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素顔の文豪たち
中央公論新社 編
森鴎外、夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎、太宰治……文豪の家族や弟子が間近に見たその生身の姿を語る。全集『日本の文学』の月報対談を再編集。全三巻。
2023/04/21 刊行
谷崎潤一郎 著
「不能ニナツテモ或ル種ノ性生活ハアルノダ―――」。七十七歳の卯(うつ)木(ぎ)は嫁の颯(さつ)子(こ)の若さと驕慢さにあこがれ、変形的間接的方法で性的快楽を得ようとする。性に執着する老人を戯画的に描き出した晩年の傑作長篇。単行本未収の随筆「老後の春」と絶筆の随筆「七十九歳の春」を収め、詳細な註釈を加えた。初刊本からとりなおした美麗な棟方志功による板画二十余点を収載。吉行淳之介、千葉俊二による解説つき。
2023/02/28 刊行
谷崎潤一郎 著
性に執着する老人を戯画的に描き出した晩年の傑作長篇。絶筆随筆「七十九歳の春」他、棟方志功による美麗な板画を収載。〈解説〉吉行淳之介/千葉俊二〈註解〉細川光洋
2022/12/21 刊行
谷崎潤一郎 著
南京に住む憂愁の貴公子が、北国の冷艶にして水中の妖魔たる人魚に激しい恋をする「人魚の嘆き」、妖麗な魔術師に魅せられ欲望のままに半羊神と化す「魔術師」。大正期の耽美的な幻想譚二編。水島爾保布による美麗な挿画二十余点、カラー口絵二葉を完全収載。〈註解〉明里千章〈解説〉中井英夫/前田恭二「水島爾保布小伝」
2022/10/31 刊行
ドナルド・キーン 著/角地幸男 訳
知らなかった「キーンさん」がここにいる! 同時代のカワバタ、ミシマの話から「超大国日本論」、そして美味しい料理屋の紹介まで、本邦初訳の27編。 これらは、ドナルド・キーンという類い希な日本文学者が、アメリカの読者に向かって日本をどう紹介したかを示すとともに、アメリカがどんな時に日本について知りたいと思ったか、日本文化を理解しようとしたかを示す、もう一つの戦後日米文化史でもある。目次より〈書評〉谷崎潤一郎『蓼喰ふ虫』E・サイデンステッカー訳〈書評〉大岡昇平『野火』アイヴァン・モリス訳〈エッセイ〉日本文学の翻訳について〈エッセイ〉大歌舞伎、初のニューヨーク興行〈エッセイ〉戦後、日本人は変わったか?〈投稿〉編集主幹へ――日本の選挙を分析する〈書評〉コルタサル『石蹴り遊び』〈エッセイ〉日本文学者という「専門家」の告白〈エッセイ〉川端康成のノーベル文学賞受賞〈エッセイ〉ミシマ――追悼・三島由紀夫〈エッセイ〉超大国日本の果敢ない夢〈エッセイ〉大都会東京の「素顔」など
2022/10/31 刊行
谷崎潤一郎 著
人魚に恋をする貴公子、魔術師に魅せられ半羊神と化す幻想世界に遊ぶ名作。水島爾保布の挿画を口絵まで完全収載。〈註解〉明里千章〈解説〉中井英夫/前田恭二
2022/09/21 刊行
谷崎潤一郎終戦日記
谷崎潤一郎 著
激しい空爆をさけ疎開した文豪が思い出す平和な日の記憶。随筆集『月と狂言師』に永井荷風・吉井勇との往復書簡などを増補。〈註解〉細川光洋〈解説〉千葉俊二
2022/07/21 刊行
谷崎潤一郎終戦日記
谷崎潤一郎 著
第二次世界大戦下、激しい空爆をさけて疎開した文豪が、きれぎれに思いかえす平和な日の記憶。表題作と、戦後すぐに発表した随筆を収めた『月と狂言師』をもとに、文庫初収載になる戦時下の永井荷風、吉井勇との往復書簡などを増補した谷崎版「終戦日記」。〈註解〉細川光洋〈解説〉千葉俊二
2022/07/21 刊行
谷崎潤一郎 著
戦国に名高い美女、お市の方への思慕を盲目の法師に語らせた表題作のほか、戦国時代に材を取った「聞書抄――第二盲目物語」など、歴史ものの傑作。北野恒富の口絵、菅楯彦による挿画(「聞書抄」)を完全収載。ほかに短篇二作、正宗白鳥による文藝時評を付す。〈註解〉明里千章〈解説〉千葉俊二盲目物語 他三篇収録作品「盲目物語」「聞書抄 第二盲目物語」「三人法師」「紀伊国狐憑漆掻語」付録『盲目物語』――「文藝時評」より(正宗白鳥)
2022/01/28 刊行
谷崎潤一郎 著
お市の方への思慕を盲目の法師に語らせた表題作。北野恒富の口絵、菅楯彦の挿画(「聞書抄」)、正宗白鳥による時評などを付す。〈註解〉明里千章〈解説〉千葉俊二
2021/12/22 刊行
== 特集 ==一人で老い、一人で死ぬ社会◆カギはプロの介護、世帯分離、人づきあい気楽で悩みもなし おひとりさまの大往生▼上野千鶴子◆「人生の意味」の短い歴史一人を生きるときに頭をもたげる問い▼村山達也◆独身の強みと他人と共にいること僕が結婚しない理由▼ヒロシ◆人生の終わりに向けて終活は誰のためにするのか▼木村由香◆弔いの現場から見えるもの超高齢社会の「孤独死」と葬儀を問う▼佐藤信顕=======【時評2021】●見えてきたバイデン外交の輪郭▼鈴木一人●「45歳定年」論──求められる視点の転換▼飯田泰之●ポリウレタン製マスクから社会の未来を考える▼内田麻理香◆「世界の知性」に聞く【第4回】コロナと貧困から世界を救出するためにすべきこと▼ムハマド・ユヌス/聞き手:佐藤智恵◆ロシア、朝鮮、市民運動……歴史と現実に向き合って見えたこと「進歩的知識人」とリアリズム▼和田春樹/聞き手:辻田真佐憲◆〔対談〕ドストエフスキー 生誕200年『カラマーゾフの兄弟』が映し出す行き過ぎた新自由主義の果て▼池上 彰×佐藤 優◆〔対談〕米中 衝突する理念と力軍事力と可能性から考える台湾有事▼阿南友亮×森 聡◆実務家総理・菅義偉のレガシーと痛恨事▼中北浩爾◆平民宰相とはなにか原敬と菅義偉に求められたもの▼清水唯一朗◆新型コロナ分科会会長が語る菅政権がコロナに敗北した理由▼尾身 茂/聞き手:牧原 出== 特集 ==90年代文化という分水嶺◆SNS前夜の日本社会が残した課題「ネタ」として消費できること、できないこと▼TVOD ◆90年代、書店とは何であったかアマゾン以前の景色として▼小林 浩◆『クイック・ジャパン』創刊編集長が語る90年代と現在個人の眼と情熱が支えた雑誌作り▼赤田祐一=======◆たばこ税をきっかけに考える対立を煽らずお互いが共存できる社会に▼二宮清純◆独りで死ぬまでに読むブックガイド▼浅羽通明【谷崎賞】◆令和3年 谷崎潤一郎賞発表受賞作:金原ひとみ『アンソーシャル ディスタンス』選評:池澤夏樹/川上弘美/桐野夏生/筒井康隆/堀江敏幸◆煙草の吸えた三月の居酒屋▼金原ひとみ《好評連載》●琉球切手クロニクル【第11回】琉球舞踊の復興▼与那原 恵●冒険の断章【第28回】コロナ禍でも北極に行く理由▼角幡唯介●地図記号のひみつ【第18回】森の記号は針葉、広葉、その他いろいろ▼今尾恵介《連載小説》●任?楽団【第9回】▼今野 敏●馬上の星──小説 馬援伝【第7回】▼宮城谷昌光●南洋のエレアル【第9回】▼中路啓太
2021/10/18 刊行
明治・大正・昭和の半世紀にわたり、常に進化しながら、膨大な数の作品を書き続けた唯一無二の作家・谷崎潤一郎。デビュー作「刺青」から、晩年の「瘋癲老人日記」、絶筆「七十九歳の春」まで、没後50年余を経ても古びることのない作品を、単行本ごと、執筆時期ごとに網羅。本文が確定するまでの改稿・改訂の経緯など、最新の研究成果を盛り込んだ充実の解題を各巻に付す。発表当時の創作意識にも迫ることができるように、初出紙誌、初刊本など複数の本文を校合して主なヴァリアントを記載、「細雪」など原稿が現存しているものについては原稿とも校合した。全集未収の創作ノート全11点、新たに発見された晩年の日記8冊など、創作と生活の秘密に迫る貴重な新資料は100点以上にのぼる。
2021/10/15 刊行
谷崎潤一郎 著
特技はお料理、按摩、ゴリラの真似。曲者揃いの女たちが、文豪の家で元気にお仕事中! 珍騒動と笑いが止まらぬ女中さん列伝。〈挿絵〉山口 晃〈解説〉松田青子
2021/09/22 刊行
谷崎潤一郎 著
お料理上手や姉御肌、ハイカラ趣味に特技はゴリラの真似――? 文豪の屋敷でのびのび働く女中さんは曲者揃い。初は「いけすかない爺さん」と主人に言い放ち、銀は大恋愛に猪突猛進、百合は昭和の大女優をもたじたじにさせ、千倉家のお台所は毎日てんやわんや。愛情とユーモアに満ちた抱腹絶倒の女中さん列伝。〈挿絵〉山口晃〈解説〉松田青子
2021/09/22 刊行
変態アンソロジー
谷崎潤一郎/榎本俊二/今日マチ子/久世番子/近藤聡乃/しりあがり寿/高野文子/中村明日美子/西村ツチカ/古屋兎丸/山口晃/山田参助 著
文豪にして、大変態? 美と性を究めた谷崎潤一郎の文学を、十一人の天才が豪華にマンガ化。『痴人の愛』から『陰翳礼讃』まで味わえる、刺激的な入門篇。
2021/08/20 刊行