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日中開戦3

C★NOVELS

日中開戦3
長崎上陸

大石英司 著

激昂した中国軍は九州の自衛隊基地を爆撃。長崎福江島のレーダー・サイトが破壊され、第一戦は中国軍の完全勝利となる。だが「サイレント・コア」部隊が漸く九州に集結。反撃に転じて----。

カバー:安田忠幸
刊行日:2014/11/25
新書判/240ページ/定価:本体900円(税別)
ISBN978-4-12-501320-6 C0293


にっちゅうかいせん3
ながさきじょうりく


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コメント

 昨今、小笠原に中国漁船が大挙押し掛けて、赤珊瑚を密漁しています。昼間は沖合いの領海外に留まり、夜になって警備が手数になった所を、領海内に入って来て、網を降ろし、海底のサンゴを根こそぎ網で引っかけるんですね。そして値打ちのある赤珊瑚だけを回収して、他は捨てる。
 あんな所に、100隻や200隻もの漁船をひと月ふた月と展開させ、取締を逃れながらでも儲けが出るというのは、恐ろしい話です。そこに隠された政治的はあるのか? ないのかは、ひとまず置きます。
 彼らが、領海内に侵入することには理由があります。それは、赤珊瑚が、深度200メートル前後という、大陸棚の微妙な所に棲息しているからです。実は小笠原列島は、領海線を出る前から、何処でもすぐ1000メートルを超える深さになります。
 われわれ日本人は、200海里内に集結して網を降ろす船団に激昂したものですが、実はあれ、何も採れていません。赤珊瑚の生息域は、これ全て日本の領海内であり、もちろん、そこで中国船は漁はできません。
 だから彼らは、警備が手数になる夜間に、領海侵犯して網を降ろすわけです。海上保安庁は、尖閣警備に船を取られて本当に、小笠原に回す船がないのか? 私は怪しい話だと思っています。しかしいずれにせよ、夜間の警戒が難しいことも事実です。
 では手はないのか? あります。海上自衛隊に警備させれば良いのです。何も海上警備行動などという面倒で大げさなことをする必要はありません。ただそこに遊弋し、威嚇すれば良いのです。
 またP-3C哨戒機は、優れた暗視カメラを搭載しています。それらで、領海内に入ってくる漁船を追跡し、上空から威嚇すれば良いのです。あるいはそこに、海保や水産庁の取締船を誘導すれば良いのです。
 なのに、なぜかメディア上では、海上自衛隊の出動は、大げさであるとか、中国政府を刺激するという話になっています。
 ことはそう複雑な話ではありません。ただ国家が持っている力をフルに、そして巧妙に使いましょう、という次元の話でしかありません。
 中国漁船は、この十数年、同じ手口で近隣諸国の大陸棚を荒らし回っていました。いずれ日本に訪れるのはわかり切っていた。にも関わらず、我が国は、法整備すら放置状態だった。小笠原の海を荒らし尽くした彼らは、次は南西諸島沿いに現れることにでしょう。こちらは、尖閣にも近い。日本政府はさらに際どいハンドリングを強いられることになるでしょう。

〔大石英司/2014年11月〕

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