『風と木の詩(うた)』『地球(テラ)へ...』などの名作によりマンガ界を革新し、今もなお新たな挑戦を続ける漫画家・竹宮惠子さん。読売新聞連載「時代の証言者」記事を担当し『扉はひらく いくたびも 時代の証言者』で聞き手・構成・執筆を担ったジャーナリスト・知野恵子さん。道なき道を切り開いてきたお二人による、貴重な公開対談です。
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1950年、徳島市に生まれる。徳島大学教育学部中退。68年『リンゴの罪』でデビュー。SF、同性愛、音楽、歴史などを題材に多彩な執筆活動を展開。80年、『風と木の詩』『地球へ...』により第25回小学館漫画賞を受賞。主な作品に『ファラオの墓』『イズァローン伝説』『私を月まで連れてって!』『紅にほふ』『天馬の血族』『マンガ日本の古典 吾妻鏡』などがある。京都精華大学にて2000年~教授就任。14年~ 18年学長。12年日本漫画家協会賞・文部科学大臣賞受賞。14年紫綬褒章受章。 竹宮惠子 公式HPhttp://freia.moon.bindcloud.jp/
ジャーナリスト。東京大学文学部心理学科卒業後、読売新聞入社。婦人部(現・生活部)、政治部、経済部、科学部、解説部の記者やデスク、編集委員を務めた。約35年にわたり、宇宙開発、科学技術、ICTなどを取材・執筆している。1990年代末のパソコンブームを受けて読売新聞が創刊したパソコン雑誌「YOMIURI PC」の初代編集長も務めた。
振り返れば、次々と扉を開けてきました。男性編集者だけの雑誌作りがもたらした、少女マンガの固定観念を打ち破り、大学ではマンガを学問として定着させる仕組みを作り、学長として経営にも携わりました。世の価値観を多少なりとも変えた、革命ができた、と言っても許されるでしょうか。 本書より