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3年4ヵ月の地獄を乗り越えて ようやく再会できた 安田純平×深結

シリアで反体制派武装勢力に拘束されていたフリージャーナリストの安田純平さんが解放され、帰国した。一方、妻でミュージシャンの深結さんは、安田さんが消息を絶ってから沈黙を守っていたが、2017年2月に『婦人公論』で初めて単独インタビューに応え、一刻も早い解放への思いを訴えた。ようやく再会できた2人が今、互いの胸の内を語る

「死ぬまでにやりたい 100のこと」を書いた

──最初にお聞きしたいのですが、長い拘束期間中、安田さんの支えになったのはどんなことでしたか。日本に帰ったらやりたいこと、行きたい場所などはありましたか。
安田 3年4ヵ月の間、何も生み出せていなかったので、書く仕事に限らず、何でもいいから生産的なことをしたいとは思っていました。現地では、目の前で起こることに対処するだけで精一杯でしたから。拘束されて身動きすらさせてもらえなかった時期は、ずっと昔に読んだ漫画をひたすら思い出したり、本当にくだらない、日常のささやかなことを考えてやり過ごしていました。ただ、向こうで書き物をする自由があった時期、「死ぬまでにやりたい100のこと」というのを思いつくまま書き出していたんですよ。60個くらい書いたかな。

(『婦人公論』2018年12月11日号より一部抜粋)
※ 同号は、書店店頭にて12月10日まで販売中

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