩です。
- チャンジャ:書店営業を担当する販売促進部員。野球観戦にはビール。一番行きたい国は韓国です。
- ヤッコ:SEはwebに強いはず、という理由で引き込まれたシステム担当。突然のことで驚いています。
-
――【第8回】10月(1) 大試食会――
◇ ◇ ◇
ウメスイショウ : 終わりましたね~。
カラアゲ : みなさんお疲れさまでした。
チャンジャ : 怒濤の三時間......。
ヤッコ : 大勢来てくれましたね。スルメさんもお手伝いありがとう!
スルメ : いいえ~。おいしいもののためですから~☆
カラアゲ : わたしは社長の「これは......うまいなあ」が聞けたので満足です。
ヤッコ : 「何も聞かずに食べたら、僕はこれをローストビーフだとは思わなかったけどね」という発言もありましたが。
ウメスイショウ : 社長のローストビーフ観が変わった瞬間!
ヤッコ : 楽しかったなー。またやりたいです。
カラアゲ : こういう全社員を巻き込んだイベント、なかなかないですもんね。
チャンジャ : とりあえず肉に釣られてやってきて、会場で書籍キャンペーンの詳細を知った、という社員もいました。
カラアゲ : : 社内広報的な効果もあったということで。
ウメスイショウ : それにしても、お肉......
全員 : おいしかった~!
スルメ : 口の中で一瞬でなくなる感じ~。
ウメスイショウ : 吸い込むように食べられるお肉って感じでした~。
チャンジャ : 噛まなくていいローストビーフは初めてでした。ワインもビールも合いましたね~。
ヤッコ : ふるさと納税でいい肉は知ってると思ってたんですが、反省しました。いや、ふるさと納税の肉もおいしいんですよ、もちろん。
スルメ : 花咲舞ちゃんのおかげでおいしいものが食べられました~☆
カラアゲ : シオカラさんは残念でしたけどね......
全員 : ......(沈黙)
社長のポケットマネーで仕入れた200人ぶんのローストビーフは、中央公論新社社員がおいしくいただきました。
とろけるローストビーフはじめ担当者入魂の逸品があたる
「半沢×花咲2冊買って得するプレゼント」、
応募〆切は11月30日(消印有効)。
ご応募、お忘れなく!
-
――【第7.5回】10月(0.5) 打ち合わせと買い出し――
(LINEグループteamOTMM)
カラアゲ<社長から現金預かりました
ヤッコ<(スタンプ:ガッツポーズ)
ウメスイショウ<社長~~!
チャンジャ<ゴルゴ!笑
カラアゲ<今から蔵前で打ち合わせです
カラアゲ<エムピウからのカキモリ
カラアゲ<インクいい感じ
カラアゲ<打ち合わせが終わったので浅草橋シモジマで買い出しします。18:30の閉店にギリ間に合いそう
カラアゲ<間に合った
ヤッコ<ありがとうございます!
カラアゲ<そして俺の驚異の引きを見てくれ
チャンジャ<ブ......ブリーフ姿のアイツ......
ヤッコ<愛されてますね笑
カラアゲ<呪いかもしれない
(大試食会、いよいよ目前! 続きます)
-
――【第7回】9月(3) 緊急召集――
――【第7回】9月(3) 緊急召集――
カラアゲ : 本日はお集まりいただきありがとうございます。
チャンジャ : 緊急召集って......
ヤッコ : 何があったんですか。
カラアゲ : えー、まずみなさんにお知らせがあります。
ウメスイショウ : 残念なやつですか。
カラアゲ : いや......
シオカラ : 怒られました?
カラアゲ : 怒られるようなことしてないよ。
シオカラ : 褒められるなんてことあります?
ヤッコ : 率直だなあ。
カラアゲ : えーと、この地味な集まりを記録した「チームおつまみ奮闘記」を、当社社長がガッツリ読んでました。
一同 : (ざわ......)
カラアゲ : 「次の更新いつ?」と聞かれました。
シオカラ : ほぼ怒られてるじゃないですか!
カラアゲ : 怒られてないって。で、「半沢×花咲」プレゼントの話になって、「僕、ローストビーフをうまいと思ったことが一度もないんだよね。ニアリーイコール『ぱさぱさした食べ物』だよあれは。パーティーで、それしか食うものがなくても食べない」って言われて、思わず「お言葉ですが、社長はほんとうのローストビーフをご存じありません」と。
シオカラ : カラアゲさんが怒ったって話ですか......!!
カラアゲ : 怒ってないよ。で、「社長も一度召し上がってみてはいかがですか」と。
シオカラ : 食ってから同じことを言ってみろと......!
ウメスイショウ : 言い方!!!!!
カラアゲ : そしたら「重版もかかって、これからもっとのびていく作品なんだから、景気づけにみんなにも振る舞ったら」と。
チャンジャ : みんなって......
カラアゲ : 対象は全社員。最大200人かな。
ヤッコ : 費用は?
カラアゲ : ポケットマネーで。社長が。
ウメスイショウ : 社長......!!
チャンジャ : 粋!!
シオカラ : なんか大きな話になってる......!!
カラアゲ : 直接作品に関わっていない会社の人にも、こんなに面白いキャンペーンをやってるんだってことを知ってもらって、いろんなところで宣伝してもらえると嬉しいよね。というわけで、大試食会を開催します。
ヤッコ : 全社員が応援団って、いいですね。
カラアゲ : とりあえず「肉のあさひ」の店長、ていうか社長に、再来週の金曜にいちばんいいローストビーフをキロ単位で買いに行くと伝えました。
チャンジャ : てことは、開催は......
ヤッコ : 再来週金曜ですね。
ウメスイショウ : やったーーーー!
カラアゲ : とりあえず我々の試食会がてらシミュレーションしましょう。明日、肉屋に寄って300グラムくらい、ローストビーフ買ってきます。大試食会では、クラッカーに乗せて供するのがいいかと思っているんですが。
ヤッコ : じゃ、僕クラッカー買ってきます。
ウメスイショウ : やったーーーー!
(翌日、昼休み)
カラアゲ : 買ってきたよ。
ウメスイショウ : 肉! 肉!!
チャンジャ : ウメスイショウさんのテンションがいつになく高い......
ヤッコ : あれ? シオカラさんは?
ウメスイショウ : 外出の予定が入ってたそうで、不参加です。
チャンジャ : さすがに残念そうでした。
ヤッコ : いつもながらタイミング悪いですね。
カラアゲ : ちなみに再来週金曜日も予定入ってるらしいです。
ヤッコ : さすがだなあ......。
カラアゲ : で、こちら、肉になります。
一同 : おお~。
カラアゲ : 製作部からデジタルはかりも借りてきました。肉1枚何グラムくらいなのか見当がつかないので。
ヤッコ : クラッカー開けます。
スルメ(宣伝部員) : わー、おいしそーう。なにしてるんですか~。
カラアゲ : お、スルメさんも食べる?
スルメ : お肉ですかあ、食べる食べる~。
カラアゲ : そのかわり手伝ってください。皿並べて。
スルメ : はーい。
ヤッコ : いい会社だなあ。
チャンジャ : ビール呑みたいわー。
カラアゲ : ちなみに大試食会は金曜夕方から開催なので、飲み物は各自持ち寄りで好きなもの飲んでいいことにしようと思ってます。肉はおかわり自由で、なくなり次第終了。
ウメスイショウ・チャンジャ : やったーーーー!
(試行錯誤の結果、クラッカー1枚につき25~30グラムくらいの肉が最も食べやすいということに。大試食会は無事開催されるのか......続きます)
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――【第6回】9月(2) インスタグラム公開――
カラアゲ : お疲れさまです。今回もシオカラさんは欠席です。ちなみに、チームのLINEグループに誘ったんですが、案の定拒否されました。
チャンジャ : やってないんですか?
ウメスイショウ : やってるんですよ。
カラアゲ : 友だちは4人で、全部家族だそうです。一応理由を聞いたんですが、「わたし、間違えたくないんです!!!」の一点張りで。
チャンジャ : 誤爆......ってこと?
カラアゲ : 「家族へのメッセージをそっちに送っちゃったら死んじゃうじゃないですか」的な。
ヤッコ : 安定の「らしさ」ですね。
カラアゲ : じつに面白い。
ウメスイショウ : すいません......必要なことは私から伝えますので......
カラアゲ : 今回の報告は一つ、宣伝部インスタグラム開設の申請が通りました。
ヤッコ : 公開するんですか。
カラアゲ : この回をアップするタイミングで公開予定。
チャンジャ : ついに!
ウメスイショウ : またシオカラさんの具合が悪くなる......
カラアゲ : 引き続き『花咲舞が黙ってない』に限らず、自社本全体をPRしていくものとします。おのおのがたの「舞ちゃん」は「フチ子」に戻り、撮影の必須条件からは外します。
チャンジャ : でも、人形があると統一感が出ますよね。
ヤッコ : ただ本を写しただけじゃ面白くも何ともないですもんね。
ウメスイショウ : 特色にもなるし、人形的なものはできるだけ入れたいです。
カラアゲ : なるほど。実は私も、バリエーションは増やした方が楽しかろうと思いまして、手持ちのそれっぽいものをかき集めてきました。あと、デザイン室に遊びに行ったら「フチゴルゴ」なるものがあり、借りました。
チャンジャ : ほんとだ、ゴルゴいるwww
カラアゲ : 2015年の商品だというので新規入手はあきらめていたところ、先週、出先でたまたま見つけまして。
ウメスイショウ : 持ってますね~!
カラアゲ : 早速ガチャってみたところ、出てきたのがこちらです。
チャンジャ : パン一。
カラアゲ : いきなり上級編がきました。
ヤッコ : リーフレットに載ってない。シークレットってやつですね。
ウメスイショウ : すごい引き。
カラアゲ : もうちょっと使いやすいものが欲しいなと思ってさらに資金を投下しました。
チャンジャ : ええ~......
カラアゲ : さすがに驚きました。
ヤッコ : シークレットしか引いてないってことですよね。
カラアゲ : そういうことです。
ウメスイショウ : なんなんですかその引きは。
カラアゲ : パン一のデューク東郷が3人です。
ヤッコ : これでよくやめられましたね。
カラアゲ : これ、一個400円なんですよね。
全員 : (沈黙)
カラアゲ : 3回引いたら1200円。
ヤッコ : そして全部......
カラアゲ : パン一のデューク東郷です。
チャンジャ : お察しします......
全員 : (沈黙)
カラアゲ : とりあえずみんなで飯食いに行こうか。
チャンジャ : どこへでもついていきますよ!
ウメスイショウ : 先輩、何が食べたいですか?
カラアゲ : トンカツ。
ヤッコ : ブレないなあ。
※中公宣伝部instagramアカウントは chuko_senden です。
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――【第5回】9月(1) 2冊買って得するプレゼント――
カラアゲ : お疲れさまです。
ウメスイショウ、チャンジャ、ヤッコ : お疲れさまでーす。
カラアゲ : あれ、シオカラさんは?
ウメスイショウ : さっきまで席にいたんですけど。
ヤッコ : 僕、見てきましょうか?
カラアゲ : お願いします。
チャンジャ : ダブルブッキングじゃないですかね。
ヤッコ : 別件の打ち合わせしてました。
チャンジャ : やはり......
ヤッコ : 目は合ったんですけど。
カラアゲ : じゃあいいや。まずは『花咲舞が黙ってない』無事刊行、しかも、即大重版でーす。webページもつつがなくオープンしました。
全員 : (拍手)
カラアゲ : 文春さんとの連合広告も好評とのことで、宣伝担当としてはとりあえずホッとしてます。
ウメスイショウ : よかったですねー!
カラアゲ : 今日は「2冊買って得するプレゼント」の賞品現物を持ってきました。肉以外ですけど。
ヤッコ : 実物を見るとまたイメージ違いますね。
チャンジャ : 万年筆、興味あるけど持ってないんです。
カラアゲ : いいでしょ、蔵前カキモリさんの万年筆とインクのセット。万年筆のベースがセーラーというのも、個人的にはデビューに最適だなと。書き味がカジュアルなんですよ。
チャンジャ : カジュアル......
カラアゲ : 比べてみます? こっちがパイロット、こっちがセーラー。
チャンジャ : ホントだ、違う!
カラアゲ : カリカリしてるでしょう。これくらい硬いと、力の具合を気にしなくていいの。こっちはもっと違います、パーカー。
チャンジャ : わあ。
カラアゲ : ぬるぬるしてない?
チャンジャ : してるしてる!
ウメスイショウ : え、どういうことですか。
一同 : (めいめいに書き味を試す)
カラアゲ : 入ってるインクが全部違うので、ノビやニジミに差が出るのは仕方ないとして、ペン先の感触ってそれぞれ個性的でしょ。さらに個体差もあるので、比較し出すときりがないんだけど。
ウメスイショウ : 万年筆は、カートリッジインクしか使ったことがないんです。
カラアゲ : もったいない~。コンバーター楽しいよ。インク沼においでよ。インクが残りわずかになってきたときの「次何入れよう」ってワクワク感すごいよ。
チャンジャ : チャンスボトル的な。
カラアゲ : そうそう。なんとかして空けようと。用もないのに手紙書いたりとか。
チャンジャ : あー、やっぱり万年筆欲しい!
ヤッコ : この名刺入れ、すごく使いやすそうですね。デザインもすごく好みです。
カラアゲ : 蔵前エムピウさんのオリジナル。金具なしで、フラップを引っ掛けて留めるのが面白いでしょ。ちなみに、宣伝部の部員二人、見本触って欲しくなって、自腹で買いました。
ヤッコ : 僕も本気で買いたいです。
カラアゲ : 今度打ち合わせに行くときに、買ってきましょうか。
ヤッコ : あとで色、じっくり選びます......!
カラアゲ : ちなみにこのモバイルバッテリー、賞品にロゴマークを箔押ししてもらう蔵前の田中箔押所の田中さんが愛用してるやつだった。
ヤッコ : へえ、コンパクトですね。
ウメスイショウ : バッテリーは消耗品ですからね、いくつあってもいい。
ウメスイショウ : でも、私はやっぱり肉がいいです、肉!
ヤッコ : 写真がまたおいしそうなんですよね。
カラアゲ : おいしいもん。駅からもちょっと歩く、小さな商店街にある町の肉屋なんだけど、ほんと、たくさんの客に愛されてるの。
チャンジャ : 食べてみたーい!
カラアゲ : こないだ、宣伝部の周囲の有志募って実費負担で試食会したんだよ。こんな感じで。
ウメスイショウ : おお......!
カラアゲ : またやろうか。
チャンジャ : ぜひ!
(次回に続く)
-
――【第4回】8月 太っ腹企画を検証する――
カラアゲ : webページの内容が固まりました。発売日直前から「意識調査」を始めます。
ヤッコ : 意識調査。
カラアゲ : 本を買わなくても応募できるプレゼント企画というか。「働くこと」に関する意識についてのアンケートに答えていただいて、回答者の中から抽選で商品があたるというものです。
チャンジャ : 何があたるんですか?
カラアゲ : このサイト見て。
ウメスイショウ : 「sow experience」?
カラアゲ : 結婚式とかでよくもらわない? カタログギフト。
チャンジャ : もらいます。めっちゃもらいます。
カラアゲ : あれの、モノじゃないやつ。
ヤッコ : モノじゃないんですか。
カラアゲ : もらえるのは「体験」なの。
シオカラ : 意味がよくわからないんですけど。
カラアゲ : まずは「SILVER」から見てみましょう。
チャンジャ : 5万円相当の体験......。
全員 : (無言で各自のタブレット・スマホに見入る)
ウメスイショウ : 石垣島の貸別荘か、スパ・エステか......迷う......。
チャンジャ : 温泉旅行くっつけて大分で乗馬か、宮崎でカヌーか......。
ヤッコ : 僕は石垣島決め撃ちかなあ。家族で行きたい。
シオカラ : 私は貸し切りBBQですね。10人まで招待できるみたいだし。
ウメスイショウ : 先輩......!
チャンジャ : あざーす!
ヤッコ : 太っ腹!
シオカラ : え、みなさんを招待しなきゃいけないんですか。じゃあやめます。
ウメスイショウ : えっ。
シオカラ : オーダースーツにします。
ウメスイショウ : ......。
カラアゲ : ある意味すごいな、シオカラ。
ヤッコ : 鋼のメンタルですね。
チャンジャ : カラアゲさんは?
カラアゲ : あたし? 甲冑。
全員 : 甲冑?
シオカラ : 甲冑のオーダーですか?
カラアゲ : 好きな甲冑選んで装着して、撮影してもらえるコースがあって。ほらこれ。
チャンジャ : ぽい......。
ヤッコ : ぽいですね......。
シオカラ : いや、おかしいでしょう、甲冑って。
ウメスイショウ : これ、ちょっといいかも......。
カラアゲ : しかも2人までOK。ウエディング写真とかにもよさそう。
ヤッコ : 甲冑の男性が、甲冑の女性をお姫様抱っこ。
カラアゲ : 最高ですね。誰の甲冑にしようかなあ。
シオカラ : いやいやいや......
カラアゲ : ま、それは当たったら考えるとして、「BLUE」も見てみましょう。
シオカラ : 何十ページもありますよ......
カラアゲ : 137体験、1263コース。
シオカラ : どうすればいいんですか......
ウメスイショウ : 絵に描いたように途方に暮れてますね。
ヤッコ : エリアやジャンルから絞り込めますよ。
チャンジャ : わ、パラグライダー、やってみたかったんです!
ウメスイショウ : パーソナルカラー分析! 興味ある!
ヤッコ : 僕は、これにしたいなあ。
チャンジャ : ヤッコさん、それ「産後骨盤コース」ですよ???
ヤッコ : 妻がもうすぐ出産予定なんです。
ウメスイショウ : ヤッコさん......!
チャンジャ : なんという好感度の高いチョイス......!
シオカラ : 私はバイオリンレッスンですね。
ウメスイショウ : この流れでよくも平然と......。
カラアゲ : やっぱすごいな、シオカラ。
シオカラ : で、どうすればこのカタログがもらえるんでしたっけ。
カラアゲ : このアンケートに答えたら、抽選権獲得です。問いは、こんな感じ。
チャンジャ : 全部で4つだけなんですね。
カラアゲ : エピソード記入は任意なので、ボックスにチェックを入れるだけの簡単なものです。
シオカラ : 個人情報とかどこに行くんですか。
カラアゲ : どこにもいきません。個人情報集めるのが目的じゃないんで。刊行記念にオープン懸賞を展開しよう、ということになって、それならバリバリ働いてる半沢直樹と花咲舞にひっかけたアンケートを、という流れですね。
ヤッコ : 僕たちが答えてもいいんですか。
カラアゲ : もちろん。いろんな業界の、たくさんの人の回答を集めたいので、周りの人にもぜひ、声かけてください。抽選権は私にはないし。
(次回に続く)
※現在回答受付中! 〆切は9月22日(金)、忘れないうちにぜひエントリーを。
回答は、こちらから。
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――【第3回】7月 「特別新聞」のデキの良さに震える――
カラアゲ : 2週間経ちました。どうですか、インスタグラム。
シオカラ : すっっっっっごく楽しいです!
ウメスイショウ : マジすか。
シオカラ : 目的ができて。一人で飲んでてもここで撮ろうかな、とか。
ヤッコ : 一人で......
チャンジャ : (シッ)
ウメスイショウ : たしかに楽しいですね。テーマがはっきりしているから。
ヤッコ : フチ......舞ちゃんにも愛着が湧きました。
カラアゲ : 私も私も。ただ、自分で提案しといてなんだけど、「花咲舞」というキャラクターへの愛着というか......
ヤッコ : この、マイ舞ちゃんへの愛着ですね。
シオカラ : 私は撮影そのものが楽しくなってしまいました。
ウメスイショウ : でもシオカラさん途中でなくしてましたよね。
カラアゲ : これにはびっくりした。
チャンジャ : 何が起きたのかと。
ヤッコ : ギネスのとか、どこかに隠れてるんだと思って探しちゃいました。
シオカラ : インスタっぽいでしょう、普通の。
ウメスイショウ : 普通のインスタはもっと気を遣いますよ、構図とかピントとか。
カラアゲ : インスタ映えとか知ってる?
シオカラ : また新しいこと言い出した......
カラアゲ : あとでウメスイショウさんに聞いておいてください。
ウメスイショウ : 舞ちゃんファンとか言っておきながら愛着もなにもないですよね。
チャンジャ : 速攻で家出されて。
シオカラ : 戻ってきたんだからいいじゃないですか。
ウメスイショウ : 威張ってる......!
シオカラ : それに舞ちゃんていうか、フチ子だし。
カラアゲ : まあ、そうなんですよね。
ヤッコ : でも、自社本のPR意識が強くなったので、良かったなと思います。
チャンジャ : 私も、出歩くときに自社本を一冊持ち歩く癖がつきました。
ウメスイショウ : 自社刊行物全体への愛が芽生えた感じですね。
カラアゲ : 宣伝部としては思わぬ収穫かも。一回シャッフルして、もうちょっと続けましょうか。
チャンジャ : いいと思います!
全員 : (2代目舞を選択中)
カラアゲ : さて、ここでみなさんに残念なお知らせがあります。前回出た「発言小町で相馬がトピ立て」プランですが、中公文庫『花咲舞が黙ってない』と文春文庫『銀翼のイカロス』の同時発売を記念して制作中の読売新聞「花咲・半沢スペシャル」のサンプルを見たんですが、花咲舞が「人生相談」に投稿してました。
ヤッコ : そうなんですか。
カラアゲ : しかも回答者は半沢直樹です。
ウメスイショウ : めっちゃ面白そう......!
カラアゲ : まだ完成前ですが、めっちゃ面白いです。さらに「時代の証言者」のパロディでは我らが相馬が「花咲舞の証言者」として一筆寄せてます。
チャンジャ : 思いっきり被ってますね。
カラアゲ : しかも、読売新聞の記者出身の当社社員が、本気で書いてます。
シオカラ : どうするんですか。
カラアゲ : どうもしません。やりたかったことを先にやってもらえて満足したのでこの件は白紙に。大手小町さんからは、池井戸潤先生のインタビューをぜひしたい、という話をいただいているので、そちらを進めます。インスタグラムは非公開のまま継続。webでできることについては、引き続き考えましょう。では次の定例会で。
-
――【第2回】7月 インスタグラム開設――
カラアゲ : 新聞広告のメインコピーが決まりました。「ぶちキレ御免!」です。
ウメスイショウ : ぶちキレ!
カラアゲ : ぶちキレは本文にも出てくる文言です。サブで「世直しキャラ、パワーアップ!」も入れます。
シオカラ : また強烈な。怒られなかったんだ。
カラアゲ : 編集担当が考えてくれたものを組み合わせたんだから、怒られる理由がない。
ヤッコ : じゃあ、舞のキャラクターをアピールする方法を考えればいいんですかね。
チャンジャ : webでね。
カラアゲ : 舞が「発言小町」で相馬のことをdisって、小町のみなさんに本気でレスつけてもらうとか。
チャンジャ : 「会社の上司が頼りなくて困ります」的なトピック、よくありますよね。
シオカラ : 舞ちゃんはそういうことしないと思います。
ウメスイショウ : 先輩、舞さんの何なんですか。
シオカラ : ファンです。
ヤッコ : まあでも、あんまり仕事のグチとか言わなそうですよね。相馬が舞のことを相談するのはありそうだけど。
チャンジャ : あ、それ、いいですね。相馬が発言小町にトピック立てるの。
カラアゲ : 次回までに大手小町編集部さんに感触聞いておきます。ほかにありますか?
ウメスイショウ : あ、インスタとかどうですか。
シオカラ : インスタ? インスタグラムってやつですか。
ウメスイショウ : やってらっしゃらないんですか。
シオカラ やりませんよそんなおっかないやつ。
ヤッコ : 僕もやってません。
カラアゲ : ウメスイショウさん、よくぞ言ってくださいました。誰からも出なかったら提案しようと思ってたんです。やってない人には追って説明します。チャンジャさん、例のアレを。
チャンジャ : はい(ざらざら)
シオカラ : これは......?
ウメスイショウ : フチ子ですね!
チャンジャ : そう、コップのフチ子です。
カラアゲ : チャンジャさんの営業先で買ってきてもらいました。
チャンジャ : ヴィレッジヴァンガードさんです。
シオカラ : なんでもありますねあそこ。
カラアゲ : ちなみに私の私物もいくつか混じっています。
シオカラ : そのフチ子とインスタグラムに何の関係が......
カラアゲ : 前回のミーティングで痛感したのは、メンバーの花咲舞への愛不足です。
シオカラ : なんか変なこと言い出した......
カラアゲ : ヒントは前回のヤッコさんの「毎日持ち歩いていたら愛着が湧くかも」という発言です。
ヤッコ : ゲラをね。
カラアゲ : 紙は重いから。
ヤッコ : ああ、それでこの人形を?
カラアゲ : この中から好きな一体を選んで「舞」と名づけて2週間一緒に過ごしてください。一日一枚写真を撮って、インスタにアップするように。それだけじゃ宣伝部のアカウントでやる意味がわからないので、必ず自社本を入れてください。
シオカラ : ええ~~......
ヤッコ : 僕、この子がいいです。
シオカラ : え、普通に?
ヤッコ : 一日一枚でいいんですか?
カラアゲ : 厳密なノルマにはせず、パスする日があってもいいことにしましょう。宣伝用のアカウントをつくりました。chuko_senden、パスワードはここに書いてあります。
チャンジャ : テストしましょう。自社本何冊か持ってきます。
ウメスイショウ : せっかくなので給湯室からコップも持ってきます。
ヤッコ : DLしました。
シオカラ : はやっ。
カラアゲ : はい、シオカラさんも早く検索して。
シオカラ : 知らない人に見られるんですよね?
カラアゲ : 当面は非公開でやります。
ヤッコ : ログインしました。
シオカラ : やりますよやりますよ......(DLする)
チャンジャ : 本でーす。
ウメスイショウ : コップでーす。
カラアゲ : じゃあ、自分の舞を選んで写真撮って、テスト投稿してみましょう。
ウメスイショウ : 投稿しました~。
シオカラ : はやっ。
ヤッコ : こうかな?
チャンジャ : ヤッコさん、舞ちゃん切れちゃってますよ。
ヤッコ : わあ。練習します。
カラアゲ : あとはシオカラさんだけですね。
シオカラ : なんか胸が痛くなってきた......緊張して心臓止まりそう。
カラアゲ え、そんな? やめとく?
ヤッコ : そこまでがんばらなくてもいいと思いますよ。
シオカラ : いや、やります、やりますよ、今撮りますからね。はいっ、撮った!
チャンジャ : そしたらDLしたアプリ立ち上げて、ログイン。真ん中のプラスのマーク押して......(指導)
カラアゲ : おじいちゃんにメール教えたときこんな感じだったなー。
ウメスイショウ : わかりますー。
チャンジャ : 上がった!
全員 : (拍手)
カラアゲ : なんかすごいやりきった感あるね......
(次回に続く)
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――【第1回】6月 花咲舞さんについて考える――
カラアゲ : はいみなさん本日はお集まりいただきましてありがとうございます。このたび、我々は「半沢×花咲プロジェクト」における中公web担当チームのメンバーに任命されました。
シオカラ : 具体的にはどんなことをするんですか?
カラアゲ : 『花咲舞が黙ってない』について、webでなにができるか考えます。ゲラ読んだ人~
全員 : (挙手)
カラアゲ : 面白かった人~
全員 : (挙手)
カラアゲ : じゃあ、その面白さを伝えられるようなコンテンツを考えましょう! ミーティングを前に、みなさんに『花咲舞が黙ってない』の面白かったポイントを書きだしてもらってます。はいこちら。
チャンジャ : 短編集で読みやすい、ミステリーあり人情あり、ほろ苦いストーリーありでお得。
ウメスイショウ : 新キャラというのは、昇仙峡玲子ですね。
ヤッコ : 昇仙峡さん強烈ですよね。現実で関わりあいたくはないけど。
チャンジャ : 彼女には彼女の正義がある、っていうのがまたね。
シオカラ : クールビューティーって感じですよね。踏んでくれそう。
カラアゲ : え、踏まれたいの?
シオカラ : まあ、悪くないです。
ヤッコ : それはどういう......
チャンジャ : (シッ)
ウメスイショウ : ......相馬が人気ですね!
チャンジャ : 相馬いいですよね。
シオカラ : シンパシー感じます。
ウメスイショウ : どういう意味ですか?
シオカラ : なんでもないです。
カラアゲ : 舞は?
全員 : ......
カラアゲ : 舞は?
全員 : ......
カラアゲ : ちょっとみんな、主人公たる花咲舞さんの印象を書きだしてみようか......
全員 : ......
シオカラ : これ、どうなんでしょう。
ウメスイショウ : そう思うなら先輩がもっと褒めてくださいよ。
シオカラ : 褒めてますよ、私おっかない女性好きなんですから。
カラアゲ : シオカラさんはともかく、みんなは花咲舞、嫌いなの?
チャンジャ : いや、どっちかっていうと好きです。でも「印象」っていうと、こんな感じに。
ウメスイショウ : 私も。
ヤッコ : 僕は苦手なタイプだけど、花咲がああだから相馬が生きるんですよね。毎日ゲラを持ち歩いたら、もっと愛着が湧くのかも。
ウメスイショウ : 半沢直樹シリーズもそうだけど、一癖あるキャラ揃いですね、池井戸作品は。
チャンジャ : そこがいいんですよね~。
カラアゲ : では、それを踏まえて「花咲舞のいいところ」ってことで、もう一度。
チャンジャ : 素直で正義感が強いからこそのツッコミなんですよね。
ヤッコ : お客さんの味方で物怖じしないから、同僚としてはときどきしんどかったりもすると。
シオカラ : でも、そこがいい。
カラアゲ : じゃ、宣伝広告は「問題児・花咲舞」推しで考えてみます。webもその線で。
ウメスイショウ : 褒めなくていいんですか?
カラアゲ : だって「みんな大好き花咲舞が」とか「美人行員の大活躍で気分爽快!」とか、しっくりくる?
シオカラ : 何か違うなあ。
チャンジャ : そこじゃない感あります。
ウメスイショウ : 通り一遍のヒロインじゃないってことを伝えたいですね。
カラアゲ : 短編集でストーリーが多様だから、ひとことでまとめにくいぶん、キャラの強さを出したいなと。宣伝としてはギリギリのところを狙いたい。
シオカラ : カラアゲさんいつもギリギリ狙いですね。
カラアゲ : いつもではない。
チャンジャ : 自虐ですか。
カラアゲ : ものによります。
ヤッコ : でも、好きですよね。
カラアゲ : 好き嫌いで言ったら好きだけども。えーと、特設ページは、『銀翼のイカロス』の文春さんと合同でキャンペーンをするので、その情報がメインになるかな。あとなにかできそうなことはないか、次回のミーティングまでに考えてみてください。
(次回に続く)