今道友信東京大学名誉教授とともに、レヴィ=ストロースの古典的名著『悲しき熱帯』を読む。
テキスト:レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』(中公クラシックス)
「クロード・レヴィ=ストロースは民族学、文化人類学、神話学、宗教学、構造人類学、社会学、エコロジー、社会人類学等々のひろい分野で大きな業績を果たし、現在の問題にも率直な発言を続けた碩学として日本でもよく知られている。私の編集したフランスの雑誌にも稿を寄せてくれた。その代表作のひとつ『悲しき熱帯』を中公クラシックスの新訳でともに読み、あまり試みられていない哲学的形而上学的解釈を展開する。それはひとつの哲学的人間学としてどのような意味を持つであろうか。」(今道友信)
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I 集団の自己欺瞞
1 レヴィ=ストロースと現代哲学
2 デュルケーム、マリノフスキーとの差異
3 『悲しき熱帯』の全体構造と定立された問題群
4 著作に貫かれている方法
II 土地と人間 ―「新しい」とは何か
5 雪のような幸運をもつ国
6 引き裂かれた神秘 ―野蛮人の神ではなくて―
7 原住民の類例 ―フィールドワークの明暗―
8 文化とは何か
III 人類の運命
9 失われゆくものの価値
10 森林と大河 ―シャトー・ブリアンの遠い声とレヴィ=ストロース
11 人間の意味 ―ニーチェ、ベルクソン、テイヤール・ド・シャルダンとレヴィ=ストロース―
12 結び