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高速戦艦「赤城」3

C★NOVELS

高速戦艦「赤城」3
巡洋戦艦急襲

横山信義 著

航空主兵主義に活路を求め、初戦の劣勢を押し返した連合艦隊はついにフィリピンの米国アジア艦隊を撃退。さらに太平洋艦隊に対抗すべく、最後に建造した高速戦艦「赤城」をも投入した。

カバー:佐藤道明
刊行日:2023/12/20
新書判/224ページ/定価:1210(10%税込)
ISBN978-412-501475-3


こうそくせんかんあかぎ
れきしんとんきゅうしゅう


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コメント

 大戦に参加した米国軍艦のうち、戦時中から登場したクラスには、戦後になってから完成した艦が少なからずあります
 エセックス級空母、アトランタ級軽巡洋艦、ギアリング級駆逐艦、ガトー級潜水艦といったクラスの後期建造艦です。
 エセックス級空母は、戦後のジェット機時代にも対応できましたし、ベトナム戦争にも参加した艦がありましたから、充分役に立ったと言えますが、駆逐艦や潜水艦などは他国に譲渡されたり、早々と除籍されたりしています。
 これらの艦を建造していた造船所に戦争終結のニュースが伝えられたとき、職員たちはどのような思いで仕事を続けたのでしょうか。
 業務命令だからと割り切っていたのか、あるいは「次の敵はソ連だ」と意気込んでいたのか。
 今となっては想像するしかありませんが、戦勝を喜びつつも、複雑な思いを抱いていたのではないかなあ、という気がします。

〔横山信義/2023年12月〕

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