原作を読んで、「いやーこの老人のスケベさ、なんとなくわかるわ。
てことはオレもそんな歳かよ。やべー!
てゆーかなんか他にも老人のこう残り火というか、生の最後の一滴しぼりとるみたいな小説なかったっけ?
うーんなんだっけなんだっけ……あったあった、ヘミングウェイの『老人と海』!
老人が格闘したカジキって女じゃん。このボロ舟って老人そのままじゃん!
よーしくっつけちゃおう。」ということで書きました。
谷崎ファン、ヘミングウェイファンの皆さまごめんなさい。
しりあがりことぶき
1958年、静岡県生まれ。85年、『エレキな春』でデビュー。ヘタウマな画風でパロディやギャグ、死や人生をテーマにした哲学的な作品を精力的に生み出し、多くの読者から指示されている。主な著書に「真夜中の弥次さん喜多さん」「ヒゲのOL籔内笹子」「オーイ・メメントモリ」などがある。2014年、紫綬褒章受章。