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東シナ海開戦1

C★NOVELS

東シナ海開戦1
香港陥落

大石英司 著

香港陥落後、中国の目は台湾に向けられた。そして事態は、台湾領・東沙島に五星紅旗を掲げたボートが進入したことで動きはじめる! 大石英司の新シリーズ、不穏にスタート!?

カバー:安田忠幸
刊行日:2020/10/21
新書判/224ページ/定価:本体1000円(税別)
ISBN978-412-501420-3


ひがししなかいかいせん1
ほんこんかんらく


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コメント

 先日、チェコの議会代表団が経済団体を連れて台湾を訪問し、それに中国が猛反発するという珍しい出来事がありました。われわれから見ると、チェコは危ない橋を渡っているようにも見えます。しかし、チェコが辿って来た歴史を見ると、その行動は何ら不思議ではありません。
 かつては、ナチス・ドイツに併合された後、ナチスのナンバー3、ハイドリヒ暗殺事件が起きた舞台です。そして東西冷戦時代には、プラハの春も起こってソヴィエト支配に反旗を翻した過去を持つ。
 彼らはもともと大国の狭間で苦労し、そして強大な全体主義国家相手に果敢に闘争を挑んだ過去とプライドがある。そのチェコが、中国に虐められる台湾と友好を結んで深めるという状況は何ら不思議ではありません。
 これは、覇権を目指す中国にとって手痛い打撃となり、手懐けたつもりのヨーロッパからの予想もしない最大級の侮辱となった。 
 中国はこの事態に国を挙げて激怒し、様々な報復をちらつかせ、着々と実行しています。まず言葉で恫喝し、次に貿易で恫喝する。中国のいつもの手です。
 しかし、実は中国には打てる手がありません。中国とチェコとの間の貿易額は、台湾とのそれと比較すると実は微々たるものであり、中国からのインバウンド、すなわち観光収入もたいしたことはありません。アジアから最も来訪者が多いのは、今だに日本だそうです。
 あの中国との経済関係が、まだまだ希薄な地域があるのです。
 世界中が、中国の戦狼外交に怯え、我が日本も、サラミ戦術の脅威に晒されています。香港を完全制圧した中国は、次に台湾に狙いを定めて動き出した。このシリーズでは、その台湾を巡る状況を発端に、物語が展開します。

〔大石英司/2020年10月〕

BOC
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