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堂々たる人生
小谷野敦 著
数々の傑作を書き続けた文豪の生涯は、スキャンダルと逸話にみちた生涯でもあった。本書は伝説や通説に惑わされることなく実像に肉迫する本格的評伝である。
2021/08/20 刊行
堂々たる人生
小谷野敦 著
七十歳をすぎてなお数々の傑作を書き続けた文豪谷崎の生涯は、一方でスキャンダルと逸話にみちた生涯でもあった。三度の結婚、妻譲渡事件、人妻との密通、あいつぐ発禁――。本書は伝説や通説に惑わされることなくその実像に肉迫する本格的評伝である。目 次まえがき――大谷崎と私第一章 作家の「誕生」第二章 汽車恐怖症前後第三章 長男としての潤一郎第四章 結婚と支那旅行――大正中期の谷崎第五章 小田原事件――佐藤春夫と妻千代第六章 関東大震災前後――横浜から関西へ第七章 妻君譲渡事件と和田六郎――昭和初年の谷崎第八章 古川丁未子の真実――谷崎第二の妻第九章 「松子神話」の完成まで第十章 谷崎をめぐる人々第十一章 『源氏物語』から敗戦まで第十二章 京の谷崎――戦後の日々第十三章 渡辺千萬子と晩年の谷崎第十四章 「女中綺譚」と「猫犬記」最終章 終 焉主要参考文献跋文〔元本あとがき〕文庫版のためのあとがき谷崎関連家系図人名索引
2021/08/20 刊行
変態アンソロジー
谷崎潤一郎/榎本俊二/今日マチ子/久世番子/近藤聡乃/しりあがり寿/高野文子/中村明日美子/西村ツチカ/古屋兎丸/山口晃/山田参助 著
文豪にして、大変態――? 発禁処分、三度の結婚、老境の性……マゾヒズムに一生を捧げた谷崎潤一郎の文学を、十一人の天才たちが豪華にマンガ化。『痴人の愛』から『陰翳礼讃』まで、夢幻の美しさで描かれる谷崎入門決定版。〈特別付録〉対談・山口晃×近藤聡乃/インタビュー・古屋兎丸&中村明日美子/裏話マンガ・榎本俊二(『谷崎万華鏡』改題)山口晃「台所太平記」しりあがり寿「谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』×ヘミングウェイ『老人と海』REMIX」高野文子「陰翳礼讃」古屋兎丸「少年」中村明日美子「続続蘿洞先生」近藤聡乃「夢の浮橋」西村ツチカ「猿が人間になった話」榎本俊二「青塚氏の話」今日マチ子「痴人の愛」山田参助「?風」久世番子「谷崎ガールズ」
2021/08/20 刊行
谷崎潤一郎 著
平安文学に材を取った、母恋ものの代表作。小倉遊亀による挿画を完全収載。ほかに短篇三作、正宗白鳥らによる時評を付す。〈註解〉明里千章〈解説〉千葉俊二
2021/07/21 刊行
和辻哲郎 著
学友・谷崎潤一郎のほか、志賀直哉、高坂正顕、幸田露伴ら多彩な顔ぶれと自由闊達に語る。オリジナル編集による初の座談集。未収録三篇を含む全十篇。没後六〇年記念。〈解説〉苅部直目次よりⅠ 春宵対談(谷崎潤一郎) 旧友対談(谷崎潤一郎) 戦争と平和(志賀直哉) 世界史における日本の運命(高坂正顕) 緑蔭対談――若い女性に望むこと(柳田國男)Ⅱ 幸田露伴先生を囲んで(幸田露伴・徳田秋声・末広厳太郎・辰野隆・谷崎潤一郎) 日本文学に於ける和歌俳句の不滅性(幸田露伴・安倍能成・斎藤茂吉・茅野蕭々・寺田寅彦・野上豊一郎) 日本文化の検討(柳田國男・長谷川如是閑・大西克禮・今井登志喜) 漱石をめぐって(安倍能成・小宮豊隆・内田百閒) 文学と宗教(高坂正顕・竹山道雄・長與善郎)
2021/05/31 刊行
和辻哲郎 著
学友・谷崎潤一郎のほか、志賀直哉、柳田國男、高坂正顕、幸田露伴ら多彩な顔ぶれと自在に語る。オリジナル編集による初座談集、全十篇。〈解説〉苅部 直
2020/12/23 刊行
吉行淳之介 選/日本ペンクラブ 編
名文とは何か――。谷崎潤一郎から安岡章太郎、金井美恵子まで、二十名の錚々たる作家が綴る、文章術の極意と心得。〈巻末対談〉吉行淳之介・丸谷才一
2020/11/25 刊行
==特集==日米政変――菅政権発足、迫る大統領選《日本の課題》●外交・安全保障で果断すべきこと新政権に求められる「継続の中の改革」北岡伸一●鼎談課題先進国・日本で進むさまざまな分断与野党ともキャッチできない「新たな対立軸」今井貴子×砂原庸介×中西 寬●対談どうなる? ポスト安倍の外交・安全保障米中対立の今こそ日本の主体性を示せ三浦瑠麗×森本 敏●「一強」政治の偶然と必然安倍政権の長期化を決めた重大転機とは河野 勝●対談米中関係、東京五輪、右バネの抑制......「菅機関」は機能するのか手嶋龍一×佐藤 優●側近が語る菅首相言ったことは必ず実現させる徹底した常識人坂井 学《アメリカの運命》●対談分極化するアイデンティティと、収斂する二大政党バイデンか、トランプか? 変質するアメリカの選択宮家邦彦×久保文明●政策よりも再選を優先するトランプアメリカ政治制度とポピュリズム待鳥聡史●大統領選挙で問われる米国経済再建への道安井明彦●民主党は労働者の党になれるか?バイデンが挑む学歴偏重主義の克服三牧聖子...............時評2020大阪住民投票、市廃止のインパクト砂原庸介八方美人にならず政権を賭す改革の実行を土居丈朗「空気」政治の野党は新たな価値観を打ち出せるか東 浩紀全米オープン優勝にもまさる世界からのリスペクト大坂なおみが問いかけた7つのマスクとBLM渡邊裕子静岡県知事の「部分開業」案国策リニア中央新幹線プロジェクトにもの申す川勝平太新連載スパコン世界一「富岳」の正体?GAFAに対抗する「世界最強のAIマシン」小林雅一ナウシカのかたわらで、コロナを想う赤坂憲雄ロバート キャンベルの一冊対談集?江戸演劇からのディスタンス 宮本亞門 聞き手 ロバート キャンベル「沖縄返還交渉の真実」解題 わずか三年で成し遂げた偉業 信夫隆司活字文化の継承に危機感便利さを追うことが、大切なものを枯らす阿刀田 高谷崎賞令和二年 谷崎潤一郎賞発表受賞作 磯﨑憲一郎『日本蒙昧前史』選評 池澤夏樹/川上弘美/桐野夏生/筒井康隆/堀江敏幸文学的近況 『日本蒙昧前史』の時代の子供磯﨑憲一郎好評連載炎上するまくら?「他者目線」を鍛えるべし立川吉笑疫病と健康の中国現代史【最終回】伝統の'ゲテモノ食'をAIで禁じられるか?高口康太現代日本の分断線【最終回】キャンセルカルチャーのゆくえ 伊藤昌亮地図記号のひみつ?記号のある学校、ない学校今尾恵介グラビア日本の至宝35 檜図?風文?田沢裕賀「古典籍はまるで'役者'」──宮本亞門さん、国文学研究資料館を訪ねる撮影?五来孝平連載/コラムニュースの一枚音楽には物語がある23小谷野 敦書苑周遊新刊この一冊▼近藤雄生著者に聞く▼柚月裕子このマンガもすごい!▼かとうちあき説苑編集後記
2020/10/19 刊行
食べ物にまつわる珠玉の作品集
長山靖生 編
文豪たちは味覚も鋭い。そして案外、健啖家。近代日本を作り出した文豪それぞれの好みを反映した「食」の物語には、時代の精神も刻まれていた。食べることは血肉を作り、生きることに他ならない。そこには思想もあれば主張もある。鴎外は他人と間合いを測りながらつつく牛鍋を弱肉強食の闘争に例え、独歩は和洋折衷・官民融和の理想を重ねた。江戸っ子の漱石は蕎麦、西国出の芙美子はうどんと、好みには生まれも反映する。美食を追求する者もいれば、ただひたむきに食うもの、大志を立てて粗食をする者もいる。本当に「食べる」ことは奥が深い。『文豪と食』同様、いろいろな食べ物を取り揃えてみました。目次森鴎外「牛鍋」......牛鍋国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」......ビフテキ夏目漱石「吾輩は猫である」より......蕎麦林芙美子「小さい花」......うどん正岡子規「御所柿を食いし事」......柿幸田露伴「菊―食物としての」......菊永井荷風「風邪ごゝち」......葱鮪谷崎潤一郎「美食倶楽部」......美酒美食芥川龍之介「魚河岸」......洋食いろいろ泉鏡花「湯どうふ」......湯豆腐岡本かの子「鮨」......鮨夢野久作「お茶の湯満腹記」......茶懐石斎藤茂吉「食」......鰻山本周五郎「尾花川」......饗応と大志太宰治「チャンス」......雀焼
2020/08/31 刊行
桐野夏生 著
美しい妻は絶対的な存在。楚々とした義妹は代表作の原点。そして義息の若い嫁は、新たな刺激を与えてくれる……。大作家をとりまく魅惑的な三人の女たち。嫉妬と葛藤が渦巻くなか、翻弄される男の目に映っているものは――。文豪「谷崎潤一郎」を題材に、桐野夏生が織りなす物語世界から炙り出される人間たちの「業」と「欲」。<解説>千葉俊二
2020/06/24 刊行
荷風随筆集
永井荷風 著
森鴎外を生涯師と仰いだ荷風。「森先生の伊沢蘭軒を読む」「鴎外記念館のこと」などの随筆、大正十一年~昭和三十三年の鴎外忌の日録を収める。そのほか向島・浅草をめぐる文章と、自伝的作品を併せた文庫オリジナル随筆集。巻末に谷崎潤一郎「『つゆのあとさき』を読む」、正宗白鳥「永井荷風論」を付す。〈解説〉「鴎外と荷風」森まゆみ
2020/05/29 刊行
三島由紀夫 著
世界的な二大文豪を三島由紀夫はどう読んだのか。両者をめぐる批評・随筆を初集成した谷崎・川端文学への最良の入門書。文庫オリジナル。〈解説〉梶尾文武
2020/05/21 刊行
長嶋有 著
今はもういない者たちの日々がこんなにもいとしい。小さな空間の半世紀を驚きの手法で活写する、アパート小説の金字塔。谷崎潤一郎賞受賞。〈解説〉村田沙耶香
2019/12/19 刊行
荷風随筆集
永井荷風 著
師・森鴎外、足繁く通った向島・浅草をめぐる文章と、自伝的作品を併せた文庫オリジナル編集。巻末に谷崎潤一郎、正宗白鳥の批評を付す。〈解説〉森まゆみ
2019/11/21 刊行
橋本治 著
浅草花川戸の乾物問屋の一人娘・お春。美しい母は度重なる浮気の末、父とは別の男の胤を宿し、流産で死んだ。懶惰な母親を嫌悪し、北国屋の家から解放されたいと願うお春だったが、ある夜部屋に忍び込んできた番頭の伝九郎に体を許してしまい――。「夢のような愚かさを書いてみたい」橋本治が『刺青』にはじまる谷崎潤一郎文学をオマージュした、愚かしく妖しい少女の物語。
2019/09/30 刊行