
-中央公論新社とはどんな会社ですか
「懐の深い会社」です。当社はまごうかたなき「歴史と伝統の老舗出版社」ですが、新しいことやなじみのない提案も、門前払いにはしない雰囲気があります。果てしなく優秀なのにそれを鼻にかけず、しかも思考が柔軟な同僚ばかりの会社です。入社できてラッキーだったと、いつも思っています。
-コロナ禍で仕事に変化はありましたか
一気にリモートワークの環境が整いました。現在、在宅と出社が半々くらい。業務内容は「コロナ前」と変わらず、仕事量はむしろ増えていますが、通勤に充てていた時間を家事に使えるようになったのがありがたいですね。不安は尽きないものの、フルタイムで働きながら小学生の子供を家で出迎えられるとは思いませんでした。会社の迅速な対応と、理解のある同僚のおかげです。
小2の子どもが登校してから仕事部屋で一仕事。夜のうちに来ていたメールの返信など。9時を回ったら支度をして、家を出ます。
出社。各編集部から新刊広告の赤字が戻ってきてるのをまとめてデザイナーさんに投げます。
雑誌「婦人公論」最新号の打ち合わせ。編集・営業・宣伝で内容を共有し、広告の内容をざっくりおさえます。

臨時の新聞広告のラフチェック。いい感じ! そのまま編集部に回覧。
同僚と誘いあってランチ。ランチタイムに出そこなったらコンビニ飯です。今日はカレー!
時間ができたら次に広告を作る本をひたすら読みます。引用したいところや刺さりそうなフレーズに付箋を立てつつ、面白いと思った部分を言語化。大変だけど、楽しい仕事。
来客。新聞社の営業担当氏が、新聞広告の掲載紙を持ってきてくれました。
営業の同僚と打ち合わせ。広告だけでなく、拡材(書店店頭のPOPやパネル、ポスターや配布するしおりなど)も作ります。
午前中にデザイナーに送った修正依頼が早くも反映されてきた! 仕事早い! 引き合わせして、校閲に回します。
三角定規と鉛筆の出番。中公の新刊発売日は月2回。明日の会議で新刊広告の「割付」を提案するために、次の新刊のリストを出力して、部数や話題性などもろもろ考慮しつつ、「どの位置に」「どの本を」「どんなサイズで」掲載するのかを検討します。パズルみたいな作業です。
デザイナーに発注する新規広告のラフを書きます。おおよそのデザイン案に添えて、メインやサブのキャッチコピー、内容紹介の短文なども提案。
退社ダッシュ。今日は夫が残業なので、民間学童に預けている子供のピックアップに行かねばならないのです。タイムリミットは19時(契約時間)!
ギリギリでお迎え完了。気を利かせた小2が「レトルトカレーがいいな!」と提案してくれました。ありがとう、そうしよう!! 申し訳程度にブロッコリーと卵をゆでて、キュウリとリンゴのサラダを添えていただきます!
子ども就寝、夫帰宅。今夜はおいしいレトルトカレーだよ!
某MMORPGのギルメンと約束していたダンジョン攻略に。3戦して離脱。無課金の星に俺はなる!
風呂に浸かりながら、あれ、今日昼も夜もカレーだったんじゃね?とふと思う。まあ、おいしかったからいいや!
寝ます。


就職活動中のみなさんへ

就職活動中のみなさんへ
やるだけやったら、あとはタイミングと運次第なのが就職活動。就職はあなたの人生をより良いものにするための金銭を得る手段を選択する機会に過ぎませんが、どうせなら興味のあることを、なんなら楽しみたいと思うのが人情というもの。数ある出版社の中から当社を選ぼうとしてくれているあなたと、いつか一緒に、愉快に働けたら嬉しいです。