ホーム > 中公新書 > リヒトホーフェン―撃墜王とその一族
森貴史 著
「赤い男爵」ことマンフレート・フォン・リヒトホーフェンは、真紅の機体で大空を舞った、ドイツの撃墜王だ。弟とともに第一次世界大戦でエースパイロットとして活躍し、戦死後も英雄として尊敬を集めた。その遠縁である姉妹の姉エルゼはマックス・ヴェーバーらと親交を結びつつ影響を与え、妹フリーダは作家D・H・ロレンスと世界を遍歴――。この個性豊かな一族4人の軌跡を通し、戦争と思想の時代の一面を照らす。