孫基禎―帝国日本の朝鮮人メダリスト
金誠 著
1936年のベルリン五輪マラソンで金メダルを獲得した孫基禎。日本は国威発揚に利用、朝鮮では民族の優秀性を示す英雄と扱い「日章旗抹消事件」が起きた。戦後韓国では陸連トップやソウル五輪開会式で聖火ランナーを務め、英雄視は続く。他方で、戦時中に学徒志願兵の募集など対日協力に従事した翳が近年明らかになってきた。本書は、スポーツ選手が国と民族を背負わされた20世紀、「英雄」とされた孫の生涯を描く。
書誌データ
- 初版刊行日2020/7/21
- 判型新書判
- ページ数224ページ
- 定価880円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102600-2
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書評掲載案内
・公明2021年5月号/多摩川陽一(ジャーナリスト)
・毎日新聞(朝刊)2021年2月20日
・週刊読書人2020年12月18日号/関智英(津田塾大学准教授)
・北海道新聞2020年11月1日/伊東順子(ライター)
・週刊ポスト2020年10月9日号/与那原恵(ノンフィクションライター)
・週刊東洋経済2020年9月5日号
・東京新聞・中日新聞(朝刊)2020年8月15日