ジブリの戦後

国民的スタジオの軌跡と想像力

渡邉大輔 著

2025年6月に40周年を迎えるスタジオジブリ。本書は、宮﨑駿・高畑勲両監督をはじめ、鈴木敏夫や宮崎吾朗、米林宏昌等のキーパーソンに目配りしながら、「ジブリ」という一個のスタジオ＝運動体のあり方を総体的にまとめる。また80年代に誕生したこの国民的スタジオが「戦後日本」＝日本社会における「大きな物語の完成と解体」を体現することを示し、ジブリと（いう名の）戦後日本の半世紀の検討を通じて、ジブリと私たちの次の半世紀を模索することを目指す。東浩紀推薦。

2025/05/22 刊行

完全版

沖縄戦

大戦略なき作戦指導の経緯と結末

齋藤達志 著

沖縄戦の意義とは何か？戦史研究の専門家が、膨大な資料から最後の国土防衛戦を検証、60万県民を巻き込んだ決戦場の悲劇が明らかに。豊富な戦況図で読み解く

2025/05/09 刊行

FUTURE DESIGN 2040

成長と分配の好循環　公正・公平で持続可能な社会を目指して

十倉雅和 著

2025/05/09 刊行

友達じゃないかもしれない

上坂あゆ美／ひらりさ 著

「私を認めてくれるのは、私が女だからなんじゃないの」――上坂あゆ美（歌人）「すべての人間関係がロールプレイングゲームになる」――ひらりさ（文筆家）親しげに見えた二人の日記が、静かな火花を散らす。ジェンダーへの問い、家族の呪い、仕事の挫折、美醜の悩み……「あと何をしたら、私のことを嫌いになりますか」互いへの違和感は、未知の自分を知るヒント。気づけば、自分の中の〈怪物〉が愛おしくなる――もがき続ける人を祝福する火の玉往復書簡。

2025/05/09 刊行

覘き小平次

京極夏彦 著

幽霊役のみ天下一品の役者・小平次。家では押入に引きこもったまま、彼を疎んじる妻と暮らす。ある日、高額の旅興行の話がきたが、その裏には御行の又市がいるという。山本周五郎賞受賞作。

2025/04/22 刊行

悪名の論理

田沼意次の生涯

江上照彦 著

悪名が天下に轟くもの、これまた先駆者なり――。徳川時代の為政者中、最も不評を買った老中・田沼意次の仕事師としての実像に迫る。中公新書『悪名の論理』復刻版

2025/04/22 刊行

93歳、崑ちゃんのハツラツ幸齢期

大村崑 著

「90代は楽しいですよ。ぼくは今、最高に幸せです」――93歳を迎えた大村崑さんが「高齢期」を「幸齢期」に変えるコツを伝授！

2025/03/24 刊行

高校入試と内申書

中村高康 編著

関心・意欲・態度をどう評価するのか――。入試や生徒に大きな影響を与える内申書の実像を、全国調査結果のデータから検証する。

2025/03/24 刊行

田中小実昌哲学小説集成　Ⅲ

田中小実昌 著

著者晩年の代表的シリーズとなった「哲学小説」を初集成（全三巻）。第三巻は1982～1997年の単行本未収録作品14篇をまとめる。〈解説〉佐々木敦

2025/03/24 刊行

新装版

海賊モア船長の遍歴

多島斗志之 著

海賊討伐船から海賊船に転身した「アドヴェンチャー・ギャレー」。航海士として乗り組み船長になったジェームズ・モアはユニークな仲間と大海原をゆく。海賊としての輝かしい成果と幾多の危機、そして因縁の対決へ――。海賊冒険小説の傑作を新装刊　

2025/03/24 刊行