感染症の中国史公衆衛生と東アジア
飯島渉 著
一九世紀末、列強に領土を蚕食されるなか、中国では劣悪な栄養・衛生状態、海外との交流拡大によって、感染症が猛威を振るう。雲南の地方病であったペストは、香港や満洲に拡大し、世界中に広がることになる。中国は公衆衛生の確立を迫られ、モデルを帝国日本に求める。本書は、ペスト、コレラ、マラリアなどの感染症被害の実態、その対応に追われる「東亜病夫」と称された中国の苦悩とその克服に挑む姿を描く。
書誌データ
- 初版刊行日2009/12/20
- 判型新書判
- ページ数256ページ
- 定価902円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102034-5
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書評掲載案内
・週刊東洋経済2021年11月20日号
・週刊金曜日2020年7月17日号/倉田明子(東京外国語大学准教授)
・産経新聞2020年5月18日/著者インタビュー