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斎藤環/坂口恭平 著
双極性障害の当事者である坂口氏と、精神科医の斎藤氏によるスリリングな往復書簡。「いのちの電話」ならぬ「いのっちの電話」と称して自らの携帯電話番号を公開し、10年間で2万人の「死にたい」と思う人々の電話を受けてきた坂口氏に、治療とケアの専門家である斎藤氏が聞く。《苦しんでいる人が〈治る〉技術を教えてください――》人が人を助けるとは、どういうことなのか? 12通の、いのちをめぐる対話の記録。