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台湾侵攻6

C★NOVELS

台湾侵攻6
日本参戦

大石英司 著

台中市陥落を受け、ついに日本が動き出した。水陸機動団ほか諸部隊を、海空と連動して台湾に上陸させる計画を策定する。人民解放軍を驚愕させるその作戦の名は、玉山(ユイシャン)----。

カバー:安田忠幸
刊行日:2022/8/22
新書判/224ページ/定価:1100(10%税込)
ISBN978-412-501455-5


たいわんしんこう6
にほんさんせん


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コメント

 7月下旬、3年振りに国外に出て来ました。イギリス。3年振りのメジャーな航空宇宙見本市の開催です。「40度の熱波がロンドンを襲撃中!」と日本でも報道されたまさにその日、私は重たい撮影機材を担いで6時間、炎天下の会場内を撮影していました。ホテルへ引き揚げればエアコンはなく、つくづく貧しくなった日本を実感したものです。
 英国ではすでに誰もマスクなどしていません。欧米全般がそうです。にも関わらず、日本では誰もマスクを外そうとはしない。日本だけ今、突出した感染者数が出ていますが、当たり前です。欧米はもうその手の不毛な全数カウントは止めたからです。
 そして日本はまた、海外からの渡航者に対する事前PCR検査という全く無駄な制限まで課している。円安を利用したインバウンド確保を! と叫びながらです。私は帰国日前々日、パディントン駅の構内にあるPCR検査所へ赴いて検査を受けました。行列しているのは全員日本人です。先進国でこんな馬鹿げたことを自国民に課しているのは日本政府のみです。世界各国の外国人向け検査機関は、日本人が無駄に落とすお金で潤っている。私が受けた時の検査料金は、99ポンド。ざっくり1万6千円でした。
 これがいかに馬鹿げていて言語道断な措置か? 日本政府は、国外へと出国する人間に対して、それが自国民だろうが外国人だろうが、PCR検査は課していません。つまり、自覚症状があろうが、エアラインがその客を乗せるのであれば、勝手に出て行ってくれという主義です。これが当然の措置でしょう。
 ところが、入国者に関しては、それが外国人だろうが日本人だろうが、一律PCR検査を課して、陽性者は飛行機に乗せない、と言っている。建前は入国制限です。しかし、羽田や成田まで辿り着けるわけではない。そもそもエアラインに乗れないのであるから、陽性者は誰ひとり帰国できません。そして、その陽性が陰性に変わるまで、別に日本政府のお金でホテルに滞在できるわけでもない。ちなみに英国では、別に陽性者だからと隔離措置はありません。ホテルでだらだらしようが観光に出歩こうが本人の自由です。単に金が掛かるというだけ。
 いったい、これが棄民政策でなくて何だというのか? 改めて思う次第です。日本の常識は世界の非常識! こんな馬鹿げたことをいつまでもやっているから、30年を越えて景気はずんどこ、子供も生まれなくなったのだと。

 あとペロシ! ひとんちの庭先で火遊びするんじゃ無い!

〔大石英司/2022年8月〕

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