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謎の沈没船を追え! 下

C★NOVELS

謎の沈没船を追え! 下

大石英司 著

謎の船に乗り込む《サイレント・コア》土門小隊は、そこで未知の敵に襲われた。近接戦闘が用を成さない敵に手こずる土門たち。一方、東京では謎のウイルスが蔓延する。沈没船の正体とは!?

カバー:安田忠幸
刊行日:2014/3/25
新書判/224ページ/定価:本体900円(税別)
ISBN978-4-12-501287-2 C0293


なぞのちんぼつせんをおえ! げ



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コメント

 私が少年時代、ノストラダムスの大予言が一大ブームになりました。そのブームは映画にまでなるのですが、地方に暮らす無垢な少年だった私は、「この世の終わり」という予言に怯え、トラウマになったものでした。しかし、その後人類は、無事に21世紀を迎え、ノストラダムスの大予言は、ノストラ騙すの大予言などと揶揄されたものでした。
 けれども、われわれの文明は、この後も無事に生き延びることが出来るのか?  と問われると、全くの未知数です。では人類文明を滅ぼすのは何か?
 核戦争? 核の拡散は進むものの、実は世界大戦に発展するような大きな戦争は、年々起こりにくくなっています。それは、幸か不幸か戦争が恐ろしく金喰い虫になり、しばしば国家財政を破綻の崖っ淵に追い込むようになったからです。戦争に勝って国家が破綻しては元も子もありません。
 では疫病はどうか? 日々新しいウイルスが発見され、また既存のウイルスが変異して人類を苦しめる一方、医学は日進月歩です。幸いにも、ウイルスが進化する速度より、医学が発達するスピードが上回っている今日、疫病により、人類が滅ぼされる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
 次に、映画「ターミネーター」のような、科学技術の暴走が人類を滅ぼす可能性はどうか? ロボット技術は日進月歩なれど、まだ自我を持つロボットの誕生は遠い未来のお話です。そもそもそれが可能かどうかすらわかっていません。
 最後に残る巨大なリスクが、人類が自ら招いている気候変動です。とりわけ地球の温暖化は、人間が貪欲であるが故に、止めることが出来ません。言うなれば、これは生活習慣病のようなものです。放置すれば、いずれ死に至ることがわかっているにも拘わらず、今日の快楽を得るために、お酒の一杯、煙草ひと箱に手を出してしまう。
 この場合は、何しろその影響を被るのは、煙草を吸っている本人ではなく、その副流煙を吸わされる子供たちの世代です。ただでさえ無頓着で無責任な人間にとって、それは他人事でしかありません。
 遠い将来、タイムマシンが発明され、温暖化で文明が崩壊した後の地球の姿を報されたとしても、人間は今の行いを改めるだろうか? と自問自答すると、おそらく全員が暗然とすることでしょう。

〔大石英司/2014年3月〕

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