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書籍詳細

聖刻群龍伝

CN-Fantasia

聖刻群龍伝
龍虎の刻2

千葉暁 著

覇権を求め挑発を続ける《第二帝国》皇太子クロムリー。盟友を失いながらなお懸命に平和を模索する《新連邦》首席デュマシオン----大陸を二分する両雄の下、新たなる《龍の仔》が胎動する!

カバー:三好載克
刊行日:2009/5/25
新書判/224ページ/定価:本体900円(税別)
ISBN978-4-12-501074-8 C0293


せいこくぐんりゅうでん
りゅうこのとき2


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コメント

 千葉 暁です。
 いつもの「あとがき」ではないので、軽く自分と作品の紹介をしておきましょう。
 八〇年代後半から異世界を舞台にしたファンタジー小説を発表し続けている、しかも大長編作ばっかり書いている、偏ったというか、不器用な作家です。ちなみに名前はペンネームではなく本名です。
 C★NOVELSファンタジアでは「聖刻群龍伝」シリーズを書き続けています。中世風異世界を舞台にした戦記物といえばよいのでしょうか。《操兵》(リュード)と称するロボット兵器が当たり前のように存在します。辺境、それも小国の第二王子である主人公が退廃の色が強い大帝国内で出世していく、いわゆる国盗り物語を書くつもりで始めましたが、時代や何より作者自身の変化もあり、内容は大きく変わりました。軍団戦をメインとしながらも、政治や経済の要素が強まり、戦闘の間隔が延びるようになりました。当たり前ですね。主人公の地位が上がるにつれて、戦争の規模も大きくなるのですから。
 一〇数年以上の歳月を費やしたシリーズも、最終章に突入しています。主人公も二〇そこそこの若者から、三〇代半ばで四人の子持ちになり、物語と一緒に成長してきました。ここでクライマックスに向けて怒濤の展開を――と意気込んだのですが、作者のスランプというより、停滞が生じてしまい、大きく間が空いてしまいました。続きを待っていた読者には大変申し訳なく思っております。
 これまでも、大きな章の切り替わり時期には、仕切り直しに手間がかかるのですが、今回は最終章ということでプレッシャーも大きく、自縛している感もあります。また、新たな人物、世界を再構築しながら、作者の内面にあるものを探り出しているのでしょう。曖昧なのは、この手のスランプは作家がはっきり原因を自覚できないものだからです。二〇年この稼業を続けていても、何度となく停滞を繰り返しています。
 ともあれ、久しぶりの新刊です。難産の末に出る本だけに愛着もひとしおです。長いシリーズですので、未読の方は敷居が高く感じるでしょうが、書店で見かけたら手に取って中身を覗いてください。一行ごとに込めた熱意が伝われば幸いです。

〔千葉暁/2009年5月〕

BOC
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