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高速戦艦「赤城」1

C★NOVELS

高速戦艦「赤城」1
帝国包囲陣

横山信義 著

満州国を巡る日米間交渉は妥協点が見出せぬまま打ち切られ、米国はダニエルズ・プランのもとに建造された四〇センチ砲装備の戦艦一〇隻、巡洋戦艦六隻をハワイとフィリピンに配備する。

カバー:佐藤道明
刊行日:2023/8/21
新書判/224ページ/定価:1210(10%税込)
ISBN978-412-501470-8


こうそくせんかんあかぎ
ていこくほういじん


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コメント

 旧帝国海軍の大西滝治郎中将は、神風特別攻撃隊の創始者として知られていますが、日米開戦の前は、過激な航空主兵主義者として有名でした。
「海軍の軍艦は、空母と駆逐艦、潜水艦だけでよい」
「錨のマークをプロペラに替える。海軍を空軍にすべきだ」
 といった発言は、砲術の専門家を中心としていた海軍の主流派から、大きな反発を受けたといいます。
 今回のシリーズは、大西中将が主張した「海軍の軍艦を空母、駆逐艦、潜水艦だけとする」を、本当にやっていたらどうなったか、というところが、発想の大本でした。
 しかし、大西中将の影響力を考えますと、流石にこれは難しいため、もう少し穏当な「海軍が早い段階で航空主兵を採用していたら」という設定に変更した次第です。

〔横山信義/2023年8月〕

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