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蒼洋の城塞4

C★NOVELS

蒼洋の城塞4
ソロモンの堅陣

横山信義 著

珊瑚海に現れた米国の四隻の新型空母。空では、敵機の背後を取るはずが逆に距離を詰められていく零戦機。珊瑚海にて四たび激突する日米艦隊。戦いは新たな局面へ----

カバー:高荷義之
刊行日:2020/2/19
新書判/256ページ/定価:1078(10%税込)
ISBN978-412-501410-4


そうようのじょうさい
そろもんのけんじん


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コメント

「攻撃は最大の防御なり」という言葉は、いつ、いかなる場合でも成り立つわけではありません。
 一方が充分な防御態勢を整え、待ち構えているところを攻めれば、攻める側は多大な損害を受け、最悪の場合にはいたずらに兵力を消耗した挙げ句、敗退という結末を迎えます。
 史実の日本軍は、攻撃偏重のきらいがあり、防御を固めた米軍の正面から挑んでは、兵力を損耗することを繰り返しました。
 攻撃偏重の軍が攻撃力を失えば、待っているのは敗北の運命でしかありません。
 攻撃一辺倒の日本軍の姿勢は、敗戦の一因となりましたが、日本軍に消耗を強いた米軍の防御態勢も見事だったと言えるでしょう。
 太平洋戦争中の米軍に限っては、「防御は最大の攻撃なり」という言葉があてはまりそうに思います。

〔横山信義/2020年2月〕

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