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八百万の神に問う2

CN-Fantasia

八百万の神に問う2

多崎礼 著

天路ノ国の北の果ての『楽土』、とりわけ『真の楽土』と呼ばれるナナノ里は、夢も希望も持ちえず死を待つ者たちのための場所。ではなぜ、幼き少年がこの地に足を踏み入れるほどの絶望を抱えているというのか----

カバー:天野瑛
刊行日:2013/8/25
新書判/256ページ/定価:本体900円(税別)
ISBN4-12-501260-1 C0293


やおよろずのかみにとう2
なつ


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コメント

実を言うと、私は夏が嫌いです。
日差しが苦手。暑いのが苦手。でも夏を嫌う本当の理由はそこではありません。虫が増えることです。
私は虫が嫌いです。大嫌いです。蛇や蜥蜴などの爬虫類、蛙などの両生類はむしろ好ましいとさえ思えるのですが、虫だけは駄目です。這っていても跳ねていても飛んでいても駄目です。
なのに夏になると、玄関前の廊下に蝉がひっくり返っているのです。天寿を全うし、すでにお亡くなりになっていれば問題ないのですが、奴ら、たいていの場合、私が近寄ると動きます。ぢぢッ、ぢぢぢぢッ! と騒ぎ立てます。そんな元気があるのなら、どこかに飛んでいけばいいものを、その場で暴れ回ります。
そうなるともう駄目です。半径二メートル以内には近寄れません。ぐるりと遠回りして、廊下の反対側に廻らなければ、家に帰ることすら出来ません。情けないです。たかが蝉一匹にここまで翻弄される、自分自身が嫌になります。

そんな訳で、私にとって夏は試練の季節です。
道を歩くだけで天敵に遭遇する、辛く厳しい季節です。
だからというわけではないのですが、この夏の巻は当初予定していたよりも辛く厳しい話になってしまいました。
『出会いの春』に続き、今回は夏――『成長の夏』です。
お楽しみいただけましたら幸いです。

〔多崎礼/2013年8月〕

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