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保守化と政治化のゆくえ
堀内一史 著
アメリカは、二億人を超えるキリスト教徒を抱え、その八割が「天地創造」を信じ、教会出席率・回心体験でも群を抜く保守的な宗教大国である。一九七〇年代以降、宗教右派が政治に参入し、レーガンの大統領当選に貢献するなど、表舞台に登場。二一世紀以降、ブッシュ、オバマは宗教票を無視できなくなった。本書は、世俗への危機意識からリベラル派が衰退し、保守化・政治化していく過程を中心に、アメリカの宗教の実態を描く。
2013/07/15 刊行
「鎖国」日本に語られた「世界」
松方冬子 著
日本人の海外渡航を禁じた江戸幕府にとって、オランダ風説書は最新の世界情勢を知るほぼ唯一の情報源だった。幕府はキリスト教禁令徹底のため、後には迫り来る「西洋近代」に立ち向かうために情報を求め、オランダ人は貿易上の競争相手を蹴落すためにそれに応えた。激動の世界の中で、双方の思惑が交錯し、商館長と通詞が苦闘する。長崎出島を舞台に、「鎖国」の200年間、毎年続けられた世界情報の提供の実態に迫る。
2013/07/15 刊行
血と肉と愛の傷
岡田温司 著
キリスト教にとって大切なのは、身体ではなく精神、肉体ではなく霊魂ではなかったか。しかし、キリストの身体をめぐるイメージこそが、この宗教の根幹にあるのだ。それは、西洋の人々の、宗教観、アイデンティティの形成、共同体や社会の意識、さらに美意識や愛と性をめぐる考え方さえも、根底で規定してきた。図像の創造・享受をめぐる感受性と思考法を鮮烈に読み解く、「キリスト教図像学三部作」完結篇。図版資料満載。
2013/07/15 刊行
「他界」への旅と冒険
田中仁彦 著
古代ヨーロッパを支配していたケルト人は、文字こそ持たなかったものの、口承によって多くの神話や民話を伝えていた。なかでも、地底や海のかなたの彼岸の世界へと旅する物語群は、キリスト教の伝播とともに変容を重ね、遂には中世の騎士物語へと洗練されていった。ケルト人たちが思い描いていた「他界」とはいかなるもので、それは後世にどう受け継がれているのか。今も残る物語を紹介しながら、ヨーロッパ精神の源へ溯る試みである。
2013/07/15 刊行
陣内秀信/福井憲彦 著
散策が楽しい路地の迷宮、居心地のよいカフェ。地上の楽園を再現したパティオ、人びとの情熱を今に伝えるモスクやカテドラル。地中海都市は共通する魅力を持つ。キリスト教文化とイスラムが出会うこの地では、古来、双方が交わり、歴史に醸造された懐の深い文化が花開いた。イタリア、スペイン、モロッコ、シリアの美しい町々へ、この地を愛してやまない二人が誘う。
2013/07/15 刊行
光はオリエントより
小川英雄 著
古代ローマ帝国は、オリエントの進んだ文化や技術を積極的に取り入れた。エジプトやシリアなどを起源とする諸宗教も、皇帝から奴隷まで多くの信者を獲得した。当時、ローマ古来の神々はすでに形骸化していたため、新しい宗教が求められていたのである。イシス信仰からバール神、キリスト教、グノーシス主義、占星術まで、ローマ帝国全域で信仰された諸宗教の密儀と神話、信仰の実態と盛衰に光をあてる。
2013/07/15 刊行
ヨーロッパ精神の底流
堀米庸三 著
キリスト教会をめぐる様々な異端抗争を解明し、ヨーロッパ人の精神的形成に大きな影響を与えた、宗教と政治の緊張関係を劇的に再現する。〈解説〉樺山紘一
2013/04/25 刊行
矢内原忠雄 著
内村鑑三の唱えた「無教会主義」の信仰に生き、東大総長を務めた著者が、理性の信頼回復を懇願し教義を解き明かした名著を復刻。〈解説〉竹下節子
2012/04/25 刊行
保守化と政治化のゆくえ
堀内一史 著
アメリカは、二億人を超えるキリスト教徒を抱え、その八割が「天地創造」を信じ、教会出席率・回心体験でも群を抜く保守的な宗教大国である。一九七〇年代以降、宗教右派が政治に参入し、レーガンの大統領当選に貢献するなど、表舞台に登場。二一世紀以降、ブッシュ、オバマは宗教票を無視できなくなった。本書は、世俗への危機意識からリベラル派が衰退し、保守化・政治化していく過程を中心に、アメリカの宗教の実態を描く。
2010/10/25 刊行
「鎖国」日本に語られた「世界」
松方冬子 著
日本人の海外渡航を禁じた江戸幕府にとって、オランダ風説書は最新の世界情勢を知るほぼ唯一の情報源だった。幕府はキリスト教禁令徹底のため、後には迫り来る「西洋近代」に立ち向かうために情報を求め、オランダ人は貿易上の競争相手を蹴落すためにそれに応えた。激動の世界の中で、双方の思惑が交錯し、商館長と通詞が苦闘する。長崎出島を舞台に、「鎖国」の二〇〇年間、毎年続けられた世界情報の提供の実態に迫る。
2010/03/25 刊行
西ヨーロッパ世界の形成
佐藤彰一/池上俊一 著
ヨーロッパ社会が形成された中世は暗黒時代ではなかった。民族大移動、権威をたかめるキリスト教、そして十字軍遠征、百年戦争と、千年の歴史を活写。
2008/07/25 刊行
プロティノス 著 田中美知太郎/水地宗明/田之頭安彦 訳
プラトン哲学に師事したプロティノスはプラトンに独自の解釈を加え、このプラトン像はやがて西洋の哲学的伝統に生き続け、キリスト教神学が求める古典哲学となる。
2007/11/10 刊行
帝国と賢者
内山勝利 編
ヘレニズム時代やローマ時代には、いわば古代におけるグローバリゼーションが進展しました。知のフロンティアが飛躍的に拡大したのです。数学・医学・天文学といった自然学、論理学や言語学思想も成熟をみました。世界市民たる賢者たちは、柱廊や庭園で人間と宇宙の運命に思いを馳せ、また大いなる一者への帰還を希求しました。彼らの叡知と生き方はキリスト教思想に引き継がれるとともに、いまなお現代人の共感を呼んでいます。
2007/10/10 刊行
ローマが残した無限の遺産
小林標 著
かつてローマ文明を支えたラテン語の生命力は、二千年経った現在でも衰えていない。ラテン語は、生物学などの学問やキリスト教に使われるとともに、イタリア語やフランス語、スペイン語などをも生み出した。さらに、その言語構造が持つ普遍性ゆえに、英語や日本語にも影響を与えている。身近な言葉や箴言、いまも残る碑文などの豊富な例をひきながら、ラテン語の特徴やその変遷、ラテン文学のエッセンスを楽しく語る。
2007/06/15 刊行
ローマが残した無限の遺産
小林標 著
かつてローマ文明を支えたラテン語の生命力は、二千年経った現在でも衰えていない。ラテン語は、生物学などの学問やキリスト教に使われるとともに、イタリア語やフランス語、スペイン語などをも生み出した。さらに、その言語構造が持つ普遍性ゆえに、英語や日本語にも影響を与えている。身近な言葉や箴言、いまも残る碑文などの豊富な例をひきながら、ラテン語の特徴やその変遷、ラテン文学のエッセンスを楽しく語る。
2006/02/25 刊行